自然と共に生きる #29|チェストベリーは、飲むだけじゃなかった。
「植物は、一つの使い方しかない。」
……ほんとにそう?
こんにちは。
心の結び目をやさしくほどき、
本来の自分へ還るお手伝いをしている、
ゆきよちゃんです🌿
最近、
道の駅では、
チェストベリー(セイヨウニンジンボク)の新芽を手に取ってくださる方が増えてきました。
「どんなお茶なんですか?」
「どうやって飲むんですか?」
そんな声をいただくたびに、
この植物の面白さをもっと知っていただけたら嬉しいなと思っています。
2,000年以上親しまれてきた植物
セイヨウニンジンボクは、
地中海沿岸を中心に、
古くから人々の暮らしに寄り添ってきた植物です。
実は「チェストベリー」と呼ばれ、
ヨーロッパでは女性のためのハーブとして親しまれ、
現在でもハーブティーやサプリメントなどに利用されています。
長い歴史の中で、
人々が植物と向き合いながら暮らしてきたことが伝わってきます。
※食品であり、特定の効果や効能を保証するものではありません。
「修道士のコショウ」と呼ばれた理由
チェストベリーには、
「修道士のコショウ(Monk's Pepper)」
という面白い別名があります。
中世ヨーロッパでは、
実をコショウの代わりとして料理に使っていたと伝えられています。
また、
修道院では貞潔の誓いを立てる修道士たちが、
この植物を暮らしの中で用いていたという言い伝えも残っています。
歴史を知ると、
一杯のお茶にも、
遠い国の文化が重なって見えてくるようで、
なんだかワクワクします。
葉っぱと花は、まるで別人でした
私が道の駅で販売しているのは、
やわらかな新芽です。
爽やかで、
すっきりとした飲みやすいお茶になります。
一方、
花を乾燥させてお茶にしてみると、
思わず驚きました。
お湯を注ぐと、
ふわっと広がるフローラルな香り。
でも、
ひと口飲むと、
あとから少しだけスパイシーな余韻が残ります。
同じ木なのに、
葉っぱと花で、
こんなにも香りも味も違う。
植物って、
本当に面白いなぁと思いました。
飲むだけじゃない楽しみ方
昔の人は、
植物を飲むだけではありませんでした。
香り袋にしたり、
衣類の近くに置いたり、
暮らしの中で香りを楽しんだり。
植物は、
薬でも、
食べ物でも、
飾りでもなく、
もっと自然に、
毎日の暮らしのそばにあったのかもしれません。
だから私も、
お茶として飲むだけではなく、
袋を開けた瞬間の香りや、
お湯を注いだ時の湯気まで、
楽しみたいと思っています。
「一つしか役割がない。」
……ほんとにそう?
チェストベリーは、
飲むだけの植物ではありませんでした。
香りを楽しみ、
歴史を知り、
季節を感じる。
一つの植物に、
いくつもの楽しみ方があります。
人も、
きっと同じです。
仕事だけ。
子育てだけ。
肩書きだけ。
そんなふうに、
一つの役割だけで生きているわけではありません。
私たちも、
いろいろな表情を持っています。
今日の小さなワーク
最近、
「私はこれしかできない。」
そう思ったことはありませんか。
そんな時は、
一度だけ、
自分へ問いかけてみてください。
「ほんとにそう?」
もしかしたら、
まだ気づいていない魅力や役割が、
あなたの中にも眠っているかもしれません。
おわりに
チェストベリーは、
一つの植物なのに、
葉っぱも、
花も、
実も、
それぞれ違う魅力を持っています。
自然は、
「一つである必要はない。」
そんなことを教えてくれているような気がします。
だから今日も、
あなたへひとつだけ問いを届けます。
「ほんとにそう?」
あなたも、
ひとつの役割だけでは語れない、
たくさんの魅力を持った存在なのかもしれません。🌿
🌿 よかったら、自然の香りもおすそ分けします
この記事でご紹介したチェストベリーの新芽も、
八女・星野村の自然の中で、
季節に合わせて一枚一枚収穫し、
香りを大切にしながら低温乾燥しています。
袋を開けた瞬間の香りや、
お湯を注いだ時の湯気とともに、
季節の移ろいを感じていただけたら嬉しいです。
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