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ライブの記憶(15)〜1979年のアース・ウィンド&ファイアー

ディスコ・ミュージックというのを、最初に意識したのは1975年のヴァン・マッコイ“ハッスル(The Hustle)“だったと思います。ヒット・チャートの首位を長い間キープしていました。1978年にはジョン・トラボルタ主演の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が公開され、友人と映画館で観たのを憶えています。正直、映画のクオリティには?だったのですが、ビージーズの楽曲は頭に残りました。

クール&ギャング、KC&サンシャインバンドといったグループの楽曲も、ラジオなどでよく流れていましたが、我々にとって大物感があったのは、アース・ウィンド&ファイアー(以下、EW&F)でした。

1977年、EW&Fは9枚目のアルバム「太陽神(原題:All 'N All)」を発表します。すでにアメリカではアルバム・チャート1位を獲得していたEW&Fですが、日本での人気は本作(オリコン14位)で確立したと思います。ジャケットを日本人の長岡秀星が描いたいたことも話題になりました。

シングル・カットされた、“太陽の戦士(Serpentine Fire)“、“宇宙のファンタジー(Fantasy)“も、日本でよく流れました。そして、1978年、EW&Fはベスト・アルバムを発表しますが、これに収録されシングル・カットもされた楽曲が、“セプテンバー(September)“。当時、ディスコの定番曲となり、今でも、多くの人が知っているのではないでしょうか。

こうした状況での初来日を遂げたのが1979年でした。私が行ったのは、4月3日大阪厚生年金会館、高校3年生に上がった頃でした。

「太陽神」のジャケットに描かれたのは、ピラミッドでしたが、当時のEW&Fのライブは、このピラミッドをステージ上に設置し、レーザー光線、ピラミッドを利用した演出など、音楽と共にそのスペクタクルな演出が評判になっていました。

EW&Fは、バンドのリーダー、モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツイン・ボーカルを核にしていました。ベイリーのファルセットが、驚くほど美しくよく通り、「こんな風に歌える人がいるのか!」と、感動したことをよく覚えています。

細かいことはよく覚えていませんが、幸いにこの日本ツアーの日本武道館公演がNHKのヤング・ミュージック・ショーで放送され、その映像がYouTubeにアップされています。

あらためて観ると、モーリス・ホワイトが素晴らしい。歌唱は当然ながら、バンド・リーダーとしての統率力、観客を盛り上げる手腕。演奏のグルーブ感も半端ではなく、今さらながらとんでもないステージを体験したんだと感じ入りました。

モーリスの弟、ベースのヴァーダイン・ホワイトのソロも凄かったのですが、最後には宙に浮いてのプレイ! ライブのクライマックス、“Getaway“が演奏される中、メンバーがステージからピラミッドの中へと移動する演出も、映像で確認できます。最後にはピラミッドが飛び立ち。。。。そうそう、こんな感じだった。

ラストは、よく覚えています。前述の通り、前年発表された新しい曲なれど、すでにEW&Fの大人気となっていた“September”。あの頃から、観客はサビで手を振っていたような。

お祭りのようなEW&Fのステージで盛り上がった我々ですが、いよいよ大学受験に本格的に取り組まなければならない年となり、ライブからはしばし離れざるを得なかったのでした

余談ですが、昨日も言及した山下達郎の「サンデー・ソング・ブック」。いつもは、カルトな曲を流す番組ですが、今回は、誰でも知っている“ベタな曲“のリクエスト特集“ベタリク“。リクエストは、様々な曲に分散する中、ひときわ多くのハガキが届いた曲が“September“だったということで、この曲がかかりました


*ライブの記憶(14)はこちら


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