人生のながーい夏休みを、始めることにしました。
2025年の秋
私は、25年間続けた仕事を辞めました。
正確に言うと、辞めざるを得ませんでした。
うつ病で何もできなくなったからです。
長いあいだ働いてきた仕事を離れたとき、私の人生は一度、止まったように感じました。
これからどうすればいいのか。
何ができるのか。
また働けるようになるのか。
そもそも、生きていけるのか。
不安で息苦しくて、まっくらなトンネルの中。
何もわかりませんでした。
それまでの私は、ずっと前だけを見て走ってきたような気がします。
働いて、頑張って、できることを増やして。
つらいことがあっても、なんとか乗り越えて。
でも、あるとき、走れなくなりました。
心も身体も、「もう休んで」と言っていたのかもしれません。
最初は、休むことさえ怖かった。
何もしていない自分が嫌でした。
働いていない。
役に立っていない。
前に進んでいない。
みんなに迷惑がかかる。
わたしのせいで。
そんなふうに、自分を責めていた時期もありました。
けれど、長い時間をかけて、少しずつ変わっていきました。
朝起きること。
ごはんを食べること。
お風呂に入ること。
外に出ること。
誰かと話すこと。
絵を描くこと。
そんな一つひとつが、以前は当たり前だったことが、少しずつ「できたこと」になっていきました。
そして気づけば、私は少しずつ、自分を取り戻していました。
もちろん、今も完全に元気になったわけではありません。
今も、調子を崩すことがあります。
不安になることもあります。
これからのことを考えて、不安になったり、立ち止まることもあります。
でも、私は今も歩いています。
まだ、旅の途中です。
このnoteでは、私がうつ病になってから、今までどんな日々を過ごしてきたのかを書いていこうと思います。
当時、途中から記録として日記を書いていました。
その日記を読み返しながら、少しずつ記憶をたどっていくつもりです。
何もできなかった日。
少しだけできた日。
泣いた日。
笑えた日。
自分を責めた日。
そして、ほんの少しだけ前を向けた日。
そんな日々を、これから少しずつ綴っていきます。
私は、この時間を「人生のながーい夏休み」と呼ぶことにしました。
人生が止まったのではなくて。
これまで走り続けてきた私が、少し長い休みをもらっている。
そう思えるようになったからです。
もし今、あなたも立ち止まっているなら。
ここに、ひとり。
少しずつ歩けるようになっている人がいます。
私はまだ、旅の途中です。
だからこそ、同じように立ち止まっている誰かと、一緒に歩いていけたらと思っています。
この記録が、いつか誰かの小さな灯りになりますように。
今日から、私の「人生のながーい夏休み」を綴っていきます。
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