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【年金の手取りはいくら?】(夫婦編)私の年金定期便と60歳繰上げ受給の試算をわかりやすく解説

今回夫婦編ということで、60歳から年金を繰り上げて受け取る場合、夫(私)は早めに引退して、妻は65歳まで働いてもらう想定(ひどい?)で、実際にどれくらいのお金が毎月手元に残るのかを、税金や保険料を含めて試算してみました。
独学で試算しましたので、誤りがあるかもしれません。温かい目で見ていただけると助かります。
※2025年8月4日に記事を大幅に更新しております。

記事の構成は前回のおひとり様編と同様、途中で妻の試算結果を混ぜて行きます。




■ 平成5年度の平均年金額(出典:厚生労働省)

厚生年金の受給者全体で見たときの平均は次のとおりです。

  • 全体平均:月額146,429円

  • 男性:月額166,606円

  • 女性:月額107,200円

私の年金は月額185,009円で、平均より少し多めです。この差は勤続年数や年収水準によって大きく変わるため、個人差が非常に大きい点も押さえておきましょう。


■ 私の年金定期便の内容

  • 年額:2,220,112円

  • 月額:185,009円

■ 前提条件

 今回は、夫婦を想定します。私(夫)は、60歳からは年金を受給します。妻は65歳で仕事から引退、年金生活に入ります。

 令和7年時点の税額計算のルールで試算しています。令和8年税制改正で、所得税基礎控除が上がる見込みなので、もっと減税になるかと。


■ 60歳から繰上げ受給した場合の年金額

年金は原則として65歳から受け取る制度ですが、60歳から早めて受給することも可能です。その代わり、1ヶ月早めるごとに0.4%ずつ受給額が減額されるルールになっています。60歳から受給すると、最大の24%減額が適用されます。

185,009円 × (1 − 0.24) ≒ 140,406円/月

年間換算すると、

140,406円 × 12 = 1,684,872円

となります。


■ 横浜市での税金・保険料の計算例

ここからは、税金や保険料を差し引いた「実際に使えるお金=手取り金額」を求めるための試算です。横浜市の税率・保険料をベースに、年金からどれだけ控除されるのかを見ていきます。

1. 所得税(60歳時点)

  • 年金収入:1,684,872円

  • 控除:公的年金等控除60万円+基礎控除48万円+社会保険料控除13万2,780円(国保)

課税所得=1,684,872 − 600,000 − 480,000 − 132,780 = 472,092円
所得税=472,092 × 5% = 約23,605円/年 → 約1,967円/月

2. 住民税(60歳時点)

  • 控除:公的年金等控除60万円+基礎控除43万円+社会保険料控除13万2,780円

課税所得=1,684,872 − 600,000 − 430,000 − 132,780 = 522,092円
住民税=522,092 × 10% + 均等割約5,000円 ≒ 57,209円/年 → 約4,767円/月

3. 国民健康保険料(60〜64歳)

  • 年額:132,780円 → 月額:約11,065円

  • ※横浜市HPの令和7年度保険料の料率等について 保険料簡易試算表を使用しました。

■ 手取り額のまとめ(月額・60歳繰上げ)

この金額が、年金を繰上げた状態での実質的な生活資金の目安になります。

■ 65歳を迎えたあとの税金軽減効果(繰上げ受給継続中・配偶者が年金生活に)

65歳になると税制上の優遇が増え、年金生活者にとっては大きな節約効果が期待できます。具体的には、公的年金等控除が60歳〜64歳よりも50万円多い110万円に増えます。また、同時に介護保険料の支払いも始まりますが、社会保険料控除として所得から差し引かれるため、結果的に課税額が小さくなります。

さらに今回は、65歳時点で妻が65歳を迎えた年金生活に入るケースを想定して再計算を行いました。

■ 65歳以降の税制優遇と配偶者控除

65歳以降は、以下の通り非常に税優遇が強くなります:

  • 公的年金等控除:110万円

  • 妻の年金(月107,200円/年額1,286,400円) → 所得186,400円(控除後)
    → 配偶者控除(所得税38万円/住民税33万円)の対象となります

■ 計算前提(65歳以降)

  • 年金収入(夫):1,684,872円

  • 公的年金等控除:1,100,000円

  • 基礎控除:480,000円

  • 配偶者控除:380,000円(所得税)/330,000円(住民税)

  • 社会保険料控除:国保47,730円+介護保険46,470円=94,200円

● 所得税(65歳以降)

課税所得=1,684,872 − 1,100,000 − 480,000 − 380,000 − 94,200= −369,328円 ⇒ 所得税なし

● 住民税(65歳以降)

課税所得=1,684,872 − 1,100,000 − 430,000 − 330,000 − 94,200= −269,328円 ⇒ 住民税なし(均等割免除と想定)

● 国保+介護保険料(65歳以降)

国保+介護:94,200円/年 → 約7,850円/月

  • ※介護保険料は横浜市HPを参考にしました。

● 手取り(月額・夫)

140,406円 − 7,850円 = 132,556円


■ 手取り額のまとめ(月額・65歳以降、繰上げ受給継続)

繰上げを選択しても、65歳を迎えると税・保険料の負担が軽減されるため、60代前半よりも手取りが増えることが分かります。

■ 妻の税・手取り(65歳以降)

  • 年金収入:107,200円/月(年額1,286,400円)

  • 公的年金等控除:1,100,000円/基礎控除:480,000円(所得税)/430,000円(住民税)

  • 課税所得:186,400円(所得税)/−243,600円(住民税)

  • 所得税・住民税ともに税負担なし

  • 手取り月額:107,200円

■ 通常受給(65歳〜)

  • 年金額(夫):185,009円/月(年額2,220,112円)

  • 税・保険料を差し引くと、手取り約151,000円/月(夫のみ)


■ まとめ表:受給タイミング別の手取り比較

繰り上げした場合は、夫婦合算の手取りを見ると、年金だけで生活するというのはかなり困難だなぁと感じました。

ただ、65歳で受給開始とした場合との差額が、2万円程度と思ったより小さいことがわかりました。

老後の生活人の差額を貯蓄、投資等で準備する必要がありますね。

いかがでしたでしょうか。皆さんの参考になれば嬉しいです。コメントいただけると励みになります!


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じゅん@老後を楽しみたい3児のパパ|心配性でも株式投資 ここまで読んでいただきありがとうございます。もし記事が少しでも役に立った!と思っていただけたら、サポートしていただけると励みになります✨