2025/05/27 6歳の娘をまるごと抱きしめて〜手はかけずに心を込めて〜
2025/05/27
チョコケーキの残り香がまだキッチンに漂っていて、
ふと昨日の「お祝いを前倒しした夜」の余韻がよみがえる。
でも今日こそが、本当の“その日”。
次女が6歳になった朝。
「今日はお誕生日だね、おめでとう!」と言うと、にっこり笑って「ふふ、ありがとう」と返された。
ちょっと得意げで、ちょっと照れていて。
その顔を見ていたら、不意に、6年前のあの日がぶわっと蘇った。
昨日は予定変更で慌ただしくお祝いをしたけれど、今日は本当のお誕生日。
ゆっくりと、この特別な一日を味わいたかった。
次女がこの世界に「おまたせ」と言って出てきたあの日のことを思いながら。
陣痛バッグにお菓子を入れ忘れた私へ
今更、出産レポを書くなんて、少し恥ずかしい。
でも、6年たった今だからこそ、思い出を言葉に残してみようと思う。
— 2019年5月26日(39週6日)
朝6時。生理痛のような痛みが15〜20分間隔でやってきて、「あ、本陣痛かな」と思いつつ、長女と公園でボール遊び。
昼前には10分間隔がちらほら、下腹部がキューっと締められる痛みが続くようになった。
それでも「まだ先は長い」と思って、お昼寝。
1時間眠れて、体力温存した。
夕方には7分間隔になり、産院へ連絡し、義実家に長女を預けて病院へ。
— 21:00 病院到着。子宮口は3.5cm。
「もっと開いてると思ったのに…」と、ちょっとショックを受けた記憶。
尾骶骨を砕かれるような痛みと、1時間…また1時間…と、少しずつ深まっていく陣痛の波。
日付が変わった頃、「もう出る!」という感覚。
いきみたいのを我慢してナースコール。
分娩台に“歩いて”移動するスタイルで、ヨボヨボとなんとか乗った。
— 1:24 無事に出産。
「頭」「肩」「足」と順番に出てくる感覚が、長女の時と違ってしっかりわかったのだった。
一人目の時には味わえなかった“赤ちゃんが生まれる瞬間”を、心と体で感じることができた。
長女にそっくりな3150gの元気な女の子。
だけど、なかなか泣かなくて…
不安になっていたら、ようやく「ふにゃっ」と控えめな声が聞こえたのだ。
陣痛バッグにお菓子を入れていなかったことを激しく後悔しながら、産後の朝食までの時間がとても長く感じたこと、破水のタイミングがわかったこと。
全てが、今では懐かしい。
今日の笑顔「6歳おめでとう」
— そして2025年5月27日。現在。
6歳になった次女。
お姉ちゃんが大好きで憧れていて、ライバルでもある。ピアノもチアダンスも全力で頑張って追いつこうとする努力家。
野菜大好きなお姉ちゃんとは違って、唐揚げとハンバーグとチョコレートが好き。苦手だけど、野菜がモリモリ食べられるとカッコいい!と密かにチャレンジする挑戦家。
小動物やぬいぐるみを溺愛していて、プリキュアやゾロリやドラえもん、コナンを楽しみにしている。
最近は、シマエナガやアキクサインコにも興味を持っていて、図鑑をながめては「かわいい」とつぶやく。
自分の“好き”を、少しずつことばにして伝えられるようになった。
「好きな色は白と黒と茶色!」と笑いながら言って、
あとで「あ、ミントグリーンが1番だった!」と照れるところまで含めて、全部が今の次女。
出産の時には全く想像できなかった。
“ひとりの人”の輪郭が、日に日にくっきりしてきているのを、私はただ楽しく見守っている。
手はかけずに心を込めて
夕飯は娘のリクエスト通り。
唐揚げ、ハンバーグ、ケチャップライス、どうぶつポテトのスペシャルお子様プレート。
大人から見ると「いかにも子どもの好きなもの」の組み合わせだけれど、これが6歳の娘にとっての最高のごちそう。
「どれも好きすぎて迷う!」と笑いながら食べる顔に、
6年間という時の積み重なりを、しみじみと感じた。
そして、昨夜の残りのチョコケーキを——
“大好き”を全部詰め込んだ、あたたかい食卓。
手はかけすぎない。でも、心は込める。
そんな我が家流のお祝い。
保育園では「ママが作ったチョコのシナモンのケーキを食べた!」と、みんなに嬉しそうに話していたらしい。
昨日急いで作ったケーキのことを、こんなふうに誇らしげに話してくれていたなんて!
手作り感満載で、決してお店のケーキのように美しくはなかったけれど、娘にとっては特別なケーキだったのだと知って、胸がいっぱいになった。
手の込んだお料理ではないけれど、娘の喜ぶ顔を思い浮かべながら準備した時間。それが何よりも大切な「心を込める」ということなのかもしれない。
完璧な手作りや豪華なお祝いじゃなくても、家族みんなで「おめでとう」の気持ちを共有できれば、それが一番の贈り物。
今日の“すき”は、今日だけの宝物
次女が自分の「好き」をしっかりと言葉にできるようになったということ。
6歳の今、娘が大切にしているもの、好きなもの、楽しいと感じること。数年後には変わっているかもしれない。
でも、この瞬間の娘の「好き」を記録しておくことで、いつか振り返った時に「そうそう、あの頃はこんなことが好きだったね」と一緒に笑い合えるのではないだろうか。
昨日の前倒しパーティーも
保育園でのお誕生日会も
ケーキの最後の一口も——
どれもが、この日を彩る大切な要素だった。
子どもの誕生日は、親にとっても特別な日。
この子と出会えた日。
この子と一緒に歩んできた日々への感謝の日。
完璧を目指すのではなく、今できる精一杯の愛情を注ぐこと。それが、きっと子どもにとっても一番嬉しいことなのではないだろうか。
あなたにとって、大切な人の「今の好き」を聞いたのはいつでしょうか?
時々立ち止まって、身近な人の「今」を知る時間を作ってみると、新しい発見があるかもしれませんね。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
“6歳”という年齢は、親にとっても特別な節目。
あの日の「ふんぬー!」という私の踏ん張りから。
今日の次女の「おいしい!」まで。
たくさんの瞬間がつながっていて、
ちゃんと、ちゃんと、育ってる。
明日もまた、小さな幸せを一緒に見つけていきましょうね。では、また!
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