外免切替、誰が責任とるねん?制度のスキマと現場の不安“外国人ドライバー”受け入れのリアル
“外免切替”が2倍に増えてるって知ってました?
「最近外国人の交通事故ニュース多ない?」 「外免切替って、ホンマにちゃんとしてんの?」
──そんな声、あちらこちらでよく聞きます。
実際、おととしのデータでは「外免切替」で免許を取得した人は6万10人。
10年前と比べてほぼ2倍に増加してます。

万博もあって、特に大阪では外国人観光客や就労者が毎日あふれてる。 運転免許が必要になるケースもどんどん増えてるわけです。
でも、その一方で──
知識確認:2択10問。合格率90%。
技能確認:合格率たったの29%。
…うーん、ほんまに「安全運転の力」確認できてる?って、疑問持たれても仕方ない数字です。
「外免切替」って何なん?ざっくり解説
日本で外国人が運転するには、3つの方法があります。
① 国際免許(ジュネーブ条約加盟国のみ)
② 外国免許+日本語翻訳(対象国:ドイツ、スイス、フランスなど限定)
③ 外国免許切替(日本の試験場で知識・技能の確認)
この③が、いわゆる「外免切替」です。
しかも、一部の国は知識・技能確認が免除(アメリカの一部州、ドイツ、韓国など29の国・地域)って知ってました?
つまり「母国次第で、日本の免許がすぐもらえる」制度なんです。
ほんまに“同じ基準”なん?日本人とのギャップ問題
ここで、日本人が免許を取る流れをおさらいすると──
教習所:30万円超+1〜2ヶ月の通学
学科・技能試験:厳格&高ハードル
一発試験:合格率2〜3%未満
一方、外国人は国によって「講習なし」「実地免除」で切替OK……?
「そら、日本人からしたら不公平って声も出ますよね」
しかも、日本は世界でも珍しい左側通行。 右ハンドル、右ウィンカー、細い道にガードレールなし。日本での運転、実はめちゃくちゃ難しいんです。
事故も実際に起きてます──その背景には?
埼玉県や三重県で「外免切替ドライバー」による重大事故が発生。
問題視されたのは:
住民票の提出が“原則”でなかったこと
観光客でも、ホテル住所で申請可能だったこと
これって、万一の事故のとき「誰が責任とねん?」って話に直結しますよね。
そんな中、2025年5月21日──この事故を機に、警察庁は「住所要件の厳格化」に踏み切った。つまり、制度は“現場の問題”から動くということです。
「外免切替における住所確認を厳格化し、住民票の写しを提出“原則化”へ」
さらに、「知識確認(筆記試験)」についても、これまでの2択10問ではなく、設問数を増やして難易度を上げる方向で見直しを検討中とのこと。
ちょっとずつですが、安全運転の基準が「追いついてきた」感がありますね。とはいえ、「制度変わったで」で終わらせず、現場でどう活かすかが大事ではないでしょうか。
どうすれば安全と利便性、両立できる?
僕の意見はシンプルです。これは特定技能で就労するための考え方ですけど
👉 「それぞれの受け入れ国に“日本式”の教習所を作ったらええやん!です」
もちろん利権の関係などがあると思うので現実は難しいんでしょうけど…。
理由は3つ:
日本の交通環境を再現した実践的な教育ができる
現地で日本語・日本文化にも慣れてから来日できる
結果的に事故率・違反率を減らせる
利権とか置いといて、現実的な仕組みを作るべきやと思ってます。
受け入れ側も“肌感覚”を持つことが必要
現地の運転事情を知らずに制度設計するって、やっぱムリがありますよね。
国も団体も、「人手足りひんから受け入れよう」やなくて、
✅ 外国人ドライバーを受け入れる企業の担当者さん
✅ これから特定技能でドライバー採用を検討している運送会社の皆さん
── ぜひ一度、インドネシア・ベトナム・ネパールの道路を、1日だけでもええからご自分で運転してみてください。細くてバイクだらけの道、信号なしの交差点、歩行者もクラクションも当たり前。これは、海外出張を経験された方ならきっと共感いただけると思います。
──なんなら運転せんでも、助手席に座ってるだけで分かります。笑
一日現地に出るだけで、「これ、日本と全然ちゃうやん…」という“文化衝突”に気づけます。
制度設計に、この感覚こそが必要です。
現地に行って肌に触れることで、 「このままなんもせず対策無しで受け入れしたらあかん」
「日本に来る前と着た後にココは絶対教えなあかん」
──そんな改善のヒントが、現場にゴロゴロ転がってる。
せやから、国や団体にはこういった現場のリアルな声を制度設計にもっと取り込んでほしいと思います。実際に雇用する受け入れ企業の生の声なら間違いないですよ!って感じです。
とはいえ、外免切替がある理由もある
まず前提として、僕は外国人材を扱う仕事をしています。
特定技能の対象分野に「自動車運送業」が追加されたことや、特定技能の外国人が運転免許を取得して、より活躍の幅が広がるというのは、基本的にはすごく喜ばしいことやと思っています。実際、現場の企業からも「免許があれば助かる」「任せられる仕事が増える」といった声を多く聞きます。
でも、一方で──
正直、日本に住む一人の市民としては、“今までの外免切替制度”には疑問もあります。
制度があまりにも簡略化されすぎていたことで、 「本当に日本の交通ルールを理解してるのか?」 「事故が起きたとき、誰が責任とるのか?」 そんな懸念は、僕自身の中にも、あります。
だからこそ、「便利さ」だけでなく「安心・安全」をセットにして考えていくべきやと感じています。
ちょっと冷静に考えてみると、日本がこの制度を維持してる背景にはこんな事情があります。
国際化への対応(ビジネス・観光)
相互主義(日本人も海外で簡易切替してもらうため)
地方の労働力確保(車がなければ働けない地域多数)
さらに深刻なのが、物流業界の人手不足。
EC需要の増加で宅配・運送ニーズは右肩上がり
一方で、ドライバーの高齢化+働き方改革で供給は減少
令和4年度のデータでは──
求人倍率:2.61倍
5年後の人手不足見込み:28.8万人(うちトラック運送業で約20万人)
この流れを受けて、在留資格「特定技能」でも自動車運送業分野が正式に受入対象になりました。つまり、「外免切替」と「特定技能」この2つをどう連動させて“安全×受け入れ”を両立するかが、今いちばん問われてるんです。
まとめ|“便利”も“安全”も、どっちも守る仕組みを
外免切替は確かに便利。でも、現場で困ってる人も多い。
安全面の強化が急務。特に「交通文化」のギャップ対策を。
僕らが制度をちゃんと理解して、意見を持つことが大事。
「簡単に免許取れるのはおかしいやろ!」だけで終わらせず、 「どうすれば現実的に事故が起きないのか?減るのか?」という視点で、「どう育てて、どう守るか」をみんなで考えていかなあかんのではないかなーと思っています。
最後に|このnoteがおもろかった・役に立ったと思ったら…
ぜひ「スキ」「フォロー」してもらえると、めっちゃ励みになります!
外国人材の支援、制度のモヤモヤ、現場のリアル── これからも現場目線で、熱量込めて発信していきます。
── 外国人材、現場からは以上です。
いいなと思ったら応援しよう!
共感いただけた方は、応援いただけると嬉しいです。現場のリアルを伝える原動力として、大切に活用します!