【じーじは見た!】前編:第1回日本成長戦略本部(閣僚会議)を見てみた!
Z世代応援団、未来世代応援のじーじです!
さて、今回は首相就任直後に高市さんが本部長となって設立した日本成長戦略本部の第1回閣僚会議の様子を見てみることにしましょう。
高市首相が尊敬して止まない安部元首相、その長期政権のキャッチフレーズアベノミクスの「3本の矢」は①大胆な金融政策(金融緩和)、②機動的な財政政策(財政出動)、③民間投資を喚起する成長戦略、この内、高市さんは、②+③が上手くいかなかったとの反省に立った政策に舵を切ろうとしています。
そこで始めたのが「日本成長戦略本部」です。
その第1回本部会合(閣僚会議)の様子を前・後編で詳しく見てみましょう。
1️⃣ 高市さんのねらい
アベノミクスで、金融緩和によって市場にマネーを供給しても財務省がプライマリーバランス黒字化(基礎的財政収支の単年度黒字化:国の歳入<税収や税外収入>から、国債の利払いなどを除いた歳出<政策的経費>を差し引いた収支の黒字化)に固執するあまり、政府支出を絞って(小さな政府を志向)しまい、肝心の民間投資が規制だらけの国内ではなく、海外での投資に集中してしまったことを高市さんは良く分析して反省したことが伺えます。
そのため緊縮財政から積極財政(大きな政府)に舵を切るためにプライマリーバランス黒字化ではなく、ドーマー条件への切り替えを「責任ある積極財政」という言葉に置き換えて、片山さつき氏を財務大臣に起用することで財務省の呪縛を解こうとしています。
そして政府支出を増やし「長期」目線で「成長」に向けた未来への種まき投資に積極的に政府が関わることで、民間企業の国内投資を誘発して行こうとの思惑ですが、そう簡単にはいかないと思いますよ。
なにせ大企業は国内でリスクを取りません。
今までとは違うスキームを志向したGX投資には特別会計も活用して長期視点での助成を目指した工夫はあったものの首相(トップ)の覚悟と軸がなく、結局大企業はリスクを取れませんでした。
規制緩和とルール形成が遅く、補助金支出分野が多岐にわたり、補助金目当ての中小企業がうようよ出てきて、しょぼい投資の集合となった再エネ投資(大規模投資の洋上風力は大企業が撤退)のように、国債発行を躊躇して、プライマリーバランスを重視するあまりに投資回収を急ぎ、規制緩和よりも規制に拘ったルール形成に大企業の国内での積極投資を起こせませんでした。
大企業が正しくリスクを取れるように、責任ある積極財政では国債発行を躊躇せず、特別会計を活用して、今度こそ規制緩和を立法措置で行い、未来の方向性を示すことで、大企業の国内投資を盛り上げる政策づくりに期待したいです。
そうしないと、インバウンド需要の盛り上がりに呼応して外国人や外国法人の不動産投資が過熱、規制強化の声が高まっており、国内マーケットで唯一投資が盛り上がっていた不動産もスローダウンする可能性(中国政府自らが日本に行くなと言っていますから急速に悪化するかもしれません)があります。
産業政策、製造業を元気にする政策が待たれます。
そのための提言をまとめるのが「日本成長戦略本部」だと思いますよ。
2️⃣ 資料1:日本成長戦略本部の設置について
高市さんは、今の日本の課題は、どこか一つの省庁が頑張れば良いというものではなく、省庁横断的な課題だと認識されています。
本部メンバーを見ればよく分かります。
本部の構成は、次のとおりとする。ただし、本部長は、必要があると認める ときは、関係者の出席を求めることができる。
本部長 内閣総理大臣
副本部長 内閣官房長官 日本成長戦略担当大臣
本部員 他の全ての国務大臣
更に附則には、岸田内閣によって設けられた「新しい資本主義実現本部」を廃止すると書かれています。(石破内閣では引き継がれていました。)
1.この規程は、閣議決定の日から実施する。
2.新しい資本主義実現本部の設置について(令和3年10月15日閣議決定)は、 廃止する。ただし、廃止前の新しい資本主義実現本部が検討した事項等につい ては、本部に引き継がれるものとする。
脱成長と言われた新しい資本主義の「分配なくして成長なし」という賃上げファーストの看板を下ろして、「成長なくして分配なし」の方針に戻しました。
3️⃣ 資料2:日本成長戦略本部運営要領
運営要領なので、大したことは書いてありません。
そんな要領よりも「人」です。
日本成長戦略本部の担当大臣をご存知ですか?
「城内実」衆議院議員です。

この方、東大卒の外務官僚出身で、ドイツの日本大使館勤務経験を持ちドイツ語に長けているだけでなく、1997年には天皇や首相のドイツ語通訳官を務めるなどの経験があります。
高市首相とは、安部元首相つながりというだけでなく、自分軸を持った気概のある政治家みたいですよ。
2003年11月の第43回衆議院選挙において、静岡7区から無所属で出馬、自民党から比例単独での立候補の打診を受けたが固辞して、選挙区選挙で与党推薦の熊谷候補や民主党の樋口候補を破って、初当選を果たします。
ところが、当選後自民党森派に所属しながら、森派で唯一2005年の郵政国会で反対票を投じ、郵政解散となった2005年の第44回衆議院選挙では自民公認を外され、片山さつきさんを刺客で送られて落選しています。
2009年の第45回衆議院選挙では、その片山さつき候補や民主党の斉木候補を破って国政に復帰します。
自民党に復党するのは、民主党政権下の2011年という苦労人政治家です。
復党後は安倍晋三応援団として、きっと高市首相とも近しい関係になったのでしょうね。

きっと石破内閣の赤沢大臣のような存在なんでしょうね。
高市首相の目玉政策である「成長戦略」のキーマンとして注目していきましょう。
前編は、成長戦略本部の背景説明に終始しました。具体的な内容は後編で見ていきましょう。
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