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ロバート・レッドフォード追悼〜「明日に向かって撃て」はWOWOWで

ロバート・レッドフォードが亡くなって、無性に「明日に向かって撃て(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid)」(1969年)を見直したくなったのだが、U−NEXTで配信されていない。Amazon Primeも有料レンタル、そのうち追悼特集でどこかのテレビ局が放送するだろうと、ラテ欄をチェックしていたらWOWOWで放送されることを発見した。(11月15日にも放送。WOWOWオンデマンドで12/26まで配信)

19世紀終わりのアメリカ西部、実在した“Holl-in-the-Wall Gang“〜“壁の穴ギャング団“のリーダー、ブッチをポール・ニューマンが演じる。彼を補佐するのが、稀代のガンマン、サンダンス・キッド、これがロバート・レッドフォード。

ブッチのリーダーシップで、強盗を企てていく。ブッチの最終目的は南米ボリビアに行って、一旗上げること。夢を見ながらも、二人は現実世界で悪事を繰り返すのだが。。。

二人の人生に巻き込まれる女性エッタを演じるのが、キャサリン・ロス。彼女はサンダンスの恋人なのだが、ブッチとの距離感も微妙な三角関係。

男性2人、女性1人という組み合わせ、私がすぐ思い浮かべる映画は、フランソワ・トリュフォー監督「突然炎のごとく」(1962年)。女性を演じるのが、ジャンヌ・モロー。大好きな映画だが、原題は男性二人の名前をとった「ジュールとジム」。「明日に向かって撃て」の原題と、同じ構造である。

「明日に向かって撃て」で、三人の関係が最初に提示されるのが、有名な自転車の場面。当時の新発明、自転車にブッチとエッタが二人乗りし、BGMにBJトーマスの“雨にぬれても“が流れる。

私はふと、これは「突然炎のごとく」へのオマージュではないかと思った。ジュールとジム、そしてジャンヌ・モロー演じるカトリーヌがそれぞれ自転車に乗り、風を切って走る印象的なシーンがある。ポール・ニューマンと、キャサリン・ロスの二人乗り、三人の関係性は、私にトリュフォーを想起させた。

こうした点に思いを馳せながら、「明日に向かって撃て」を改めて観ると、西部劇の形式をとりながら、ヨーロッパ映画のような繊細さ、壊れやすさが秘められているように感じる。映像に収められているのは、人生の中の一瞬の輝きと、永遠の闇。

この映画で、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが体現するのは、そんな儚さだった

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