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【すこし・ふしぎ・ばなし番外編】山本蛇内氏妄想インタビュー①【あさっての方角へっ?( ̄▽ ̄)】

4月4日から4月8日までの4日間で、【すこし・ふしぎ・ばなし①〜④】をアップロードした山本蛇内氏。作中には表現しきれなかった背景、余談、エピソードなど話したくてたまらなそうだったため、聞きにいってみた。
このインタビューは、彼がつい先日、スタジアムへ向かう鶴見川べりの散歩中見つけたという喫茶店「月時代ノ白昼夢moonage daydream。(※)」で行われた。
(聞き手・ミュンヒハウゼン談酌だんしゃく
※架空の喫茶店です〜、探しちゃったりしないでくださいね!

開始時に店内で流れていた曲は、デヴィッド・ボウイの「ムーンエイジ・デイドリーム」。


--4日間で全4話執筆、お疲れ様でした。
「ありがとうございます」
(特典:作者オーディオコメンタリー。以下「AC」)自分で自分をねぎらって、からの、その自分に自分で感謝、さらに別の自分が俯瞰でコメント、とまあこういう寸法でね。

--なかなか頑張ったんじゃないですか。
「よく、書いた分量、文字数のこと言うじゃないですか、こういう時。『短期間内で何文字書いた』とか。でも、『書いていないけど、脳内で話を構想していた時間』のことってあまり言われないですよね。ぼくが今回頑張ったのだとしたら、その脳内構想のところ、例えば通勤の行き帰り、脳内でグルグル考えて、という。仕事が繁忙期だったため、勤務時間中は構想がちょっと不可能で、いきおい、そこしかやれる時間はなく。日頃、電車内でno+eの他の書き手さんの記事読んだりコメントいったり、あるいは読書やネット検索しているのを、全部置いといて、『ひたすら脳内グルグル』をここ数日、短時間集中的に、続けてた感じですね。さすがに脳が疲れました」
AC  「いきおい」っていう副詞の用法は、いっつも不安になる。

--wakaran2929さんとサッカー観戦に行くことが決まったときから、「記事化」のことは考えていたのですか。狙っていた、というか?
「『町田GIONスタジアムに歩いて向かいたい』という記事を書いてアップした時点では、『これの続きは絶対書くぞいな』と、そこは確実に思っていました。
なにしろ、記事タイトルがまんま、書く宣言になっていますし(笑)……

--「書きたーい」という、タイトルがもうネタフリですもんね、ご自身への。
「ですです、ネッタフリックスです(笑)」

--ん、「寝たふり」とも掛けてますか?この期間あんまり寝てない的な」
「そして、『練ったフリ』とも掛けています。話、あんまり練れてない(笑)」
--「#なんのはなしですか」み、増してきましたね(笑)

”ドヂョーン”みたいなあの音と共に

「はいほんとに。ああそれで、えっと、歩く記事の話に戻ると、無理むり苦行がごとく記事化のためにやる、ということではなくて、もともと日常的に歩くのが好きなもので。その延長線上で『歩きたいな』と思う方ではあります」

--なるほどです。【すこし・ふしぎ・ばなし】の方はどうでしょう。いつごろから書くつもりがあったのですか。
「上の『歩いて向かう記事』と違って、これは最初は本当に考えていなかったのです。だったのですが、wakaranさんの過去記事だったり、リアルタイムの記事での思いだったりと目にしている中で、『書きたいな……、いやむしろ俺、書くべきなんじゃないかな』という謎の使命感が、降りてきまして。

初回をアップするのが4日金曜朝なのですが、その数時間前の3日木曜の夜、構想をなかば即興のようにイキナリ練り始めて。それをそのまま彼にLINEで送って、承諾をもらってからの着手でした」

そうです。あなたが、生まれ変わりです(?)。


--構想ではなく、降りてきたのは使命感のほうだった。
「ですね。wakaranさんがいろいろ頑張ったり、その中で葛藤したりされている様子を、記事から感じるものがあって。『何か俺にフォローできることがあるんじゃないか、それは応援記事を書くことなんじゃないか?』ってですね。しかも、面白おかしいテイスト、架空みのつよい……いわゆるひとつの『なんのはなしですか』って、書いている自分も思うし、読む方にも感じてもらえるような感じに仕上げたら、いいんじゃないかなと」
AC  そんな俺ですが、「#なんのはなしですか」の用法、いまだにわかってない。なので、今回、お試し参戦してみます、というか、させてください☆「壁を作るんじゃなく、壁が見えそうなら見ないで越えちゃえ俺」、そんな心意気で。

-- 当初の構想から、「天空」ありきなんですね。
「当日向かうFC町田ゼルビアのHOMEスタジアムの愛称が、『天空の城』なのを、しつこくいじりつづけている感じですよね。その意味では、他のスタジアムではあり得なかった、町田ゼルビア絡みの話だったからこそ生まれ得た、と言えますね。「能蔦のづた」という地名も含め。この当て字、架空地名自体は、私が昔住んでいた土地の名前「能ヶ谷のうがや」からインスパイアされてもいます。そして『天空の花婿』は、ドラクエ5のサブタイ『天空の花嫁』のパロディです」

さりげなく描き込まれている馬車とか、いいなぁ

--で、翌日朝にはアップ。
「最近、文章を書き出す前に、ImageFX師匠に相談して(=プロンプト入力して)、一枚、絵としてビジュアル化してから書き出すことが多いのですが、このときの出来栄えが本当に気に入っていて。ちょっと、『スター・ウォーズ』のレイア姫とハン・ソロみたいな雰囲気に、月王こと月江さんと蛇顔男を生成してくれて。文字通り、師匠が物語を喚起して、で私がそれに触発される格好で、ばーっと明け方に書いていくことができました。
AC  「〜の格好で」の用法もよくわかってない。あと実はいまだに『スター・ウォーズ』は未見です(観るべき、観ようって思いつつ35年ぐらい経ってしまい)。

月の王に「ただのママ友月江さん」的に対等にも立てる、そんな特異な存在としての蛇顔男の図

--地球の、歴史上の各地域の「王権」とは、何か違う感じを醸し出す絵になっていますよね。権威の出し方というか……、群臣や民衆との距離感が非常に近い。
「そこです。そこ、ImageFX師匠が素晴らしい仕事をしてくださったなと。これは後付けですが、王が持つ”化魔カーマ”の卓越した力が、それを可能にしているんじゃなかろうかなぁと。『技術が、人の在り方を規定する』的な話ですね。」
AC  スマホや携帯電話が当然の昨今では、「待ち合わせのすれ違い」をドラマとして描けないなんてのも、そうしたことの一つな。

--ところでお手元のそのノート、創作用ですか。
「いや、インタビューしてくださるっていうので、カッコ付けで持ってきただけです(笑)少なくとも、今回はノートにペンで書き付けて反すうする作業は、していないですね。脳内オンリー」

--では、別の作品を構想するときは、されているんですか。
「するときもあります。今、長いものを構想していますが、それはノートであれこれ書いては消しして、練っているところです。そもそもノートやペンなど文房具が大好きな男なので、自分で創作をしてみるずっと前から、ノートやペンを集めたり、それで書いてみて悦に入ったりが好きでしたね。そうしている俺が好き的な」

--へんなおじさんですか。
「そうです、わたしが、へんなおじさんです」
AC  R.I.P  志村けん(1950-2020)

--(笑)。月王が月江さんとして、あえて人の世の保育園に来ている理由はあったのですか。
「あ、そこはノーコメント。読んでくださる方の想像力に委ねたいです。一つの仮説だけ言えるとしたら、月から”見”ていて、気になった”候補者“にはいろんなやり方で接触しているかもしれないですよね、月王自ら。」

--なるほどです。ちなみに、作者ご自身では、実際に保育園でああやって朝夕のお支度をされていた経験なんて、お持ちだったりするのですか。
「持ってます!現役で頑張ってるママやパパに、エールを送りたいですね」
AC  アンチモラル街道は、一般論としては、歩まない方がいいです。歩まないに越したことはない。

--作中に「トラバント」って車が出てくますね。あれはどうしてですか。

「最初は、もっと普通に、『超お高い車種』で書いてたんですね、ジャガーとかマイバッハ。でも、『違う、そうじゃないだな……』と思い直し、ためしに『旧モデルのワーゲンビートル』でプロンプトを打ったんです。すると、出てきた絵の車があの感じだったので、なんとなしに『トラバントってこんなだったよね』といういいかげんなノリで、そうしちゃった次第です。ちなみに、トラバントという車を知ったのは、高校時代に愛読していた『Masterキートン』(浦沢直樹・勝鹿北星・長崎尚志脚本、浦沢直樹作画)という漫画からです」

本当に「トラバントがこんななのか」の検証はしてないままです……汗

--「竹林」を奥へと、どこまでも抜けていく場面ですね。
「『竹林』は当然、竹取物語からです。ちなみに、現実で、スタジアムへ向かう道すがらも、竹林はあちこちで見かけて「おおー(現実と、自分の創作がクロスオーヴァーしてるのを感じるの、楽しい〜!)」なんて思い、ニヤついてました」

東京といっても、なにせ町田は中心部以外は自然豊か

「……あ、ちょっこし、トイレ行ってきてもいいですか」
--わかりました。ではいったん少し休憩を挟みましょう(内心「早っ」と思いつつ)。再開後は、物語の第2話以降について、お聞かせください」
(聞き手、一度、ICレコーダーの電源を切る)

(↓②につづきます)

#なんのはなしですか

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