ネット上に自分の居場所を見つける
(前回の話↓)
出産のため退職してからの私は、専業主婦として過ごすようになりました。
専業主婦時代、今まで取れなかった時間が自分で調整できるようになり、家の中で過ごすことが多くなりました。気晴らしのためゲームや読書、習字などをやっていました。納得できるまでトコトン突き詰めてやったら気が済んで、これらを卒業することができたのです。
出産して子どもが小さかった時期は、忙しかったです。幼稚園の送り迎えをする必要がありましたし、自分の時間は限られていました。子供たちは小学校が私立校立ったので、自力で通学できるようになるまではサポートが必要でした。子どもを見送って家に帰っても、できることは限られています。
その頃夫は、「ベッコアメ」というインターネットプロバイダーを使うようになりました。「ベッコアメ」は1994年に設立した会社で、日本でコンシューマー向けのインターネットサービスの先駆けでした。
インターネット回線がつながるようになってからは、ニフティサーブのフォーラムで、マニアとつながることができる世界に魅了されました。
私が好きな小説の話について、身近に話せる人は存在しませんでした。でもニフティのフォーラムなら、マニアックな話をテキストでやりとりできます。私はインターネットの世界の中に、やっと居場所を見つけた思いがしました。
(写真はコレクションの「新青年」)
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