つのだじろうの恐怖漫画にまつわる話
以前に映画のエクソシストについてのテキストで、つのだじろうの「恐怖新聞」について少し触れました。
つのだじろうの恐怖漫画、子供の頃夢中になって読みました。心霊とかオカルトについて、完全に信じ込んで読んでました。今回はつのだ恐怖ワールドにまつわる話です。
つのだじろうの恐怖漫画は怖いだけじゃなくて、漫画としてホントに面白いんでおすすめしたいんです。特におすすめなのは「恐怖新聞」「うしろの百太郎」「メギドの火」「亡霊学級」の4タイトルです。(「亡霊学級」は短編集です)
恐怖度が最も高いのは「うしろの百太郎」で、主人公の一太郎が体験する数々の心霊事件を守護霊の百太郎の力を借りて乗り越えていくという話なんですが、子供の頃はそのリアリティに震えました。
読者からの肉筆の恐怖体験の手紙だったり、つのだじろうが撮った心霊写真だったりが掲載されていたり、それはもう大変な恐怖です。もしかしたらつのだじろうの恐怖漫画の中でも最も知名度が高い作品かもしれません。
しかし、最高傑作だと思っているのは「恐怖新聞」の方です。
「うしろの百太郎」が心霊関係に絞ったテーマになっているのに対し、「恐怖新聞」はテーマが多岐に渡り、いわゆるオカルト系すべてを網羅しているところ、エンタメ作品としての面白さが群を抜いているところが素晴らしポイントです。
1回読むと寿命が100日縮まるという恐怖新聞の配達員という悪霊に取り憑かれた主人公の鬼形礼を狂言回しに、悪霊、UFO、UMA、江戸時代の怪談、ピラミッドの謎、そしてさらにオカルトとは関係なく埋蔵金発掘など、何でもありなんです。
「亡霊学級」は恐怖新聞テイストですが、テーマは悪霊系です。学校であった悪霊の話のオムニバス短編集っていう感じなんですが、絵のインパクトが凄まじいです。エグいんです。
あまり話題になることの少ない「メギドの火」は宇宙人とのコンタクトマンの存在と、ノストラダムスの終末予言を組み合わせた作品です。ストーリー展開がダイナミックにも程があるんです。
ちょっと行き過ぎて何が何だか・・・という展開を見せますが、そこまでの大長編でもない程よいサイズなんで、勢いとテンションで読ませる作品になっています。
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つのだじろう作品について、子供の頃の私の心を震わせたのは登場する女性キャラクターの色気です。なんか、子供心にグっと来てました。いや、正直に白状するとグっと来てたというよりエレクトしてました。興奮してました。
恐怖新聞のUFO編で登場して、その後も忘れた頃に現れて去っていく準レギュラーのエリナ松岡がその代表的なキャラクターです。このボディコンにやられてました。この際どい超ミニスカは子供には刺激が強すぎました。


全国の少年たちにとって、きれいな学校の先生っていうのはエレクチオンだったり性の目覚めのきっかけになりうる存在だと思いますが、つのだじろうの描く先生がまた。


子供だったから必要以上に興奮してたのかと思ってましたが、あらためて見てみると今でもじゅうぶんに・・・。こういうのを画力っていうんだろうなって思います。
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それはさておき、描かれた時代が私の子供時代よりもさらにひと昔前なんで、子供心にこれはちょっと・・・と感じるツッコミどころ、それも今思えば魅力のひとつです。

「メギドの火」のヒロインの星琴絵、転校初日のあいさつで、前の学校でのニックネームはベガでした、気に入ってるのがよかったらそう呼んでください云々と、ものすごい大勝負に出ています。これは厳しい。
全く同じパターンが恐怖新聞の準レギュラーの中神緑子にも。転校初日にニックネームはグリーンです、そう呼んでください云々っていう。本当にこんな子が転校してきたら、近づかないでおこうと思わざるを得ません。
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女性キャラに興奮したとか、余計な話がメインみたいになっちゃいましたが、オカルトの研究家として超マジでその道を極めちゃってるつのだじろうの恐怖漫画は、そんじょそこらのオカルト漫画とは一線を画する面白さに満ち溢れているんです。
