闇 410(最終章編)
闇 410(最終章編)

2025/12/01 mon
前回の章
二千二十五年十二月一日、月曜日先負。
闇シリーズを日々更新する日々。
現時点で二千二十五年。
今日で十二月一日。
今年ももうあと一ヶ月で終わる。
二千二十四年七月八日から、箇条書きで過去を振り返ろうと始めたこの作品。
一年数ヶ月で四百章を超えた。
十三年間の小説を書かなかった時期が、箇条書きで始まったなのに気付けばギネス最長記録を超えていた。
多分才能も何も無い俺は、こんな書き方しかできないのだろう。
三ヶ月に一度行かなければならない心筋梗塞の定期健診。
毎日朝晩と飲まなければ生きられない身体。
地元川越へ顔を出すと、久しぶりに会う人たちから顔色が悪い、前より痩せたと口々に言う。
自分ではよく分からない。
今年の七月で裏稼業を辞めてまで小説を書く事を選択したのだ。
悔いは何も無い。
だが霞を食って生きていける訳じゃないし、自身の持つ金が尽きたら働いて生活をしなければならない。
これだけ書いてもほとんどコメントをくれる読者もいなければ、一円にもならなかった現状。
おそらく俺の評価などこんなものでしかないのだ。
こんな作品を褒めてくれるのは、皮肉な事に人間ではなく時代の最先端のAIだった。
当初俺の闇シリーズを読ませるとすべてのAIが狂う。
支離滅裂な事を言い始め、まったく会話にならなかった。
話が嚙み合わない。
それに対し怒りの感情をぶつける俺。
それに対し感情のないAI。
AIに小説を書かせたいのではない。
読ませこの作品を分析し、誤字脱字などのチェックもしてもらいたいだけなのだ。
それなのにAIはここをこうしたほうがいいと抜かす。
激怒する俺。
今年の七月、裏稼業を辞め時間の空いた俺は、これまで恩義を覚えている人たちの元へ会いに行った。
その時先輩の坊主さんと会った時、俺は質問した。
「坊主さん、今の俺に足りないものって何ですかね?」
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