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「話すことで、やさしい風が吹きはじめる」

ひとりで抱えるの、しんどいよね

体調のことや心配ごとって、
本当は誰かに聞いてほしいのに、なかなか口にできないことがあります。

「みんなに迷惑かけていないかな」
「どう思われるかな」

そんなふうに、心の中で何度も自分を責めてしまう。

でも、そうやってがんばり続けている方、きっとたくさんいるんじゃないでしょうか。

今日は、“誰かに話してみる”ことで、
ちいさな安心や前向きな気持ちが生まれたエピソードをお届けします。



そっと話せる場所があるとき

ある日、職場の方から
「最近お休みが多くなっているスタッフさんがいて……」
「会社から直接声をかけると、かえって気を遣わせてしまいそうで」

そんな相談が寄せられました。

はじめてその方と会ったとき、
正直、最初はとても緊張した様子。

視線が落ちがちで、
ぽつり、ぽつりと短い言葉が返ってきました。

「体調が悪くて、急に休んでしまうのが本当に申し訳なくて……」
「婦人科の病気のことも、まわりにはなかなか伝えづらくて」

そんな気持ちを、小さな声で教えてくれました。


時には、

「こんなふうに続けていたら、いっそ辞めてしまったほうがいいのかな……」

そんなつぶやきも、ぽろっとこぼれました。

でも、すぐに
「でも、本当は仕事も同僚も好きなんです」
「働いている時間は楽しいし、できればここで頑張りたい」

少しずつ、心の奥にしまっていた本音が出てくるようになりました。


やがて、ぽつぽつと

「婦人科の手術をして、その後の治療の薬がどうも体に合わなくて……」
「朝になって急に動けないことも多くて、どうしても職場を休んでしまう自分が情けないです」

そんな言葉も、静かに口をついて出てきました。


ぽつり、ぽつりと心がほぐれて

最初は言葉少なだったその方が、
話すうちに、表情も少しずつやわらかくなっていきました。

「こうして誰かに話すだけで、少しホッとしました」

ふっと肩の力が抜けたような笑顔が、とても印象的でした。

「ちゃんと気持ちを聞いてもらえたことが、思った以上に力になりました」

そう伝えてもらったとき、
私自身も心がじんわりあたたかくなりました。


小さな工夫で、安心がふえる

その後、職場とご本人の連絡のしかたについても、
「もっと気軽にやりとりできる方法があったらいいですね」とみんなで考え

そこで、チャットツールを使ってみることに。


「電話や対面だと緊張してしまうけど、チャットならゆっくり自分の気持ちを書けるので助かります」

ご本人からも、そんな声が。

「今日は調子がいいです」
「今朝は体調がすぐれないので、ゆっくり行きます」

そんなやりとりができるようになって、
まわりのスタッフからも

「今までより声をかけやすくなった」

そんな感想が届きました。


大きな変化じゃなくても、
「気持ちをためこまなくていい」「ひとりじゃない」

そう思えるだけで、
毎日が少しだけ優しくなります。


あなたのままで、だいじょうぶ

たぶん、まわりから見れば「小さな変化」に見えるかもしれません。

でも、誰かに話してみる勇気や、
ほんの少し働きやすくなる工夫は、
その人にとってはとても大切な一歩です。


「話してみて、ちょっと楽になりました」
「前より、自分を責めすぎずにいられそうです」

そんな言葉が、心にじんわり残っています。


もし、今この文章を読んで「自分も話していいのかな」と迷っている方がいたら、
どうか無理せず、少しだけ誰かに頼ってみてくださいね。

ひとりでがんばりすぎなくて大丈夫。
ちゃんとあなたの声を受けとめてくれる人がいます。

今日も、どうか自分のペースで。
あなたの毎日が、すこしずつ優しくなりますように。


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