Episode 61 息切れしてしまうのです。
ウルトラマンって、私よりもちょっと上の世代がリアルタイムの世代なんでしょうかね。
バブル期にちょうど社会人になったころの人たち…でしょうか。
私のウルトラマンの思い出は、午後5時台くらいの子ども向け再放送で毎日やっているのを見た記憶でしょうか。
それでも再放送とは言え人気は大変なもので、学校でも再放送中のウルトラマンの話題が良く出たような気がします。
今と違ってネット配信などあるワケもなく、選ぶのに苦労するほどの映像コンテンツが並ぶレンタル屋もありません。
考えてみれば娯楽の少なかった時代なわけで、子どもにも理解できるウルトラマンに人気が集まったのも納得です。
その他に、仮面ライダーやゴレンジャーなんかも人気がありましたね。
私はウルトラマン派でした。
仮面ライダーとかよりもわかりやすいじゃないですか、子ども目線なら、地球を救うためにM78星雲からやってきた正義の味方の一言ですから。
仮の姿から変身して戦う、地球で活動できるたった3分を、手に汗握って見守るわけですよ。
小学生時代は2回の転校を含む毎年のクラス替え、中学生時代もクラス替えが毎年あって、高校進学時で同じ中学校からの進学者3名、さらに毎年クラス替え…。
環境が変化する度に気持ちをリセットして「学校」とか「クラス」という社会に溶け込もうとした私は、ウルトラマンが変身するように「別人」になっていたような気がします。
前の年までに身に着けた「記憶されている知識」を使ってクラスの輪の中に入っていこうと努力するんです。
そのテクニックこそが以前お話しした「再生」です。
表面上の会話をする「技術」…とでも言ったらいいでしょうかね。
でもこれは長続きしないんですよね。
私の口から出る言葉は「誰かの言葉」でそこに私の意思はありませんから、真意とのズレは必ずあって、そこを指摘されると土台から崩れてしまう…そもそも土台なんかないんですけどね。
自分の意見を求められると会話が止まる…会話についていけなくなるんです。
自然と会話からはじかれてフェードアウト…なんか上手くいかないんです。
ウルトラマンなら、カラータイマーがピコピコなってから起死回生の大逆転で怪獣をやっつけるのでしょうが、残念ながら私はウルトラマンではないワケで…。
環境が替わる度にウルトラマンになる努力をしていたような気がします。
今度こそ、今度こそ…。
今振り返れば、息切れして3分後に倒れるウルトラマンを何回も経験したように思います。
旧ブログ アーカイブ 2018/11/14
