見出し画像

雨やどり


雨音にかき消されそうな
弱々しい声

自転車の陰にかくれて
震えていた

不安げにわたしをみつめる
雨粒みたいなまあるい目

「入れてはやれないんだよ」
じっと聞いていた

雨やどりなら
好きなだけしていいよ



買い物から戻ったら
猫の子はもういなかった

かあさんに
みつけてもらえたかしら


いいなと思ったら応援しよう!