見出し画像

仕事と理事と修繕委員長。本当にできる?|管理組合日記 #3|

正直に言うとできます。でも、時期によっては……もう、めちゃくちゃしんどいです。
特に大規模修繕を控えているマンションなんて大変です。やることが次から次へと湧いてきますから。

平日は仕事、夜は残業、早く帰れる日や休みは家族や子供と過ごしたい。そうなると、残された「自分だけの時間」を削るしかないんです。その貴重な時間をマンション管理に捧げられるか。私自身、20年以上住んでいるのでそれなりに愛着がありますが、お金があればもっと良いところに引っ越したい笑。だから、そこまで気持ちが入るようなことはないです。

ただ、修繕委員長をする以上、後ろ指を指されないためにもちゃんと説明できるようにしておきたい。そして、今後の維持管理に支障がないようにしたい。それが私のモチベーションになっています。

不思議なもので、分譲マンションって自分の持ち家なのに、一戸建てみたいに「自分事」として捉えてない人が多い気がします。「管理費払っているんだから。管理会社や理事がうまくやってくれてるでしょ」って、どこか他人事というか。
まあ、偉そうなこと言っていますが、私もそうでした。理事になるまでは「仕事も家庭も忙しいし、そんなの任せとけば大丈夫じゃん」って鼻をほじってたくらいですから。

でも、いざ理事になって内情が見えてくると、「え、これみんな知らないの?ヤバくない?」ってことが散見されます。いや、知らないんじゃなくて、見てないだけなんです。毎月の理事会だよりとか総会の資料をちゃんと読めば書いてあるんですけど、あまりしっかり読まないですよね。

今、私は修繕委員長として、コンサルを募集するための仕組み作りや資料作成に追われています。理事も兼任してるから、毎月の理事会にも出なきゃいけない。
そこで議題に上がるのは、エレベーターの点検指摘、給水ポンプの劣化、受水槽のパネル破損、上階への騒音不満、下階への漏水、宅配ボックスの故障、鍵の不具合、消防訓練の実施、配布物等の文書チェック、更には管理費の値上げ……。パッと思いつくだけでもこんなにあります。これらを月一回の理事会で「どうします?」って決めていくわけです。昔、理事をやったことがあるのですが、それは築5年ほどの時で、その頃に比べると色んな所にシワ寄せが来ているのが良く分かります。

「管理会社がついてるんだから、言われた通りにGOサイン出すだけで良いじゃん」って思うかもしれません。確かに割り切れば簡単です。お金に余裕があって、組合員の皆さんもそれで良ければそれも一つの考え方かと思います。でも、これって自分の財産、自分の家なんですよ。そんな簡単に、人任せで決めていいんですか?って話で。

昔の自分なら、議事録に「故障したので修理を決定しました」って書いてあっても「へー」で流してたと思います。でも、自分がやる以上、中身を説明できないまま進めるのは、性格的にどうしても気持ち悪い。自分で自分の仕事を増やしてしまうタイプなんですかね、私……。

全部が全部こだわりたいわけじゃないんですが、「人様のお金」を使って何かをする以上は、せめてちゃんと説明できる根拠を持っておきたい。これは公務員の時に染み付いた「職業病」みたいなものかもしれませんね。

そんな中、この前ちょっと嬉しいことがありました。1回目の大規模修繕も経験しているベテランの委員さんに、コンサル募集の仕組みを説明した時のことです。
帰り際に、「すごく分かりやすかった」「前回は正直よく分からないまま流れていっちゃったけど、今回は本当に頼りになるよ」「家庭内では先生って呼んでます!」って、もうべた褒めされちゃいまして。普段あんまり褒められない人間なので、ついつい気分が良くなっちゃいましたね。「よし、この期待を裏切らないように頑張るか!」って。……まあ、まんまと乗せられてるだけかもしれませんけど(笑)。

で、結論。褒められて、頼られたら、なんだかんだ出来ちゃいます。

あわせて読みたい

修繕委員会で奮闘しているコンサル選定プロセスの実務も記事にしています。よろしければこちらの連載「設計編」もご覧ください

いいなと思ったら応援しよう!