見出し画像

私の体と、優しい手紙

私は手紙を書くことが好きです。
そして手紙をもらえることは、それ以上に嬉しいことです。

想いを込めて書かれた手紙は、読む人の心を優しく包み込みます。
時には、心を癒す薬のような存在になることもあると、私は思います。

昨年末から私は持病を抱えています。
体調が良い日もあれば、思うようにいかない日もあり、薬を調整しながら過ごしています。

10月の半ば、体調が急に悪化し、10日間ほど日常生活が思うように送れなくなりました。
緊急性はないとのことで、安心はしたものの、寝て過ごす日々が続き、落ち着くまで時間がかかりました。

夜になると、なかなか良くならない体に不安が押し寄せ、涙が止まらなくなりました。
狭い家なので、こらえられず泣いている姿を、娘に見つかってしまいました。
娘も何も言わず、隣で静かに涙を流していました。

家族には協力してもらうしかないけれど、申し訳なさばかりが積もっていきました。
いつもは弱音を受け止めてくれる両親や、心を許している友達に愚痴をこぼしてしまうのだけど、相当気が滅入ってしまったせいか、今回は誰にも連絡をとる気持ちになれませんでした。

そんな中、ひとつ気がかりなことがありました。
それはまだゆっくり話したことのないママさんと、初めてランチをする約束を入れていたのです。

まだ近い存在というわけではないので、会うに至るまで、かなり時間がかかって実を結んだ約束。
「会う日には元気になっているかもしれない..」とも考えたけど、前もってお断りさせてもらおうと思い、正直に状況を伝えました。
その方とは、娘を通じた知り合いだったため、娘に事情を話すと、

「ママ、もう会ってもらえないんじゃない?」

と小さく笑いました。冗談めいていながら、体のことを気づかう優しさがにじんでいました。

「そうだね、早く元気にならなきゃ」

と笑い返しました。

娘は運動をやっていて、その際、娘がそのママさんと会う機会があります。
ちょうどその日も娘に、「もし会えたら、よろしく伝えてね」と声をかけ、まだとれない痛みに寝たきりで過ごしていました。

娘が帰ってくるなり、袋を渡されました。

「ママのこと心配してたよ」

そこには、いくつかの種類の中国茶と、お手紙が入っていました。


--体調いかがですか?カフェインが少なく、体に優しいお茶を店主さんに伺って、その中でも香りからも癒されそうなものを選びました。無理せずゆっくり過ごしてください--


そこには初めて見る、彼女の柔らかいかわいらしい文字がありました。
見た瞬間、あたたかい涙がこぼれました。

私はお茶が好きです。
前に緑茶と祖母に関して投稿したことがありますが、そこに書いた通り、毎日緑茶を飲みます。

メールでのやり取りが多かったのに、私のそんな日常を覚えていてくれたのかと。
頂いたお茶はどれも香りがよく、飲むたびに癒されています。
中でも白瑞香(はくずいこう)と雀舌(じゃくぜつ)のお茶が特に気に入りました。

本人には恥ずかしくて言えませんが、ひっそり憧れている方なんです。
私も誰かの心をそっと包み込めるような、寄り添えるような、そんな人間になりたいなと思いました。

今は元気を取り戻しました。
休んでいた時、横になりながら、noteの皆さんの投稿も、たくさん読ませて頂きました。

笑ったり、泣いたり、同じ思いを抱えてる方に救われたり。
つながってくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。

弱っていると、自分を見失いがちになります。それでも、ここに自分の居場所があると思えるのは、皆さんのおかげです。

手紙も大好きだけど、noteも大好きです。
また読みに、おじゃまさせてください😊


いいなと思ったら応援しよう!