【noteでBL】かし子嬢からの挑戦状〜平和な不穏のススメ〜【あとがき記事】
こちらはなみさんのBL企画、noteでBLに投稿させて頂きました作品のあとがき記事です。
そちらを読んでくださった方向けの、ネタバレを含む内容となります。
ご企画はこちら↓
拙作↓
そもそも不穏とは
実は一回休みのつもりでした
参加宣言のコメントでも言いましたが、今回はお休みしようかなと思っていました。
不穏と一言でゆうても苦手な方向性が多いので今回はお休みしようかな……と思っていたら、NG項目が共感の嵐過ぎて、これはもう参加させて頂くしかない、と名乗りにきました!
さすがかし子嬢、不穏の魅せ方を分かっていらっしゃる😆✨️
あくまでコノヤマの好みとしてはって話ですが、辛すぎる不穏は不穏じゃなくて事案なんですよ。
不穏は、仄めかすくらいが良いの。水面下でじわじわ来てそうな、表面張力が崩れるすれすれが良い。
言うなれば、不穏は静の狂気。
ジャパニーズホラー見たい時にパニックホラーなゾンビものお出しされるみたいなね。ヤンキー受け好きとは言いましたが北斗の拳のヒャッハー系モヒカンモブ受けはノーセンキュー、みたいなコレジャナイ感。
また、登場人物があまりにも理不尽な環境だったりすると、「汚物は消毒だ〜〜!💢💢💢」と心の世紀末野郎が火炎放射器ブッパしだすせいで余韻に浸れない、という事情もあり。もしくは某兄貴がロケラン担いで単独凸しちゃう。(どんな事情だ)
NG項目に共感の嵐
そんなコノヤマですので、かし子嬢のNG項目には「それな〜!」の連続でございました。
いや、ワンコ系後輩攻めなんかは読み専だったら好きなくらいですけど。でも確かに多そぉ〜と納得でしたし、私が書くと健気ワンコ系は受けくさくなるのでそもそも書けないっていうね。
準備編
不穏担当? 残念クールビューティーズ
さて、既存の拙作キャラにおいて不穏を含めたセクシー担当といえば、無自覚恋愛事故物件・音羽先生と食いしん坊参謀官・アルバート。
何やら既に不穏からは逆走かましているような説明文ですね。
それぞれお相手がほんのり豹変系、ワンコ系の要素もありますが、そこはストーリー次第で問題ないでしょう。
問題なのは、「2人だけが幸せな倒錯した世界」の所。2人だけ。
音羽先生は千鳥先生のお兄ちゃん、アルバートは敬愛している隊長の存在がでかすぎる。
出さなくても話は進むけど、そうすると平和にご飯食べて終わりかねない。
そう、小奴ら、不穏の芽はあれど、発芽のきっかけが第三者ありきなのである。
ニッチな妄想くらいはするけど、実行にまでいかないのよ。合理的かつ真っ当な倫理観のある攻めだから。
そんな倫理観を突破する程には、受けの小悪魔力が高くないのも問題。参謀官に至っては、誘い受というより襲い受け。美女が野獣。
ふと湧いたワード、観察日記
となると、脳内の妄想を軸にしていく方向でしょうか。コノヤマ大好き、現実と非現実がごっちゃになる展開。
ここでふと湧いたのが、あらすじの一言「彼氏が俺の観察日記つけてた」。
よく言えばキャッチャー、はっきり言えば出落ち。情熱とキモさが渾然一体になった突っ込み所満載の一言。良いじゃん、これで行きましょう。
ここでさくっと出演キャラクターを変更。
今回は不穏なコメディ書ーこう、と決めていたコノヤマ。アラサーにこれは生々しくてコメディで済まない気がしたのでした。
何より、このキモさと紙一重の執着は、思春期のアオハルボーイズにこそ相応しいでしょ。十代なら黒歴史で済む。はず。
いざ執筆
設定は生えるもの
ちなみに序盤にあるコピペネタは『母「娘が母子相姦もののエロ本隠し持ってた……」』ってやつです。不穏ワード盛り沢山なのに、謎の疾走感で畳み掛ける怒涛の展開。まさしく不穏コメディ。
え、そんなちょっとアレなムッツリ具合が似合うキャラがいるんですか? いるんだな、これが。
選ばれたのは、これ↓の青山委員長でした。
初恋拗らせてる仁志×駿河やメタループ要素ある上総×佐原も良いけど、真面目な優等生ほど、観察とか管理とか束縛とか似合うと思うんだ。(個人の意見です)
思えば青山×駒澤ペアは「普段おちゃらけた賑やかし担当みたいな子が、本気で照れたり恥ずかしさのあまり半泣きになる姿が見たいんじゃ」から始まったお話。つまり駒澤ありきで始まったカップリング。ゆえに青山委員長は当初、なーーんも設定決めずに書きました。
ムードメーカーのお相手なら真面目っ子でしょ、という偏見オンリーのキャラクター。なんなら唯一決まってた眼鏡キャラって設定も忘れられてる。これは酷い。
そんな青山委員長の掘り下げ回。
掘り下げる程の設定なくない??
構成的には、日記文学や作中手記をイメージしていました。『こころ』とか『人間椅子』とか。別名、noteの引用機能で遊んでみようの回。
あっちを立てればこっちが立たず。直して直して直して回る
一応、今回のテーマやコンセプトとしましては「元々依存気質のメンヘラちゃんが粘着かますより、精神的にも人間的にも安定してて周囲の信頼厚い優等生がやらかす方が怖くない?」「いかにもチャラチャラして軽そうな奴程、実は周りをよく見てて闇深かったりする場合もあるよね」って考えが土台にあります。「コメディではあるけど、ルート分岐失敗したらヤンデレ監禁共依存エンドもあり得るのでは?」と思ってもらえたなら大成功。
……なのですが、この塩梅が思いの外難しくて。
コメディ要素強くし過ぎて『リンちゃんなう!』みたいになっちゃったり、逆に不穏増し増しにし過ぎて幸せ行方不明になったり。一部直すだけでも、矛盾や違和感出まくるからあっちこっち微調整に次ぐ微調整。
結局、投稿日当日まで悪あがきしていました。
〆切の良いところは、例え力技でもどうにか完結まで持っていけるところですね。いつでも良いやつだったらお蔵入り間違いなし。内容の出来はともかく。
書き終わってみれば
自分的には、「青山委員長掘り下げ回」というより、「青山×駒澤ペアの似てるようで似てないところが浮き彫りになった回」でした。
二人とも周囲の人の評価を正確に把握していて、それに応えようって意思があるところは同じ。
駒澤くんは「フリには応えたい」と無理のない範囲で楽しんでやってるけど、青山くんは「期待には応えなければならない」と若干強迫概念と化してる。真面目な人程うつ病になりやすいと言われるのってこういうとこだと思うの。
今回は特に「テーマから浮いとるのでは??」感が強い拙作ですが、ほんの少しでも不穏の可能性を感じて下さったり、楽しんで頂けたなら嬉しいです。ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました✨️
