勉強が苦手だった私が、世界と遊んできた話
私は昔から勉強が苦手でした。
特に英語。
中学のテストでは、0点を取ったこともあります(笑)。
中学生の頃は授業もほとんど聞いていませんでした。
先生が苦手で、後ろを向いて友達と話していた記憶しかありません。
テスト前に勉強しても、何も頭に入ってこない。
だから私は、
「私は勉強が苦手なんだ。」
そう思っていました。
英語0点の私が、ニュージーランドへ
そんな私が、なぜか高校在学中に1年間、ニュージーランドへ交換留学することになります。
もちろん最初は英語なんて話せませんでした。
でも、不思議なことが起きました。
私は文法を勉強するより先に、
人の話し方を真似していたんです。
言葉のリズム。
イントネーション。
口の動き。
「へぇ、こう言うんだ。」
「へぇ、この音なんだ。」
そんなふうに、毎日夢中で聞いて、真似をしていました。
ある日、現地の人に言われました。
「え?日本人なの?ネイティブだと思ってた。」
え?
私が?
英語0点だったのに?
文法を知らないのに話せた理由
留学生活も終わりに近づいた頃、
私は日本人向け語学学校の一番上のクラスで授業を受けるようになっていました。
ある日、先生が文法の説明を始めます。
「この文法は知ってるよね?」
私は素直に答えました。
「知りません😊」
教室が静まり返りました。
先生は驚いた顔で、
「え?あなたのレベルで知らないはずがないわ!」
と、本気で驚いていました(笑)。
実は私は、
関係代名詞も、
時制も、
文法の名前をほとんど知りませんでした。
でも、会話の中では自然と使っていたそうです。
帰国後、英検を受けました。
留学中、参考書をホームステイ先のお母さんに見せたことがあるのですが、
その時は、
「なにこれ?意味が分からない(笑)」
と頭を抱えていました。
ネイティブの人でも、
普段は自然に話していても、
文法を細かく意識しているわけではないんだと知りました。
ちなみに私は今でも、
英語の文法はほとんど分かりません(笑)。
それでも英検を取得し、
TOEICでは770点を取ることができました。
「勉強が苦手」じゃなかった
最近になって、
やっと一つのことに気づきました。
私は勉強が苦手だったんじゃない。
人から教わることが苦手だった。
私は、
体験しながら学ぶ人だったんです。
私の教材は、世界だった
振り返ってみると、
英語だけではありません。
母が泣いている姿を見て、
「なんでこんなに生きづらそうなんだろう。」
植物を見て、
「なんでここに生えるんだろう。」
AIと話して、
「なんでそう考えるんだろう。」
私はいつも、
教科書ではなく、
世界を観察していました。
母は詩吟の先生でした。
しかも何度も日本一になったことがあり、
実家は詩吟の家元です。
子どもの頃から、
音をよく聴いて、
そのまま真似することが当たり前の環境で育ちました。
だから英語も、
文法ではなく、
音から覚えていったのかもしれません。
本は先生ではなく、答え合わせ
私は本を読むことも好きです。
でも、本を読んで教わる感覚はあまりありません。
私にとって本は、
学ぶものではなく、
人生で気づいたことの答え合わせなんです。
だから、
空海も。
お釈迦さまも。
心理学も。
脳科学も。
読むたびに思います。
「あ、やっぱりそうだった。」
世界と遊んでいたら、できることが増えていた
そして最近、
もう一つ気づいたことがあります。
私は学ぶために生きているわけではありませんでした。
ただ、
世界と遊んでいただけだったんです。
子どもが、
「お肉を食べたくない。」
と言えば、
「へぇ😊」
じゃあ豆でハンバーグを作ってみよう。
麹コンソメも作ってみよう。
中華麹も面白そう。
そんなふうに遊んでいたら、
料理の幅や、できることがどんどん増えていました。
道の駅の売り場が狭くなった時も、
思いがけない出来事がありました。
でも私は、
「じゃあどうしよう。」
と考えて台を買い、
売り場を作り直しました。
すると、
前よりずっと見やすく、
目立つ売り場になりました。
今では、
あの出来事に感謝しています。
課題があったから、
新しい工夫が生まれたからです。
私にとって課題とは、
困るものではなく、
新しい世界で遊ぶきっかけなのかもしれません。
気づけば、
「なんでそんなことまで知ってるの?」
「何者なんですか?」
と言われることも増えました。
でも私自身は、
勉強した感覚はありません。
ただ、
面白そうだからやってみた。
「へぇ。」
「なんでだろう?」
そうやって遊んでいただけなんです(笑)。
「へぇ。」から始まる人生
だから私は、
「成長したい。」
と思って生きてきたわけではありません。
ただ、
「へぇ。」
と思って、
「なんでだろう?」
と考えて、
面白そうだと思ったことを試していただけ。
その結果、
料理も。
英語も。
植物も。
AIも。
気づけばできることが増えていました。
だから今でも、
課題がやってくると、
少しワクワクしてしまいます。
**「へぇ。」
「今度は何して遊ぼう?」**
そんな気持ちになるんです。
学校には学校の学び方があります。
でも、人にはそれぞれ、
自分に合った学び方があります。
私は、
世界を観察しながら、
世界と遊びながら生きてきました。
きっと私にとって学びとは、
頑張って手に入れるものではなく、
世界と遊んでいたら、あとからそっとついてきた贈り物。
そういうものなのだと思います。
だから明日もきっと、
「へぇ。」
と思える出来事に出会えることを楽しみにしています。
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