東京エレクトロン10.6%安|急落後の押し目買いで確認したい価格帯
朝の記事では、SOX指数の続落を受け、半導体株が「一律売り」から業績による選別へ移るかを整理しました。
夜の記事では、その動きが強く表れた**東京エレクトロン(8035)**を使い、急落後に何を確認すべきかをチャートから考えます。
7月29日の確定値
東京エレクトロンの7月29日の値動きは、始値53,920円、高値55,630円、安値48,580円、終値50,000円、出来高736万2,500株でした。
前日比は5,920円安、下落率は10.59%。7月28日も10.96%下落しており、2営業日連続の大幅安です。
出来高は7月28日の436万3,800株から大きく増加しました。売りが強まった一方、安値48,580円から終値50,000円まで戻しており、安値圏では買いも入っています。
移動平均線とテクニカル
確認できた終値から計算すると、5日移動平均線は約59,466円、20日移動平均線は約68,030円です。
終値50,000円は両方を大きく下回っており、短期・中期ともに下降トレンドが優勢です。60日、150日、300日移動平均線は、公開時点で正確な数値を確認できなかったため未記載とします。
日足RSIは18台、MACDはマイナス圏とされ、短期的には売られ過ぎでも、トレンドは依然として弱い状態です。一目均衡表でも株価は雲を下回り、転換線・基準線・遅行スパンが弱気方向を示しています。
「売られ過ぎ」は反発の可能性を示しますが、底打ちを保証するものではありません。
支持線・抵抗線
価格帯役割強さ根拠数主な根拠崩れる条件48,500~50,000円支持線B3当日安値、終値、心理的節目終値で48,500円割れ55,400~55,900円抵抗線A4前日安値・終値、当日高値、出来高集中55,900円超を終値で維持57,600~61,700円強い抵抗帯S4下落窓、前日高値、7月27日安値61,700円超を出来高増で回復62,600~66,600円中期抵抗帯A5複数日の終値・安値、旧支持帯66,600円超で定着
最大のポイントは、7月27日の安値61,660円と7月28日の高値57,610円の間に残る約4,000円の下落窓です。
反発しても、この窓を埋められない間は、本格反転よりも自律反発として見る必要があります。
3つのシナリオ
強気
48,500~50,000円を維持し、55,900円を出来高を伴って回復する。
その後、57,600円を超えれば、下落窓を埋める動きが意識されます。
横ばい
48,500~55,900円の範囲で推移する。
売られ過ぎによる反発と、戻り売りがぶつかる価格帯です。
弱気
終値で48,500円を割り、反発時の出来高も減少する。
この場合、底打ち確認より先に買うと、下落途中のナンピンになる可能性があります。
翌日に確認したいこと
48,500~50,000円を終値で維持できるか
反発時の出来高が下落時より増えるか
55,900円を回復し、安値・高値を切り上げられるか
東京エレクトロンは7月30日に決算発表を予定しています。決算前後は業績だけでなく、市場予想との差、会社計画、半導体設備投資の見通しによって値幅が拡大する可能性があります。
今回のような急落では、RSIだけを見て「売られ過ぎだから買う」のでは不十分です。
日曜の有料記事では、次の順番で急落銘柄を判定する方法につなげられます。
海外指数 → 下落窓 → 出来高 → 支持線 → 決算 → 業績選別

