2025/10/25 保育園最後の運動会 〜期待を手放して見えたもの〜
2025/10/25
霧雨が静かに降る朝。
窓の外は白く霞んでいて、いつもより少しぼんやり。
白湯を飲みながら、今日は次女の保育園最後の運動会。屋内で行うと聞いていたけれど、どんな一日になるだろう。
正直なところ、最後の運動会は屋外で思い切り走ってほしかった。例年のリレーや組体操、ダンス。
長女の時にすごく感動したことが甦る。
そんな姿を見れば、「大きくなったな」と実感できる気がしていたから。
いつもより静かな胸の高鳴りを感じながら、傘を手に家を出た。
思い描いていた運動会とは違ったけれど
体育館での運動会。
「はじめのことば」で、一列に並んだ子どもたちの中、次女は直立不動に真顔で立っていた。ソワソワ動く子が多い中、その緊張した姿が愛おしかった。
はじめて目にした昆虫太極拳では、普段チアダンスで弾けている次女が、控えめに動いている。
そういえば「恥ずかしいからやりたくない」と話していたことを思い出す。
「本当に同じ子?」と思うほど。そのうち、だんだん動きが速くなり、リズムに乗ってポーズを決める姿は可愛らしかった。カメムシのポーズがお気に入り。
スピードアップしても間違えずにポーズをとるあたりが、次女らしいなと思う。
親子対決の雑巾がけリレー。
子どもたちが円陣を組んで「頑張るぞ!おー!」と叫ぶ姿に、だいぶ表情が和らいできた。
思いのほか早くて、親側も必死。
うまい具合にいい勝負。
走るリレーより盛り上がったかもしれない。
そして、戸板のぼり。
一番高く、垂直にセットされた難しい板に挑戦する次女の表情は、余裕だった。
自信があるのがわかる。できない子はいなくて、みんながそれぞれのレベルで「応援」を力に挑戦していた。保護者の応援もどんどん大きくなり、体育館全体に一体感が生まれた。
比べていたのは、私の期待
最後だからと、屋外での華やかな運動会を期待していた私。でも、体育館で見た次女の姿は、それとは違う形で「大きくなったな」を教えてくれた。
緊張しながらも、自分の役割を果たす姿。
だんだんと表情が和らいでいく過程。
そして、自信を持って挑戦する姿。
長女は帰り道、「まぁまぁの出来だった」と次女のソーラン節を評価した。当たり前だけど、次女は怒っていた。
春の運動会でソーラン節を踊った長女。
つい比べてしまっていた自分にも気づく。
「長女のようにのびのびとカッコよく…」と願うのは、私の中の身勝手な“理想像”だった。
体調不良の子が多くて、練習があまりできなかった。
短期間でよく覚えて、ここまで形にしたなと思えた。
私たちはつい、「こうあってほしい」という期待の枠で子どもを見てしまう。
『こうあってほしい』という期待を無意識に押し付けていませんか?
形や派手さよりも、挑戦の中に見えるその子らしさ。
それを見抜くまなざしを持つことが、親に求められる成長なのかなと思った。
「違う」を受け入れる柔らかさ
運動会の後、お友達家族とマックでランチ。
話題はもちろん、運動会のこと。
その後の、ピアノ教室もしっかりとこなした。
夕食で、次女はとんかつのリクエスト。
ごはんをおかわりして頬張っていた。
運動会は、順位や技の完成度を競う場ではない。
わかっていても先入観や固定観念が出てきてしまう。
期待やイメージと違っても、そこにある成長を見つける目を持っていたい。
あなたは、どんな瞬間に成長を感じますか?
できることが増えることよりも、『挑戦しよう』と思えた瞬間を見逃さずにいたい。
きっと、それが成長のスタートだから。
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