遠くばかり見て、疲れていた🌿
今日は仕事が休みの日。
ゆっくり過ごして、
日ごろの疲れを癒したい。
それなのに。
起きた瞬間から、
頭の中は予定でいっぱいだった。
昨日の仕事の振り返り。
今日やるべきこと。
必要な買い物。
やることが次々に浮かんできて、
休んでいる気がしなかった。
1.🌿やることで埋まる休日
爽やかな青空に、静かに差し込む太陽の光。
こんな天気の日は、
しばらく現実を忘れてぼーっとしたい。
そんな気持ちとは裏腹に、
私の頭の中は、
やることで埋まっていた。
せっかく、晴れたのにな。
今日は、
来週友達に会うから、服を考えなきゃ。
昨日の仕事も、週明けまでに確認しておきたい。
目にまぶしい光が差し込む。
温かい空気が、身体の上をやさしく流れていく。
それでも私は、
その感覚に気づかないまま、
先のことでいっぱいだった。
2.🫧外に出かけたときの違和感
やることのうちの1つ、ランニングに出た。
新しく買ったシューズを履いて、
外の空気を吸い込む。
家から少し離れた公園に入ると、
たくさんの人がいた。
子どもたちの笑い声。
親子で遊ぶ姿。
走りながら、その光景を眺める。
空は明るくて、
日差しがキラキラしている。
花も、きれいに咲いていた。
それなのに。
なぜか、少しだけ引っかかる。
上手く言えない。
けれど、
自分だけ、そこにいないような感覚があった。
3.🌙自分の範囲ってなんだろう
違和感をもったまま、家に向かって走り続ける。
桜が何本も並ぶ道を通ったとき、
花びらがひらひらと舞っていた。

その光景を見て、ふと思う。
あ、花びらは、触れられるんだ。
その瞬間、
公園で感じた違和感がつながった気がした。
公園では、
みんな、目の前のもので楽しんでいた。
友達、遊具、食べ物、咲いている花。
手を伸ばせば届くものばかりだった。
そういえば私も、
小さい頃はそうだった。
近所の友達と遊んで、
ボールを追いかけて、
駄菓子屋で好きなもの選ぶ。
そんな時間が、何よりも楽しかった。
だけど今の私は、どうだろう。
今日も、目の前のことより、
まだ来ていない時間のことを考えていた。
家で過ごすときも、
1日中スマホを見て、
手の中にあるものより、
少し遠くのものばかり見ていた気がする。
幼いころは、
近くにあるものが、
私を満たしてくれていたのに。
そう思いながら、家の前に立った。
4.☕少しだけ、自分に戻る
シャワーを浴びて、
窓辺のソファーにもたれかかる。

身体に、
青空や温かい空気が、
ゆっくりとしみわたる。
なんで、あんなに焦ってたんだろう。
目の前のことを、
あまり見ていなかったのかもしれない。
手に触れられないものばかりを、
追いかけていた気がする。
公園で見た光景を思い出す。
みんな、
それぞれの目の前にあるもので、
時間を過ごしていた。
触れられる距離にあるものだけで、
ちゃんと満たされていた。
5.☀️休みの日くらいは、自分の範囲で生きていい
今日はぜんぶ、自分の時間。
このあたたかい天気も、
シャワー後の心地よさも、
ぜんぶ自分のもの。
そう思うと、
なんてことないのに、
すべてが少し、
特別に感じられた。
棚の中にあるお菓子をあさる。
ちょっと何か食べたいな、と思う。
ネットで見た、
おいしそうなお菓子を買いに行くこともできるけど、
今日は、
今ここにあるものを選んでみる。
手を伸ばせば届くものだけで、
ちゃんと満たされていくのを感じた。
ふっと、呼吸が軽くなる。
休日くらいは、
自分の範囲で生きていい。
この日のことを、小説にもしました。
よかったら、もう少しだけ覗いてみてください🌿
