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40代男性を公開説教した夜

皆さんはマッチングアプリで提示されているプロフィール写真ってどのくらい信用していますか?
誰でも簡単に写真の加工ができたり、撮り方によっては奇跡の一枚というべき写真が使われていたりするため、正直プロフィール写真だけで相手の人となりを判断するのは難しいですよね。そもそも顔写真載せていない人もいるし。

かく言うわたしも、マチアプをぶん回していた頃はとにかく写真の雰囲気重視で”イイね”を送っており、多々痛い目を見ました。
今なら分かるんです、「マッチングアプリ(特にティンダー)の中にリアル事など何一つ存在していない」ということが。虚構だらけの魔窟ですものね。


そんな訳で、「おもしれー男」シリーズです。
ちなみに今回、2300字あります。狂ってやがる。
↓ ↓ 前回 ↓ ↓





1 お相手

お名前:たもつ(仮)
年齢:アプリ内→当時32歳
   実際→40代(わたしより一回りくらい上)
職業:知らない
雰囲気:アプリ内→竹内涼真みたいな爽やか青年
    実際→あつ森のたもつ(ゴリラ)
マッチから初回デートまでの期間:2週間


2 マッチングから初アポまで

「何この人、めっちゃ竹内涼真やんけ優勝!」とか思いつつマッチング。話の流れで最近新しくできた居酒屋さんに行ってみようということになり、サクッと会う予定を立てた。
もし時を戻せるのなら、「こんな田舎に竹内涼真など存在しない、正気に戻れ」と、IQ2な当時の自分をぶん殴りたい。


3 あっれれ~?おっかしいなぁ~?(某コナン)

当日、予約したお店の前で待ち合わすることになり、約束の時間10分前には「お店の前に着いたので、待っていますね。焦らずゆっくり来てください」との連絡が。マメな人だなーと思いつつ、わたしもそれから5分ほどして到着。

だがしかし、探せども探せどもわたしの竹内涼真がいない。

キョロキョロと周りを見渡していると、後ろから「千晴さんですか?」と声をかけられた。安堵した気持ちで振り向いたわたしの目に飛び込んできたのは俳優の竹内涼真ではなく、もちろん加工が外れ気味の竹内涼真でもなく、更には100回殴ってから全力で引き延ばされた後の竹内涼真でもなく、あつまれ!どうぶつの森でお馴染み、”たもつ”そのものだった。


噛めば噛むほど味わい深いたもつ



4 帰りませんよね?

「写真詐欺どころの騒ぎじゃねーぞ!!!」と叫びそうになったが、生憎ここは繁華街のど真ん中。周りにたくさん人がいる中で目立ちたくはない。

言いたいことは山ほどあったがわたしは大人なので、「とりあえずお腹空いたし、お酒でも飲まなきゃやってられないです。ちゃんとお金持ってきてますか?流石に奢りですよね??分かってますよね???」とたもつにしっかり圧をかけ、予定通り居酒屋でご飯を食べることにした。
だって、ドタキャンしたらお店に迷惑がかかるし。


5 詰問してみる

とりあえず生ビールを注文し、一息つく間もなく詰問タイムへ。
たもつは、わたしが帰らなかったことに安心したのか、若干オドオドしながらもにこやかな様子で洗いざらい吐き出した。

・プロフィール写真の竹内涼真は、ネットで拾ってきた画像をイイ感じに加工して作った
・年齢も本当は32歳じゃなくて40代(忘れた)
・でも、若い子って年上好きっていうし問題ないでしょ?
・以前は自撮りを載せていたが誰ともマッチしないため、マッチング率を上げたくて拾い画を使用した
・中身はよく若いと言われるので、会うことさえできればイケると思った
・若い女の子と話したかった
・ガールズバーとか、キャバクラとか、お金を介した関係じゃなくて日常生活の中で出会いがほしかった

などと供述しており


それに対して

・自分の年齢を棚に上げて、相手に求める年齢層が20代というのは頭が沸いているとしか思えない
・若い女性は年上だから好きなのではなく、小綺麗かつ清潔感があって、経済的にも精神的にも包容力のある年上男性だから好きなんだ。舐めるな
・あなたのそれは”若い”ではなく”幼い”
・若い子とお喋りしたければお金を払ってそういうお店に行け。ケチるところじゃねーから
・そもそも40歳にもなって騙し討ちするな、恥を知れ

多分、実際はこの500倍くらい酷いことを
言っていた自覚はある


保身のために悪意ある嘘をつく人間に遠慮は無用」が我が家の家訓なため、ガンガンに詰めていく。個室ではないので、恐らくこのやりとりは周りからも聞こえているだろうがそんなことは関係ない。
わたしの竹内涼真を奪った罪は重い。


6 哀れなたもつ

程なくして、わたしが詰めすぎたのか、お酒が進みすぎたのか定かではないが、たもつがホロホロと涙を流しながら
「ボロクソに言われたことに関してはショックだけど、若くて可愛らしい子と一緒に飲めて楽しかった。ありがとうね」「今日のことを思い出にするね」とお礼を言い始めた。え、怖。

本来なら、わたしは竹内涼真を肴にお酒を嗜んでいる予定だったのに、なぜたもつの涙を見ながら酒を煽らなければならないのだろう。
神様、一体わたしが何をしたというのか。


急に泣かれて戸惑ってしまい収集がつかなくなったため、もちろん全会計をたもつに委ね、お開きとなった。
最後に、「こんなこと二度としないでくださいね。次やったらSNSで晒しますよ」と忘れずに呪いはかけておいた。わたしのような哀れな女性を、これ以上この世に増やしてはならぬ。


こうして、竹内涼真もといたもつは、トボトボと夜の繁華街の中に消えていったのであった。



楽しくなりすぎて、ただ単に“マチアプで写真詐欺おじに当たったよ!”という話を書くためだけに2300文字超えの乱文になってしまった挙句、特にオチはありません。そしてわたしはこの記事の中で何回”竹内涼真”と連呼したのかしら。

皆さまも、写真詐欺に気をつけて良きマチアプライフを。それでは