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新車なのにサビる?知らないと後悔する「Mazda純正ノックスドール」の話③




CX-5マフラー塗装で600℃ではなく550℃のオキツモを選んだ理由|耐久性重視のリアルレビュー


今回は、純正ノックスドールではカバーされないマフラー部分に、
耐熱塗装を施した実例をお伝えします。

ボディや下回りの防錆は気にしていても、マフラーまでは手を付けていないという方も意外と多いのではないでしょうか。実は私もその一人でした。


マフラー塗装、過去に失敗しています

過去に別の車でマフラーの耐熱塗装をしたことがあるのですが、
約2年ほどで塗膜の剥がれを経験しています。
施工直後は綺麗だったものの、熱や雨風にさらされるうちに徐々に劣化し、気づけば部分的に剥がれてしまいました。

エキマニに近い側


中間パイプのエンジンに近い側


当時は「耐熱塗料なのになぜ剥がれたんだろう?」と思っていましたが、
今振り返ると原因は塗料だけではなかったかもしれません。
マフラー塗装に限らず、塗装全般で下地処理が重要と言われます。
本来であればケレン(サビ落とし)をしっかり行い、塗装面を整えてから施工するのが理想です。
しかし現実には、マフラーを取り外して徹底的にサビを落とし、ブラスト処理まで行うとなると工数が大きくなりすぎるため、対応してくれる整備工場自体がほとんど見つかりません。

そのため多くの整備工場では、マフラーを車体に付けたまま清掃・脱脂を行い、その上で耐熱塗装を施工するのが一般的です。
今回お願いした整備工場も同様で、ケレン作業は行っていません。


今回のテーマは「耐久性」

CX-5の純正マフラーは無塗装です。
もちろんそのままでも問題ありませんが、ノックスドール施工タイミングで、施工範囲外となるマフラー部分の対策も一緒に進めることにしました。

今回のポイントは「新車で錆がない状態からスタートできる」ことです。
錆の上から塗装すると、どうしても錆の再発や塗膜の剥離が起こりやすい。最初の段階でしっかり予防しておくことが、長持ちにつながります。

整備工場には普段から使用している耐熱塗料がありましたが、過去の剥がれ経験(3年後の車検時に初めてマフラー塗装)から、今回は自分でも塗料を調べてみることにしました。どんな塗料が使われるのか納得した上でお願いしたかったからです。


「600℃対応」より重要なこととは? 各社製品の比較

カー用品店やネットショップを見ると、代表的な耐熱塗料として以下のようなものがあります。
最初は「600℃対応の方が性能が高いに決まっている」と思い込んでいましたが、各製品の特徴を整理すると見方が変わってきました。

耐熱スプレー比較

※評価は、ネット上のレビューや私見に基づく主観的な印象です。

数字だけ見れば600℃の方が上ですし、わざわざ550℃を選ぶ理由があるのか半信半疑でした。
しかし、マフラーは走行中に高温になり、停車すると冷えるというサイクルを繰り返します。塗膜は膨張と収縮を繰り返すため、密着性が低いと剥がれやヒビの原因になります。

つまり、「何℃まで耐えられるか」よりも「長期間剥がれずに密着しているか」の方が重要だということです。


そもそもCX-5のマフラーは600℃にもなるのか?

一般的な乗用車の場合、部位ごとの温度帯はおよそ次のとおりです。

  • エキゾーストマニホールド付近:400〜600℃以上

  • 中間パイプ:200〜400℃

  • リアマフラー・サイレンサー付近:100〜300℃

今回塗装したのは下回りから見える範囲のマフラー全体です。エキマニを含むエンジン直後の奥まった部分は対象外で、主に中間パイプからサイレンサー周辺が対象となります。

この範囲であれば、550℃対応で十分すぎる性能です。
数字上の50℃差を気にするより、塗膜の耐久性や密着性を重視した方
が実用的だと判断しました。


オキツモが支持される理由と選んだ決め手

工業用途でも実績がある耐熱塗料の専門メーカー「オキツモ」。
ユーザーレビューや整備記録などを確認すると、
以下の評価が繰り返し登場します。

  • 密着性が高い

  • 塗膜が丈夫で剥がれにくい

  • 長期間維持しやすい

550℃という数字以上に、
実用面での耐久性が高く評価されている製品です。

どちらの塗料が優れているというより、求める仕上がりと優先事項の違い
だと思います。私の場合は純正風の見た目を維持したかったことに加え、
何よりも耐久性への期待が大きかったため、最も理想に近いオキツモを
選択しました。

さらに気に入ったのが仕上がりの質感です。完全なツヤ消しではなく、ほどよい半ツヤ仕上げ。いかにも塗装しましたという感じがなく、純正マフラーの雰囲気に近い自然な仕上がりになります。


施工は整備工場へ依頼

今回はDIYではなく整備工場へ持ち込みました。塗料は私が用意し、施工はプロにお願いする形です。

施工内容:

  • マフラーを取り外さず、下回りから見える範囲を中心に施工

  • 手が届く範囲は裏側まで塗装

  • ケレン作業なし(清掃・脱脂の上で施工)

仕上がりは自然な半ツヤシルバー。いかにも塗りましたという感じではなく、純正マフラーの雰囲気を残したまま綺麗になった印象です。派手なカスタムではありませんが、下回りを覗いた時の満足感はかなり高くなりました。

【施工前の写真】

新車状態のマフラー(無塗装・素地の状態)

【施工後の写真】

※オキツモ施工後の自然な半ツヤシルバーの状態



まとめ

「600℃対応だから優秀」「550℃だから劣る」——耐熱塗料はそんな単純な話ではないのかもしれません。

今回調べてみて感じたのは、実際のマフラー塗装では耐熱温度の数字だけでなく、

  • 密着性

  • 塗膜の耐久性

  • 仕上がりの質感

  • メーカーの実績

といった要素のバランスが大切なのではないか、ということです。

マフラーを取り外して徹底したケレン作業まで行うケースは現実的に少なく、多くの方は今回のような施工になると思います。だからこそ、下地処理が限られる環境だからこそ、塗料そのものの耐久性や密着性がカギになるのではないかと考えています。

もちろん、オキツモが本当に長持ちしてくれるかどうかは、これから長い時間をかけて使ってみないとわかりません。それでも、自分なりに調べて納得のいく選択ができたことで、愛車への愛着がさらに深まったと感じています。

同じようにマフラー塗装の剥がれで悩んだことがある方、これから施工を考えている方の参考になれば幸いです。


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