「文化財に泊まりたい。」No.5-1 信州湯田中温泉散策と桃山風呂の「よろづや」宿泊雑記 2025.4.15-16
まだ桜のころ、信州 湯田中温泉に行った話(当時のブログのリバイス)。
信州は昨年秋に白骨温泉に行って以来。湯田中温泉までは上信越道の信州中野ICまで高速道路、その先は志賀中野道路。Google mapsで検索すると正味4時間弱。休憩を入れて約5時間のドライブだ。宿のチェックインは14時30分からOK。早く着いたら宿の周りを散策するつもりで我が家を午前9時30分に出発。
天気は快晴ではないが悪くない。ドライブも順調。だが先は長い。休憩はコマメにとらないとすぐに目が疲れてしまう。まぁ、歳だからね。

昼は八ヶ岳SAで定番かき揚げそば。駐車場脇の桜が満開だ。次の休憩は長野道の筑北PA。途中雨が降ったが今は上がっている。このまま降らないでくれるといいが。筑北PAはトイレと自販機のみの無人施設。ちょっと寂しい。ここから湯田中まで残り約1時間。
信州中野ICで高速道路を降りて志賀中野道路へ。この道は有料道路と聞いていたが、ありがたいことに無料通行できるようになっていた。あとからネットで確認したら3月中旬から無料化になったのだそう。ラッキー!

のコントラストが印象的
今宵の宿「よろづや」に着いたのは14時20分。登録有形文化財の「桃山風呂」が有名な老舗旅館だ(文化財データはNo.5-2文末掲載)。
玄関先に車をつけるとすぐに宿の人が出てきて迎えてくれた。少し早いがチェックインさせてくれるそう。

フロントで温泉街の散策の話をすると、紙の地図に書き込みながら見どころを詳しく教えてくれた。行こうと思っていた「一茶の散歩道」は今の時期は道が悪いので行かないほうがよいとのこと。残念。
チェックイン後、仲居さんに案内されてエレベターで7階へ。部屋は10畳で広縁付き。多分入らないけど温泉の部屋風呂もついている。

よろづやHPから借用


この広さの部屋に二つも必要? (笑)
その奥に温泉のお風呂
窓からの眺望はさすが 7階といった感じ。いい景色かは微妙なところだが少なくとも見晴らしはいい。温泉街が俯瞰できる。右手側には遠くに雪をかぶった山が連なっているのが望める。多分、飯綱山とか黒姫山だろう。


時刻は14時半を過ぎたところ。さっき教えてもらった散策ルートを回ろう。所要時間は1時間から1時間半くらいだ。今のところ雨も大丈夫そう。宿のサービスで冷蔵庫に入っていたリンゴの缶ジュースを一気に飲んで、いざ散策。

「信州 まるごと りんごジュース」(右)
冷えていておいしい
ビールは部屋飲み用に
途中のコンビニで調達
今回のチョイスは
ファミマ限定の
「至福の香り(サッポロ)」と
「SPRING VALLEY(キリン)」
しばし冷蔵庫で熟成を待つ
宿の玄関を出てすぐ左隣は共同浴場の「湯田中大湯」。よろづやが鍵の管理をしていて宿泊客は24時間いつでも入浴できるとのこと。

その先を少し進むと梅翁寺。境内に湯けぶり地蔵尊(愛称ぴんしゃん地蔵)がある。足湯に浸かっているかわいいお地蔵さんだ。


タオルを湯(温泉)に浸してお地蔵さんの身体を撫でるとご利益があるんだそう。もちろん肩と首、頭を丁重に撫でさせていただいた。


寺の隣には本物の足湯。その脇に小林一茶と湯田中の関係を記した看板。読んで納得。勉強になりました。
そこから数分歩いて平和の丘公園へ。この公園には平和観音・みろく石仏・延命煙草地蔵があり、全部お参りすれば「三体しあわせめぐり」のご利益をいただけるらしい。

まずは観音様に通ずる112段の石段を登らなければならない。


すこし息が上がって苦しくなったが無事登頂。観音様の高さは25メートル。名前のとおり世界平和を祈願して建てられたのだそう。

次はみろく石仏。距離的には近くのはずだが意外に遠く感じる。なぜなら結構急な上り坂。普通なら階段にしたほうがよい勾配だ。雪が降ったら登れないだろう。

途中で引き返そうかと思ったが、なんとか休み休みで到着。112段よりきつかった。お堂はサル対策で戸が閉められており、自分で開けて参拝。



石に彫られた弥勒様が
笑みを浮かべて鎮座
最後の煙草地蔵へは来た道を戻るのが近道。ということは急な下り坂。滑らないよう歩幅を小さくして要注意だ。
ところで煙草といえば普段は禁煙しているのだが、飲み会のときの”もらい煙草”は例外。ブーフーウー(仲良し3人組)のM下さんや、飲み友のOMさんからいつもいただいている。この場を借りて感謝。

坂を下り始めたころから空模様が怪しくなっていたが、煙草地蔵に着いた頃には冷たい滴がポツリポツリ。そういえば宿の仲居さんが、今の季節は天気の変化が激しいと言っていた。ちょうど三体巡りは完了したのでキリはいい。本降りになる前に急いで宿に戻った方がよさそうだ。
途中で雨が少し強くなったが、なんのことはない、宿に着くころにはほぼ上がっていた。
部屋に戻り、冷蔵庫を開けて熟成させておいた缶ビールをグラスに注ぐ。キンキンに冷えた缶からそのままゴクゴク飲むのも好きだけど、グラスに注ぐときの泡の動きや色を見るのも好きだ。IPAのようなビールなら香りも楽しめる。まぁ、大した拘りがあるわけじゃないけどね。時刻はまだ15時半。夕食は18時だから、のんびり風呂に入って、ゲームしながら夕食を待てばちょうどいい。

よろづやのお風呂は「桃山風呂」と「東雲(しののめ)風呂」。内風呂のほか、それぞれに露天風呂と温泉蒸し風呂が付随している。男女で時間入れ替え制だ。
この時間に入れるのは「東雲風呂」。「桃山風呂」は22時から翌9時30分までだ。予め宿のサイトで分かっていたから問題なし。岩本楼のときと異なり、もし今夜入り損ねても、明日の朝入れるのがありがたい。

よろづやHPから借用
浴衣に着替えて、いざ東雲風呂! 脱衣場には数人の先客が。既に風呂に入っている人も。さすがに今回は独り占めとはいかないようだ。
しかし、あきらめることなかれ。そっと覗いた温泉蒸し風呂は先客なし。完全個室状態。気配を気にしながらも数曲を大声で歌い上げた。

続いて露天風呂へ。こっちも先客は去っていた。軽くメドレー。ジャグジーもあるそうなのだが今は整備中とのこと。残念。でも十分満足。東雲がこれなら桃山はかなり期待できる。
風呂上がりに2階のラウンジでコーヒー飲もうと立ち寄ると、外国人さんのグループが寛ぎ中。カウンターにセルフのコーヒーマシンが数台置いてある。

使い方が書いてあるけどうまく作動しない。困った。しばらくマシンを睨んで固まっていると金髪の男の子がそばに来て「ダイジョーブ?」って声をかけてくれた。

デトックスウォーター
なんとも恥ずかしい。冷静さを装って「ダイジョーブ」と返した。しゃあない。コーヒーはあきらめてデトックスウォーターなる冷たい飲み物にした。トホホ。
部屋に戻ってゲームに熱中していたら、あっという間に夕食の時間。今夜は予約特典で「科野会席」なるグレードアップ料理をいただけることになっている。なんと信州プレミアム牛のステーキ付きなのだ。チョー楽しみ。

(写真はよろづやHPから借用)
大きいテーブルを独り占め
食事処の個室はちゃんとした造作。ありがたい。 これならおひとり様でもエンタメ用 iPad を持ち込めば、ゆっくり落ち着いてアニメ見ながら食事を楽しめる。
ちなみに食事のときは mini ではなく、普通の iPad。テーブルに置いて見るから画面が大きい方がいい。それと個室といえどイヤホンも忘れずに。湯河原の伊藤屋では音漏れで迷惑を掛けちゃったからね。
さて、うまい料理はお酒でさらにおいしくなる。

まずは右のページからビール選び
迷いながらもメニューから選んだのは志賀高原ビールのペールエール。

日本酒も同時にオーダー


日本酒選び
日本酒は水尾おすすめ三点セット(辛口)を所望。

料理も後半。ビールと三点セットも残高ゼロだ。風呂上りのビールを我慢したから、まだ全然いける。
仲居のお姉ちゃんにお勧めを聞いたら、「わたしもお酒が大好きで、先日も試飲会に出かけたんですぅ。そのとき、これがおいしかったんですぅ。」と勧められたのが ”NEW ENGI”というお酒。

メニューには純米のスッキリ系とある。自分の味覚だと、ちょっと地元静岡の銘酒「杉錦」っぽい感じかも。おいしい。
料理もお酒も満喫。ごちそうさまでした。
ほろ酔いで部屋に戻ってゴロン。布団しいてくれてあってありがたい。至福の時間だ。時刻はまだ20時前。一度横になってしまうともうダメ。22時までなんてとても待てそうもない。
桃山風呂は明日にしようと潔く決めて消灯。スマホのアラームは5時30分にセット。いつものように iPad miniを枕元に置いてアニメ見ながら就寝。おやすみなさい。
No.5-2 につづく
※タイトル画像はよろづや公式HPから引用
その他の画像は註釈がない限り筆者滞在時2025.4.15-16に撮影
