無在庫販売 詐欺|消費者庁が公表した偽サイトの特徴6つと、決定的な違い1つ
「在庫を持たずに売る」と言うと、たまに詐欺と同じ扱いをされる。
手元にない物を売ってお金を先に受け取る。字面だけ見たら、確かに似ている。
この記事で分かるのは3つ。消費者庁が実際に何を偽サイトの特徴として挙げたか。無在庫販売がそのどこと違うのか。そして、無在庫セラーが1つだけ本当に当てはまってしまう項目はどれか。
2026年8月4日、消費者庁が3つのサイトを名指しした
限定品を格安で売ると見せかけて、代金だけ取って商品を送らない。
そういう相談が2026年1月以降に各地の消費生活センターへ数多く寄せられた、として消費者庁が注意喚起を出した。
名指しされたのは「竜の野」「STORE専門ショップ」「Sie市場店」の3件。ドメイン名まで公表されている。
扱われていたのは、ゴルフバッグ、ゲーム関連グッズ、絶版書籍。手に入りにくい物ばかりだ。
出典:[消費者庁 2026年8月4日 注意喚起](https://www.caa.go.jp/notice/entry/047056/) / [INTERNET Watch](https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/2131148.html)
公表された特徴は6つ

並べてみて分かったことがある。
6つのうち5つは、在庫があるかどうかと1ミリも関係ない。
日本語が不自然。国外のドメイン。個人名義の口座。返金を装ったLINE誘導と遠隔操作の要求。相場からかけ離れた安さ。
全部「送る気がない側」の特徴だ。在庫の話ではない。
決定的に違うのは1点だけ
偽サイトは、注文を受けても仕入れない。
無在庫販売は、注文を受けてから仕入れて送る。
先に金を受け取る形は同じでも、その後にやることが正反対になっている。
Shopee公式も[無在庫販売の解説ページ](https://shopee.jp/column/shopee-dropshipping-guide/)を出していて、プラットフォーム側が方法として認めている売り方だ。禁止されているのは無在庫そのものではなく、注文に応えられないこと。だから発送遅延率と受注達成率という数字で管理されている。
送れなければ止まる。それだけの話だった。
ただし1つ、本当に当てはまる項目がある
「フリマサイトの画像・説明文を転用」
これは、無在庫セラーがうっかりやる。
手元に商品がないから、写真が撮れない。だから仕入れ元の画像をそのまま貼る。説明文もコピーする。
僕もShopeeの出品と3ヶ月向き合ってきて、ここが一番グレーに見える場所だと思っている。
権利の問題もあるけれど、それ以前に、買い手から見た絵面が偽サイトとまったく同じになる。
安い。写真が他所と同じ。説明文もどこかで見た文章。
疑うなという方が無理だ。
だから、出品側で直せることも1つ
画像を1枚でも差し替える。説明文を自分の言葉で書き直す。
たったこれだけで、6つの特徴の最後の1つが消える。
無在庫は在庫を持たないだけで、商売としては何も後ろめたくない。後ろめたく見えているのは、たいてい手抜きの部分だけだった。
買う側の視点を知りたい人は、この解説が分かりやすい。
在庫を持たない身軽さは、疑われやすさとセットで持っている。
その疑いを消す作業は、出品の中で一番地味で、一番効く。
無在庫を実際に仕組みにするまでの工程は、こっちに全部書いた。
ロブ
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