クニが「食べよ」と勧めるならば庶民向けくだもの生産農家と流通ドライバーに所得補償し、格安商品を充実させては
はじめに
何度か記事にしたが、数年前から厚生労働省などはそれまでの2倍のくだものを摂ろうと推奨している。

しかし若い方々を中心として口に入らない。理由はあきらかでどれも嗜好品としての価格で手が出ない。もはや肉や魚を上まわる値札ばかり。べつに農家や関係各所を非難するつもりは毛頭ない。こうしないとやっていけないから。むしろ熱心な農家ばかり。
そこでひとつ提案したい。むしろ高級で手間のかかる商品でなく、見ためや味はそこそこでも価格で庶民が安心して買えるくだものをもっと流通させてほしい。なんとかできないかすこし考えた。
きょうはそんな話。
店に行くと
店にならぶりっぱなくだものを見るとため息が出てくる。丹精こめて農家の方々の努力でつくられたもの。その多くは残念ながらふだんづかいでは手が出ない。ようやく買えるのはバナナで、わたしは処分品のコーナーにならぶものを割引でようやく買えるぐらい。もはや正規の棚にならぶりっぱなものは通り過ぎるばかり。いつからこうなったのか。
クニの機関は
栄養摂取の観点から野菜やくだものから得られる栄養素は貴重なもの。それだけに最近の健康と栄養摂取の関係や動向が調べられている。その結果、くだものは以前言われていた100グラム/1日からいっきに倍の200グラム/日がのぞましいとされた。
たとえばみかんならば1個から2個にふえるぐらい。上の冊子にはWHOや世界各国のくだもの(野菜をふくめたもののあり)の推奨値があげられている。ここに上げられるクニや機関の値はいずれもわがクニとくらべて高い。

国民の現状はどうかというと、まったく達成していない状況。とくに若い方々の現状は悲惨といっていい。健康の観点からほかに代替しづらい栄養素がくだものには豊富にふくまれている。それだけにからだに支障が出るよりもまえに、もう一段、施策として踏み込むべき段階に来ていると言えそう。
ひとりの意見として
そこでひとつ提案。とくに旧品種や収穫を得やすいタイプのくだものをつくる農家を中心に所得保障を充実させてはどうだろう。嗜好品としての高級品種よりも、庶民的な品種をつくる農家に力点を置くのがポイント。果樹の場合には収穫まで長い年月がかかる。提案の施策も長期間かかる。
まずは「重要作物」としてこうしたくだもの品種の指定をすすめ、育苗もうくめ保障の対象とする。それにはその施策への消費者の理解や協力がもとめられる。
それにくわえて流通ドライバーが冷遇されている現状がある。とくにこうした必須の食品をあつかうドライバーの労働環境に考慮をはらいつつ所得補償の対象にしてはどうだろう。まだまだ自動運転による輸送はかなり先の話だろうからそれまでのつなぎとして。
生産と流通の簡素化に重きを置きつつも、両者に重点的に収入面からサポートして消費者に届ける。なんとか価格面で「買える値段」で提供するのがねらい。これには中間の流通の簡素化が急務。場合によっては価格の安定に目が行き届くようにしたい。
安い必須品を優遇
さらに、国民に必須の安価なくだものを率先してあつかう店に税制面などで優遇や恩典を与えては。クニぐるみであと押しする商品の割合が高いほどさまざまな優遇措置が受けられるようにしては。
はたして消費者に受け入れられるか、安かろう悪かろうであってはその目的は果たせない。そこはたしかに難しいところだが、だんだんと「嗜好品」のままでは国内で売れなくなる時は間近だと思う。おそらく嗜好品のくだものは海外向けとして細々と流通するような時代が来そう。
おわりに
こうした施策は国民の理解もたいせつだろう。健康を維持するための栄養面だけでなく、食品安全保障面の観点からも同様のことは言えそう。なにしろこのクニの農業はすでにてこ入れをするのがなかなか難しい状況に来ているのは間違いなさそう。
上記に示したのは私見にすぎない。だがいずれにしても慎重にかつ大胆に議論しながら見直していかねばならない時代に来ていると思う。
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