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中国:江蘇省無錫で持刀襲撃事件が発生し8人亡くなる

2024年11月16日(土)夜。 江蘇省にある宜興無錫工芸職業技術学院で「持刀襲撃事件」が起きた。8人が亡くなり17人が怪我を負った。犯人は21歳の男子の学生で、2024年卒業生だった。しかし試験におちて卒業証書を得られなかったことと、実習の報酬に不満を持って凶行を捌け口にした(发泄行凶)と伝えられた。持刀砍人chí dāo kǎn rén 事件。砍:猛烈な力で刀で切りつける行為をいう。
 なお伝えられる犯人がスマホに残した主張は二つあって、一つは試験なんてそもそもインチキ(作弊)だという主張。これが具体的に指すことはすぐにわからない。もう一つは実習として工場で保険なしに16時間労働を強いられ休みもなく、ほとんど賃金をもらえなかったこと。この点について、職業学校では卒業前実習として工場に学生を派遣。工場側は社会保険不要で低賃金の労働者としてこれを利用、長時間労働をさせ、学校側に仲介金を払っているーとの書き込みがある。
 職業学校が、大学進学が一般化している中国で置かれている社会的地位の問題、その中での学校側の経営姿勢に対する、この学生の怨念、不満がこの事件には見え隠れしている。しかしそうだとしても、同じ職業学校の学生を無差別に襲うのでは、筋が通らないように思う。

中国で起きている持刀襲撃事件と言うと日本では9月18日に深圳で起きた日本人小学生刺殺事件がすぐに想起されるが、実はその後も、9月30日には上海のスーパーで3人が死亡、15人が怪我をする事件が起きており、さらに10月28日には北京の中関村で小学生3人を含む5人が襲われ怪我をする事件が起きている。
 また無差別殺人事件としては、11月11日(月)夜に広東省珠海でオフロード車(越野車)で、運動などをしていた人々を次々に跳ね飛ばして、35人死亡、43人が怪我という大規模な事件が発生して、社会に衝撃を与えたばかりだった。
 中国では無差別殺人事件が頻発している。



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福光 寛  中国経済思想摘記 main page: https://note.mu/hiroshifukumitsu  マガジン数は20。「マガジン」に入り「もっと見る」をクリック。mail : fukumitu アットマークseijo.ac.jp