“すぐ届かない言葉”のほうが、たまに大切だったりする│不便さ#7
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⏰機械vs🌅自然(#6) (#8)💻online vs 👪会う
即レスをやめて、手紙を書いてみる
—— 言葉が届くまでの“間”に、心が宿る
僕たちは、あまりにもすぐに返事を求めすぎている。
LINE
メール
通知
既読。
言葉が即座に飛び交う世界の中で
本当の気持ちがどこにあるのか
時々見失ってしまう。
だから僕は
一通の手紙を書くことにした。
メールではなく
手書きの便箋を選んだ。
相手は、学生時代の友人。
最近少し疎遠になっていた。
何を書いていいか分からなかったけれど、
ゆっくりペンを走らせていくうちに、
言葉がほどけていった。
最近の暮らし、
ふと思い出した昔の旅行、
あのとき話せなかったこと。
封をして
切手を貼って
ポストに入れる。
それだけの動作に、
なぜか
小さな祈りのような気持ち
が宿っていた。
返事は、すぐには来なかった。
でも、その“待つ時間”が悪くなかった。
送った言葉が
誰かの生活の中にゆっくりと
降り積もっていく。
そんな想像をしているだけで
気持ちがやわらかくなった。
一週間後
彼から便箋の返事が届いた。
彼の字は少し乱れていて
でも昔のままだった。
そこには、
僕の知らない彼の近況と、
「手紙って、いいもんだな」
とひとことだけ添えられていた。
すぐ返ってこないことは
決して悪いことじゃない。
そこには、
“時間をかけた分の温度”がある。
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