富士ヒル 2026年∶ゴールドトレイン体験会
富士ヒルに出場された皆様お疲れ様でした。
目標を達成した方、おめでとうございます。
達成できなかった方、まずは1年間のトレーニングお疲れ様でした。
疲れを癒し、元気がでたらまたトレーニングを再開しましょう。
2027年の富士ヒルは今日から始まっています。
さて私の結果ですが、目標が65分切りのゴールドだったのに対して結果は68分。
自己ベストの71分を3分以上更新したものの、ゴールドには3分以上足りませんでした。
正直に言って、ゴールド私にとって高すぎる目標です。
3年間、ゴールドをめざしていますが、取れそうだと思ったことは一度もありません。
今年の富士ヒルも、上手くいけば70分を切れるかなというくらいでした。
でも富士ヒルはロマンです。
シルバーの次はゴールドをめざさなければ。
ロマンのない人生など、その本質を欠きます。
私はロマン派クライマー、つまり豊かな感情表現と内面世界の投影による登るタイプです。
というわけで、今年も抽選に当選したのでゴールドトレイン体験会に参加してきました。
結果
タイム∶68分
平均パワー∶223W(PWR3.91)
平均心拍数∶172bpm
平均ケイデンス∶92rpm
スペック
体重∶57kg
自転車重量∶7.0kg
FTP∶265Wくらい(未測定、ワークアウトの実績より推定)
コンディション
スタート時の気温が13℃くらい
曇りで日差しなし
待機中はウインドブレーカーがないと寒いが、走ればウインドブレーカーもアームカバーも無くてOK
標高が上がると霧が出ていたが、最後まで寒いと思わなかった
サイコンに汗がポタポタ落ちるくらいには汗をかいていた
五合目は体感8℃くらい
ほぼ無風(奥庭→ゴールは少し追い風?)
私の知る限り過去最高のコンディション
レポート
レポートを書きますが、一合目下駐車場以降はほぼ記憶がありません。
思い出しながらコメントを書きますが、正確性を欠いた内容です。
妄想&改ざんされた記憶を多分に含む内容になっているかもしれません。
事実のみ知りたい人は、下の方にあるデータの項目を参照してください。
ウォームアップ
昨年までのなんちゃってウォームアップからバージョンアップ。
今年はきっちりとしたウォームアッププロトコルを導入。
自分で考えたプロトコルなので、これが最適ではないかもしれないけど、今のところ良い感じ。
ZWIFTのワークアウトにも導入しています。
北麓公園までの登りを4回リピートして
・1本目∶ケイデンス110rpm以上
・2本目∶240Wx1分を2回
・3本目∶260Wx1分を2回
・4本目∶360W以上x30秒x2回
これで脚に刺激が入り、心拍数も最大心拍数の85%くらいまで上がった。
整列
5:30頃に会場に到着。
すでに整列が始まっている。
参加案内記載の ”6時より整列開始” とは?
第3スタートの第2グループ(多分)に並ぶ。
並んだらすぐにジェルを1本摂取。
これはアップで消費した分のエネルギー補給を想定。
スタート15分くらい前にもう1本を摂取。
これはレース中に使われるエネルギー。
スタートまではウィンドブレーカー着用。脱いだら寒い。
2回トイレに行き、友人と雑談してたらスタート時間に。
スタート〜一合目下駐車場
とりあえずゴールドを狙っている友人についていく。
計測開始地点からバキッと上がった。
サイコンにパワーを表示していなかったので分からないが、300Wくらいか?
嫌だったけど、少し走ったら少し緩んだので頑張ってみる。
ついていけるけど、まあまあキツイ、このまま最後までいける気はしない。
そんなペースで進む。
サイコンの表示はタイムとケイデンスのみ。
パワーと心拍数はソロでペースを守って走るときには重要。
だが今日はゴールドトレインについていくのみ。パワー心拍数の表示は自分の限界を作るだけ。
どうせサイコンを見る余裕はないが、各ポイントでの進捗は見たかったのでタイムは表示。
ケイデンスは、可能な限り95rpm以上をキープしたかったので表示(結局ほとんど見てないが)。

途中でEMUさんのトレインがいたので思わず声をかけてしまう。
レース中に失礼しました。
youtubeでよく見ているので、私はよく知っているが、当然相手は私を知らない。
これはパラソーシャルと言われる一方的で非対称の関係だ。
「パラソーシャル関係(擬似社会関係)」とは、実際には面識のないメディアの出演者、有名人、キャラクター、AIなどに対し、一方的に深い親近感や友人関係のような繋がりを感じる心理現象です。SNSやライブ配信の普及により、近年特に注目されているメディア・心理学用語です。
大事なことなのでわかりやすく書きます。youtuberは私の友達じゃない。レース中に気軽に声をかけるな。
なお、このEMUさんのトレインにはあとで抜き返されました。70分切りのトレインとのことでした。
↓チラッと映ってました。
一合目下駐車場〜樹海台駐車場
一合目下駐車場以降はほぼ記憶がない。
しょうがないので勘でレポートを書く。
たぶん一合目くらいでゴールドトレインから落ちた。
この先はサイコンにパワーを表示させる。
心拍数は怖いので表示しない。
180なんて見た瞬間、脚が止まる。知らぬが仏。

ゴールドトレイン、70分トレインが次々に来るので、タイミングが合うのに乗る。
キツくなったら無理して乗り続けずに離れ、次のトレインを待つ。
前の方でスタートするとこれができるので助かる。
なぜか私が先頭になり、後ろにトレインができていることもあった。
できるだけ一定ペースで走ることを心掛けたが、どうしても勾配の変化でパワーにムラができていたと思う。
後ろについていた人は走りにくかったと思います。
ごめんなさい。
ポツポツとトレインから離れて一人で走っている人を抜くことが多くなってきた。
がんばりましょう と声をかけながら走る。
これは相手に言っているように見せて、実は自分に向けたエールだ。
がんばれ、俺。
樹海台あたりで最初の水分補給。
ボトルは持たずに背中に150mlのソフトフラスク。
中身は炭酸抜きコーラにマルトデキストリンを50gくらい溶かしたもの。
富士ヒルでの消費カロリーは1000kcalくらいなのでエネルギー補給はなくてもいいと思ってるけど、リフレッシュのため(詳しくはカーボリンスで検索)。
天気が悪く体感気温が低かったのもあり、水分補給はこれで十分だった。

樹海台駐車場〜大沢駐車場
樹海台過ぎたあたりでトレインからちぎれた。
この先の区間は勾配が緩いのでソロで走ったら終わる。
ピンチ。
タイミングよく次のトレインが来たので踏み直してついていく。
あんまり覚えてないが、大沢までの間にトレインからちぎれた人が集まって、5人くらいで自然発生的な先頭交代で走っていた気がする。
自分が先頭に出たときは緊張。
大沢駐車場の前で少し速いトレインに抜かれ、それについていくように私のトレインも少しペースアップ。
集団の最後尾に落ちる。
振り返ると見える範囲には誰もいない。
このトレインから落ちたら一人旅だ。
気合で踏む。
生き残った。
大沢駐車場〜奥庭駐車場
大沢から急勾配→緩斜面を(たぶん)3回繰り返すと奥庭駐車場が見える。
緩斜面は空気抵抗削減の効果が高いのでトレインについていきやすい。
ポイントは急勾配。
急勾配でトレインから遅れないように頑張り、緩斜面に入ってスピードに乗るまで気を抜かない。
これを繰り返し、奥庭駐車場の入り口に到着。
奥庭駐車場の看板くらいで集団のペースが上がる。
少し遅れた。踏まないと助からない。
でもツライ。
"踏まなければ"
判断が3秒遅れた。
集団との距離が開く。
もう集団には戻れない。
一番大事なところでソロになってしまう。
最後の平坦でソロだとザックリ30秒のロスだ。
奥庭駐車場〜ゴール
もう遅いけど、奥庭駐車場の出口に近いところでダンシングで前を追う。
集団には届かないが、平坦にさしかかるところで、集団とは離れてマイペースで走っている人がいたので後ろにつかせてもらう。
途中で前に出ようとしたが、私も脚がなく、並走したあたりまでで追い抜けず、また後ろにつかせてもらう。
ダサい。
2つ目のトンネルに入る前あたりでようやく前に出る。
霧で視界が悪い。
少し怖いが、何度も走ったコース。大丈夫だ。
最後の登りが始まり、慎重にインナーに落とす。
アウターで押し切る人が多いが、力なき者はインナー。
トンネルに入って少しパワー上げようとしたが、上がらない。
何だこれは?脚が重い。
トンネルを抜けたらダンシング。
サイコンを見なくてもパワーが出ていないのがわかる。
でもシッティングではもうパワー出ないだろう。
ダンシングで押し切るしかない。
応援の声が力になる。
踏みやめることなくダンシングのままでゴール。
ゴール
タイムは68分
ゴールドには手がかかってもいないが、そんなことはどうでもいい
何の後悔もない
今日できるベストだったと思う
よく頑張ったよ、俺
データ
STRAVAのデータは下のとおり





一合目下駐車場まではパワーが出ている(257W、PWR4.51)。
interval.icuの高地補正をしたパワーは279w。
FTPを超えている。上げ過ぎだろう。
逆にいうとFTPがこれくらいないとゴールドは取れないのだろう。
一合目下〜樹海台は220W、PWR3.86
樹海台〜大沢は213W、PWR3.74
大沢〜奥庭は209W、PWR3.67
奥庭〜ゴールは212W、PWR3.72
一合目下から樹海台のどこかでゴールドトレインから落ちたので、その区間からパワーが落ちている。
あとはあまり変わらず210W前後。
緩斜面は200W以下で、勾配がきついと240-250Wくらいだった。
料金所〜ゴールは220W、PWR3.86。

STRAVAはPRだらけ。
素晴らしい。


なお、料金所〜ゴールの220Wは、前回の試走より低い。
試走では224Wでタイムは料金所から72分。
今回は220Wで料金所から66分。
パワーが4W低いのにタイムは6分速い。
私がなんとなく思っていた、本番のタイムはソロで試走したときよりも10%速いというのとピッタリだった。
今年の富士ヒルは風がなく、気温もちょうどよかったのでコンディションが良かった。
その影響もあると思うが。
2024年の本番、2025年の本番のデータと比較するとこんな感じ。(料金所からゴールまで)

タイムは2026年が圧倒的自己ベスト。
パワーは2024のほうが高い。やはり2024年より弱くなっている。
それでもタイムが良かったのは、今年はトレインに恵まれたからか、気温や風などのコンディションが良かったからか?
今年はハンドルの高さを2cmくらい下げたので、その効果もあるかも。
Taka@GBtLさんの作った実走のデータをZWIFTのリザルトみたいに表示するやつを使うと2024年、2025年、2026年の富士ヒルはこんな感じ。

2024年

2025年

過去3番目に仕上がりの2023年を超えた
2026年
コピペかなって思いますが、よく見るとスタート後の赤&オレンジの時間が少しだけ伸びてます。
ゴールドトレインについていけている時間が延びている。
このツールは面白いのでオススメです。
パワーと心拍数は下のグラフのような感じ。
パワーは多くの時間がZ3とZ4。
下のグラフではZ3の方が多いが、海抜0mに換算するとZ3とZ4の割合が逆転するだろう。
SSTは大事。
心拍数は、Z4で1時間。
ほとんどの時間を172~174bpmで走った。
これにはApleのTTで高い心拍数をキープしたのや、L5のトレーニングで心肺に刺激を入れたのが効いているだろう。あと大垂水峠でのリピート練習も。


今後に生かせるいいデータがとれた。
最後に
今年の富士ヒルを振り返り、思いつくままにまとめてみました。
レースが終わって帰宅するまでの間、様々な感情が頭の中でグルグルとしていて闇落ちしそうになりましたが、この記事を書くことで整理できました。
やっぱり言語化は大事。
まあ、涙は止まらないけど。
感情を整理すると、
・ゴールドを取れなくてくやしい、超くやしい
・ゴールドを取れた友人が羨ましい、超羨ましい
・でも念願のゴールドおめでとう
・今日はいい走りができた
・シルバーは速いし、70分切りは速い
・自己ベストが出た = まだ成長している
・またゴールドめざしてトレーニングすればいいか
・あれ、どっちにしてもトレーニングするんだから、ゴールド取れてても取れてなくても同じじゃない?
・その情報により行動が変わらないのであれば、その情報の価値はゼロだ
・今年ゴールド未達という情報/事実に意味はない
・ヨシ!
(整理できているのか?)
さて、ゆずれーるを30000回クリックして始まった今年の富士ヒルは終わりました。
今日から富士ヒル 2027のスタートです。
来年ももちろんゴールドが目標!
自分の限界を探す挑戦
失敗したら、また翌年挑戦
終わるまで無限に残業
ゴールドに挑んだ3年間がサンクコストとして積み重なっている。
それを回収するまでやめられないよね。
