僕はなぜ、教育で“ジャムセッション”しようと思ったのか
第1章:自己紹介──だけど、ただの自己紹介じゃない
僕は、今でこそ教育や処世術を軸に発信しようとしているけれど、
はじめから志の高い人間だったわけじゃない。
ていうか、まだちゃんと発信できてる自信もないけど。
むしろ、結婚するまでは母との関係に悩み、家でも外でも居場所を感じられないまま育った。
何かをがんばっても褒められず、少し遊べば「いい身分ね」と嫌味を言われる。
家にいれば「お前は何の生産性もない」とまで言われた。
そんな家庭で育って、
「こんな親にはなりたくない」
と思った。
それが、もしかしたら今の【子どもに目を向ける原点】だったのかもしれない。
第2章:児童養護施設で、僕は試された
大学時代、僕は児童養護施設でバイトをしていた。
あまり聞いたことないと思う。
虐待や非行によって家庭と離れた子どもたち。
“恵まれない子たち”とされるその子たちは、毎日ギリギリの心で生きていた。
ある日、ひょんなことから職員さんと衝突した子どもにスイッチが入ってしまい、クールダウンのために別室に移動した。
別室に移された彼はさらにヒートアップし、自分の人生を蔑みながら、叫んだ。
「俺はオカンに捨てられたんやー!!」
その子の話を傾聴していた僕は、その声と同時に、ツバを何度も吐きかけられた。
でも、その目は、冷たい怒りではなかった。
哀しみだった。
深い、深い哀しみだった。そう見えた。
「今、自分が受け止めなきゃ。誰が受け止める?」
そんなふうに勝手に使命感に駆られた。
どこかで自分と重ねていたのかもしれない。
そんなことは日常茶飯事だったけど、バイト特有の「今日は行きたくねぇなぁ」みたいな感情は一度もなかった。
むしろ休みの日でも何かと理由をつけて様子を見に行ったりもしていた。
それだけ心の打ち解けた奴らは純粋無垢で可愛かった。
ツバの子(笑)だって、後日ちゃんと謝りに来てくれた。
第3章:教師を目指すことになった一言
児童養護施設にいた子どもたちは、高い確率で障害を抱えていた。
(僕はこの言い方が苦手で、他の人に伝わるよう便宜上言ったりもするけど、普段はできるだけ“特性”と表現している。)
恵まれない子どもを育てている親は、たいてい疲弊していた。
親もまた、恵まれていないことが多かった。
ベテランの職員さんに聞いた話で納得したのだが、
昔は《地域》で子供を育てていた。
かみなりさんみたいなじじぃや他の家の母ちゃん父ちゃんも遠慮なく他の家の子を叱ったりしていた。
地域全体で子どもの成長を見守り、みんなで子育てをしていたのだ。
言わずもがな今はそんなことをしたらトラブルの元。
つまり、我が子を守ろうとする考えが広がるあまり、育児の負担はどんどん親に集中するのである。
そんな我が子を理解する余裕もなくなってしまい、やがて虐待やネグレクト(育児放棄)に繋がってしまう。そんな構図も見えてきた。
そんなある日、施設のベテラン先生が言った。
「教育者はね、フランス料理からねこまんままで食べられるようにならないといけないよ。」
「こちら(福祉)の世界にくるのもいいけど、まずは《普通》の教育現場を見ておくべきだよ」と先生は言った。
もっと子どもに理解を深めたいと思った僕は、就職を辞退し、教員免許取得のため通信制大学に通うことになった。
第4章:学級崩壊の現場で“教師のリアル”を知る
大学卒業後、教員免許を取るため通信制大学に通った。本来2年で取れるところを、単位取得条件の見落としという凡ミスで3年かかった。なんとも僕らしい。
何とか教員免許を取得し、臨時講師として小学校に赴任したのは9月だった。
最初に配属されたのは2年生のクラスだった。
神様のイタズラか、なんと、1学期の間に担任が2人辞めていた“学級崩壊”のクラスだった。
校長教頭に挨拶を済ませ、誰もいない夏休み中の教室を覗くと、掃除も行き届かず埃まみれ。
七夕の笹がまだ置きっぱなしで、明らかに時間が止まっていた。なるほどなるほど。
その短冊には、小さな女の子の字で書かれていた。
「しずかに じゅぎょうが うけれますように」
不謹慎だが、僕はワクワクしていた。
「普通の教育現場」と聞いて来たのに、いきなり異常な現場にぶち当たったのだから。
感情を抑え、とりあえず教室をピカピカにした。
同じ夏休み中に行われた保護者説明会では、2人目の担任が辞め、代わりに僕が赴任することが伝えられた。
保護者の表情は、まさに「苦虫を噛み潰した」ようだった。
第5章:学級崩壊クラスと、僕の1ヶ月バトル
9月に入り、2学期が始まった。
最初の1ヶ月間、誰かしらの保護者が毎日教室に参観に来ていた。
不安なのは当然だ。若造の臨時講師が突然やってきたのだから。
でも、そんな中でも全力で向き合った。
ダメなことはダメ。
褒めるところは絶対に見逃さず褒める。
「ちゃんとしてる子が得をする教室」を目指した。
あんまり言うと特定に繋がるので控えるが、キーパーソンとなるヤンチャ坊主が2〜3人いたので、そいつらの保護者とは特に連絡をマメに取り合った。
惜しかったことも。よくできたことも。
ありがたいことに、学年主任の先生が本当に尊敬できる人で、ぺーぺーの僕に、教師のいろはをたくさん教えてくれた。
他の先生方の協力もあり、10月には保護者が教室に来なくなった。
ありがたいことに、その後も数年にわたり、臨時講師として同じ学校に在籍できた。
ある年は、毎日学級通信を書き、気づけば170号を超えていた。
第6章:「普通の教員」ではなくなる決断
その後、今の妻との結婚を見据え、定職に就くことにした。
選んだのは、放課後等デイサービスの職員だった。
そこでは、特性(個性)をもつ子どもたちと深く関わることができた。
「もっと知りたい」「もっと分かりたい」
教育の現場で芽生えた好奇心が、ここで実を結び始める。
思うんです。支援って、知識とか理論だけじゃなくて、一緒に笑える日々そのものが、めちゃくちゃ大事なんじゃないかって。
(ぶっちゃけ僕、専門用語とか全然わかりません笑)
毎日がミニコントみたいなもんで、ツッコミどころ満載。理不尽に笑わされすぎて腹筋が鍛えられてきた気がする。
もちろん、大変なことも山ほどある。
でもそのぶん、子どもたちの奇想天外な行動に、毎日笑わせてもらってます。
えっ、今なんでそこ!?とか、まさかの行動に全員爆笑みたいなことが日常茶飯事。
そういう可愛くて憎らしい出来事は、面白おかしくエッセイにして発信していきます。
真面目な話だけじゃなくて、現場あるあるの面白さも、ちゃんと残しておきたい。
(試しにこれ読んでみて👇)
一人ひとりに合った支援とは何か。
親が疲弊しない育児とは何か。
現場での経験を積み重ねるうちに、見えてきたことがある。
特性(個性)ある子の育児は、家庭だけで抱えるには重すぎる。
親がダメなんじゃない。
子どもが悪いんじゃない。
ただ、限界が来てしまう構造なんだ。
そう考えたとき、ふと思った。
かつての母も、実はこういうしんどさを抱えてたのかもしれない。
今になって、ようやくあの言葉の裏側に、ほんの少し触れられた気がした。
第7章:noteとXで、何者かになろうとした
最初は副業目的だった。
楽に稼げたらいいな、くらいに思っていた。
でも、いろんな発信を見るうちに、ある気づきがあった。
「この世界では、“何者か”にならないといけないんだ」
じゃあ、自分なら何者になれるか?
それは、ずっと子どもと向き合ってきた経験。
教育と福祉の現場で培った「人との向き合い方」。
そこには確かな武器があると思えた。
ちょっと毒舌だけど許されるキャラ。
そんな自分だからこそ書ける言葉が、きっとある。
もちろん、きれいごとだけじゃない。
noteで稼いだお金で、家族とハワイ旅行に行けたら最高じゃんって、本気で思ってる。
それくらい現実的な夢があったって、いいじゃない。
副業って、誰かの役に立ちながら、自分の幸せもちょっとずつ形にすることだと思うから。
第8章:ひとりじゃ奏でられない教育(育児)というジャムセッション
ちなみに「ジャムセッション」って、知ってます?
即興で音を重ね合っていく演奏スタイルのこと。
誰かが主役というより、その場でお互いの音を聴き合いながら作っていく《共演》です。
教育や育児も、まさにそんな感じだと僕は思っています。
このnoteを通して、
教育や育児が“孤独じゃないもの”になるような場を作りたいと思っている。
学級崩壊も、家庭崩壊も、
本当は1人でなんとかできるものじゃない。
でも現場にいると、つい全部“自分の責任”だと思ってしまう。
そうやって追い詰められていく人を、僕は何人も見てきた。
だからこそ、この場所では、
綺麗ごとじゃないリアルを、ちゃんと言葉にしていきたい。
現場の手触り、感情の揺れ、どうにもならなさも含めて、一緒に“ジャムセッション”できる関係を築いていきたい。
なんかかっこつけた言い方してるけど、1番伝えたいのは、

誰かと同じ曲を演奏できたらめちゃくちゃおもろいぜ!
ってことなんです。
noteのコメントでも、Xでの引用でも、感想でも、
もしあなたが何か言葉を投げてくれたらそこから、またセッションは始まる。
おわりに:このnoteから、何が始まるか
noteでは、「子どもとジャムセッションする方法」や「親子・夫婦・人間関係の築き方」など、
僕がこれまで試行錯誤して得た知見を発信していきます。
文章が上手いわけじゃない。
でも、楽しみながら書いていきます。
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
このnoteが誰かの安心やヒントになるなら、それが何より嬉しい。
これからも、子どもや大人と“ジャムセッション”する方法を発信していきます。
よかったら、また読みに来てくださいね。
(ちなみに、noteで稼いでハワイ旅行に行けたら、その時は続きを現地から書きますね。笑)
いいなと思ったら応援しよう!
チップって…つまりナスへの投げ銭です。ナス銭。ナイスですね🍆✨