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「早く退職届を出してほしい」

↑で、退職までの流れについて少し触れているので、参考まで。

熱田神宮に参拝した翌週の、上司と年度末の面談の場。翌年度の業務分担の話になった段階で「退職を考えています」と切り出した。

両親の介護の状況、今の職場で私が一番土日勤務や平日夜間の超過勤務が多いこと、今後家庭との両立が難しくなる見込みであること…などを説明した。

上司からすぐに返ってきたのは、

「そういう事情であれば引き止めないので、早く退職届を出してほしい」

という言葉。

今後の見込みについて説明したあとに、「家庭と両立できる超過勤務の少ない職場に移ることにしました」と伝えるつもりだったが、上司の言葉で「強制終了」となった。

この面談で、業務量の調整や休暇取得について検討するという話が一言でもあれば、今年度末ぐらいまで今の職場に勤めていただろう。

けれど、上司の言葉を聞いた瞬間、不思議と怒りは湧いてこなかった。むしろ、あの熱田神宮の境内で感じた「そのままでいいんだよ」という優しい静寂が、私の背中をそっと包み込んでくれるような感覚があった。

「ここではもう、頑張らなくていい」という確信。それは熱田神宮の神様が授けてくれた「潔い決別」という贈り物だったのだと思う。

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