毎日食べてたアイス、実は危険だった?知らないと損する「種類別」本当のリスクと驚きの健康効果
暑い夏も、寒い冬も、アイスってなぜかやめられないですよね。 でも、「アイスクリーム」と書いてあるものと「ラクトアイス」と書いてあるもの、その違いをちゃんと意識したことはありますか?
実はこの違い、ただの名称の問題ではありません。成分・添加物・健康への影響が大きく異なるんです。
この記事では、アイスの種類ごとのリスクと、意外と知られていない健康効果について詳しく解説します。
参考: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」/ 農林水産省「脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響」(2025年5月更新)/ FAO・WHO合同専門家会合によるトランス脂肪酸摂取目標(総エネルギーの1%未満)
アイスは全部同じじゃない!4種類の違いを知ろう
法律で決まっているアイスの分類
アイスは「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」によって、乳固形分の含有量に応じて以下の4種類に分類されています。
アイスクリーム:乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上
アイスミルク:乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上
ラクトアイス:乳固形分3.0%以上(乳脂肪分の規定なし)
氷菓:乳固形分がほぼなし(かき氷・アイスキャンディなど)
乳固形分とは、乳製品から水分を除いた成分のことです。乳脂肪分はそのうちの脂肪分を指し、バターやクリームになる成分です。
アイスクリームとラクトアイスはここまで違う
アイスクリームは乳固形分が豊富で、カルシウムやビタミンなど栄養素もしっかり含まれています。一方、ラクトアイスは乳固形分がわずか3%以上あれば良いとされており、アイスクリームの約3分の1以下です。
この少ない乳固形分を補って濃厚さを出すために使われるのが、植物油脂です。
ラクトアイスに潜む「体に悪い油」の正体
植物油脂=体にいいは間違い
「植物性=健康的」というイメージを持っている方も多いと思いますが、それは必ずしも正しくありません。アイスに使われる植物油脂は主に以下のものです。
やし油( coconut oil )
パーム油
菜種油
これらを加工・精製する過程で生成されるのがトランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸が体に与える影響
トランス脂肪酸は、以下のような健康リスクが指摘されています。
悪玉コレステロール(LDL)を増加させる
善玉コレステロール(HDL)を減少させる
動脈硬化・心臓疾患のリスクを高める
肥満やインスリン抵抗性の増加
FAO/WHO合同専門家会合は、1日のトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギーの1%未満に抑えるよう勧告しています。アメリカでは2018年に食品へのトランス脂肪酸使用が事実上禁止されており、カナダ・韓国などでも成分表示の義務化が進んでいます。
日本で規制されない理由
日本ではトランス脂肪酸の表示義務や含有量規制はありません。その理由は、日本人の油の摂取量が欧米に比べて少なく、すぐに健康被害が出るレベルではないとされているからです。
ただし、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、飽和脂肪酸の目標摂取量は総エネルギーの7%以下ですが、20歳以上の日本人の平均摂取量はすでに8%を超えているとされています。決して安心できる状況ではありません。
添加物にも要注意!乳化剤・安定剤・甘味料の問題
乳化剤と安定剤
ラクトアイスやアイスミルクには、なめらかな食感を保つために乳化剤や安定剤が多く使われています。
乳化剤:水と油を均一に混ぜ合わせるために使用。種類によってはアレルギー反応や染色体異常のリスクが指摘されているものもあり、安全性がグレーゾーンなものも存在します。
安定剤:粘り気や口当たりを良くするために使用。天然由来が多いものの、1日の摂取量の上限が設けられています。
発がん性が疑われる甘味料
冷たい食べ物は温度の影響で甘みを感じにくいため、砂糖の代わりに少量で強い甘みを出せる甘味料が使われることがあります。以下の甘味料は安全性に疑問が持たれているものです。
アセスルファムカリウム
スクラロース
ステビア
これらはラクトアイスやアイスミルクに多く使われています。
実はアイスクリームにはダイエット効果がある?
朝アイスダイエットとは
森永乳業と杏林大学名誉教授による共同実験では、朝食にアイスを食べると脳が活性化し、リラックス効果が高まったり、頭の回転が良くなったりすることがわかっています。
やり方はシンプルで、朝食をアイスクリームに置き換えるだけです。ただし、量は80〜120gを守ることが重要です。食べ過ぎると逆効果になります。
カルシウムがダイエットをサポート
アイスクリームには乳成分が豊富なため、カルシウムをしっかり摂ることができます。カルシウムにはインスリンの分泌を抑制する働きがあります。
食事をすると血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンが分泌されますが、このインスリンには糖を脂肪に変えて体に蓄積する作用があります。カルシウムを摂ることでこの働きを抑え、脂肪がたまりにくい体に近づけるというわけです。
アイスクリームのGI値は白米より低い
GI値(グリセミック・インデックス)とは、食後の血糖値の上昇しやすさを示す指標です。数値が低いほど太りにくいとされています。
各食品のGI値の比較は以下の通りです。
食パン:91
精白米:84
アイスクリーム:65
アイスクリームはご飯やパンよりもGI値が低く、血糖値が上がりにくい食品です。
また、アイスクリームにはビタミンB2が豊富で、糖質・タンパク質・脂質の代謝を助ける働きがあります。代謝が上がることで脂肪が蓄積されにくい体づくりにもつながります。
アイスを安全に楽しむために知っておきたいこと
種類別に見るリスクの高さ
氷菓・アイスクリーム:植物油脂を使わないため比較的安心。ただし食べすぎは禁物
アイスミルク:植物油脂が含まれるため頻度に注意
ラクトアイス:植物油脂・食品添加物が多く、乳成分による栄養素も少ないため摂取頻度を低くすることをおすすめ
買うときに確認したいポイント
商品の裏面にある種類別名称と原材料名をチェックしましょう。
**「アイスクリーム」または「氷菓」**と表示されているものが安心
原材料に**「植物油脂」の記載がないもの**を選ぶ
甘味料の記載が多いものはできるだけ避ける
こんな人は特に注意を
お腹が弱い人:冷たいものの刺激でお腹を壊すことがあります
乳糖不耐症の人:乳糖を消化する酵素が少ないため、氷菓以外のアイスはできるだけ控えましょう
まとめ
アイスはすべて同じではありません。成分表示の「種類別」を見るだけで、リスクの高いアイスと安心なアイスを見分けることができます。
ラクトアイスやアイスミルクを毎日食べることは避け、選ぶならアイスクリームか氷菓を。そして量を守れば、朝食として脳やダイエットに役立てることだってできます。
アイスの甘い誘惑に負けながらも、ちょっと賢く選ぶだけで、体への影響はずいぶん変わってきます。ぜひ次にコンビニやスーパーでアイスを手に取るとき、成分表示を確認してみてください。
