【私の仕事】大企業が「新卒採用者数」を大幅に減らしている現状【人手不足/採用の仕事】
パナソニックHDやクボタなど、大手企業が相次いで「厳選採用」へ舵を切った。
というニュースを読みました。
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現在の日本は「人手不足」であり、「若い従業員はどの会社も欲しがる」という事実だけを見ると、今回のニュースについてかなり衝撃を受けるかもしれませんが、これはある意味、当然の流れと言えます。
まず、人手不足の現状や新卒社員の性質の変化などで、退職&転職へのハードルが低くなっています。
「ある調査によると、新卒の四人に一人が1年未満に退職している」
という結果もあるように、新卒採用者の半分程度が早期に退職してしまいます。
そうすると、一般的に、
「新人が一人前になるためには、2~3年の時間と、数百万円のコストがかかる」
と言われていますので、しっかり教育しようとしても・したとしても、会社に貢献が少ないうちに辞められてしまっては、教育にかけた労働力やお金といった採用コストを回収出来なくなってしまいます。
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また、新卒の教育に関しては、
ハラスメントなどの問題も起きやすく、その結果会社イメージが低下する
というリスクもあります。
それでしたら、(教育がある程度完了している)中途採用者を多く雇用するというのは当たり前です。
しかも、このような大手企業であれば、現役大学生のインターン生は多く、たとえ新卒だとしても採用前にある程度の能力を見極めることが出来ます。
そして、大手企業の知名度や待遇の良さから、他の企業で能力や技術を身につけた若手・中堅の労働者が、中途採用に応募してくれる可能性が高いのですから、このような施策も上手くいく可能性は高いでしょう。
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しかし、今回の「新卒採用を厳選し、中途採用を増やす」という施策は、良いことだけではありません。
例えば、中途採用の場合、他の企業でしみ込んでしまったクセがある可能性があります。
これは、理系業務・文系業務どちらにも言えることで、新卒というのは雇用された会社のやり方を教え込まされるので、同じ結果につながる場合でも、業務の仕方は違うものです。
これをもう一度、自社のやり方にマイナーチェンジさせるということは、無視出来ない労力などコストが発生する可能性が高いです。
また、一度転職してきたのですから、転職へのハードルは低く、もし自分の希望が通らないときなどは、また転職してしまうという傾向もあります。
さらに、転職してきた方と、今までの従業員との融合について大変な労力が必要になります。
上記のような考え方・やり方だけでなく、各従業員についてどのように待遇を設定するかで、チームとしてのまとまりが悪くなるということは火を見るよりも明らかです。
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個人的には、教育係などの人員も、教育にかかる時間も、新卒への報酬も、もし早期退職してしまった時もこれらのコストを何とか吸収できる大企業は、新卒採用を中心に行ったほうがメリットが大きいと思います。
しかし、今までのような「一括の新卒採用」が機能しなくなっていることは事実なので、通年採用や中途採用に力を入れることは重要です。
これからは、会社の維持・成長のためには、さらに人事労務業務が重要になってくることは間違いないです。
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今回の画像は【朱夏】さんからお借りしました。ありがとうございます。
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