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【2025年】今オススメしたい書籍12選

今年の読書数は全部で37冊。昨年以上に多忙な1年でしたが、昨年の23冊を上回ることが出来たのは、自分で自分を褒めてあげたいと思います。

毎年年末に「10選」を発表していますが、今年はどうしても減らしきれずに「12選」をお送りします!

今年も本当に「出会えて良かった」と思える本だけをご紹介しているので、ぜひ皆さんにも興味を持っていただき、そして手に取ってもらえたら嬉しいです!

過去の書籍紹介記事はマガジンに纏めていますので、こちらもどうぞ。

1. 学習する組織

人事の世界に本格的に入り込んだ3年前から「読まなきゃ」と思いつつ、結構分厚く文字も小さいので、長らく積読になっていた本でした。

私がとても信頼する後輩から「学習する組織読んでないのに、組織論とか語っちゃダメっすよ笑」と言われ、「やっぱそうだよな・・・」と思い、一念発起して読んでみたら、結果として最高の本でした。

この本は、まず、いわゆる「イシュー・ツリー」的な考え方を真っ向から否定します。

「物事は一方向ではなく双方向であり、ループしている」ことを大前提に、ループ全体のシステムを理解し、把握することが全ての第一歩だと主張します。

私はこの考え方にはとても共感しますし、その論理展開が非常に綺麗で、頷くしかありません。

組織の話のみならず、「自己」についての考察も深く、人事の方のみならず、「組織を良くしたい」と思っておられる方全員におすすめできる一冊です。

2. 物価を考える デフレの謎、インフレの謎

ほぼ「1位タイ」であり、国民全員の必読書ではないかと思います。

「物価・金利・賃金」という一体不可分な3要素を分解し、一つ一つについて、極めてファクトフルネスに基づいた分かりやすい解説をしています。

そして、事業責任者・営業責任者の「値上げすべきか、値下げすべきか」という永遠の悩みにも明確なヒントを与えてくれています。

また、以下のnoteでも触れましたが、「期待を作る、統一する」ことが、世界経済そのものを動かすほどのものである、ということの示唆は、リーダーシップにも繋がってきます。

久方ぶりの「インフレ」に対する解像度が一気に上がりますので、本当におすすめです。経済学の知識はなくても全然分かりますよ。

3. 人望が集まる人の考え方

一言で言うと、「人間関係に関する本はこの一冊で良いのでは」と思うほどの良書でした。

書いてあることは一見当たり前の内容ですが、「本質」と「細部」を描いてくれていて、且つ、洋書にありがちな「エビデンス祭り」がないので、さらっと読めます。

私がメンバー全員分を購入したのは全部で3冊ですが、そのうちの一冊です(他は、「10倍成長」と「孫子」)。

対人コミュニケーションについて悩んでおられましたら、ぜひご一読ください!

4. エゴを抑える技術

セルソースでの3.5年間、そして特に最後の1年間における最も貴重な経験は「どうしても他者に矢印が向いてしまう中で、どうやったら自分に矢印を向けられるか」という葛藤と、深く・重く向き合えたことでした。

そして結局、「他者に矢印が向いてしまう時の原点は、全て自分のエゴ」であると気が付きました。

どんな事態もどんな人も、「愛して、赦して」しまえばいいのに、それを邪魔しているのは自分のエゴ。

これから人の上に立ったり、何か大きいことを成そうと少しでも考えている方には、ぜひ読んで欲しい一冊です。

5. 生き方

「運命を縦糸、因果応報の法則を横糸として、私たちの人生という布は折られている」

この言葉がこの本の全てであり、僕にブッ刺さったものです。

「頑張れば報われる」とかそういう程度の低い話ではなく、「一日一日を”ど真剣”に、万物に対して感謝の念を持って生きる」ことが全てだと言います。まさにその通りだと思います。

「こんな王道を突き進み、それを一切の恥ずかしがりもなく言える」こと自体に驚きましたし、「まずそれをやってから悩もう」と思いました。

まさにタイトルの通り、「生き方」を考えたい時、見直したい時に読むことをおすすめします。

6. 老師・菜根譚

孫子を読んだからには、老子と菜根譚も読まなくては、と思い手に取りましたが、この2冊は言っていることが近いなと思いました。

老子のテーマは「無為自然」であり、「含徳の厚きは、赤子に比す(深い徳を秘めた人物は、赤子のようなものである)」と言います。

言い換えると、我々は日々何かを経験し、新たな知識を得ているからこそ、赤子から離れ、「徳を秘めたもの=道を極めたもの」から離れてしまっていると言いたいわけです。

最近の言葉で言えば「アンラーニング」に繋がることであり、「得る=成長」という固定概念に真っ向から勝負してくれるので、新しい気づきを得ることが出来ます。

少なくとも老子はビジネスマン皆が読むと、「はっ」としてくれるのではないでしょうか。

7. モモ

なんでこの本を買ったのか全く覚えていませんが、この小学5-6年生向けの物語が僕にブッ刺さりました。

これを読んでいたのは断食期間中で、めちゃくちゃ時間に余裕がある時でした。めちゃくちゃ時間があるのに、逆にそわそわし、時計を何度も確認する自分に対して、本書は「そんなのでいいの?」と問い掛けてきます。

おそらく、自分が小学生の時に読んでも、この本の意図は理解出来なかったでしょう。今だからこそ、本当に読んで良かった。

童心に帰りつつ、アンラーニングしたい方にとてもおすすめです。忙しくしているビジネスマン、みんな読みなさい。

8. 本日は、お日柄もよく

noteを書いて140本、「言葉」にはかなり思い入れのある私ですが、だからこそか、「スピーチ」を題材としたこの本には心を何度も揺さぶられました。

何度か出てくる「スピーチ」の場面では全て号泣してしまい、泣き終わった後は心がスッキリ。京王線の中で泣きじゃくる私の横に座っていた人、本当にごめんなさい笑

現代小説では今年No.1です。ぜひ、ぜひ読んでほしい。

9. 動物農場

ヒトが持つ「権力欲」、そして「権力体制」を皮肉り、批判した名著として知られる本著ですが、私は違う形で読み取りました。

この本は「フォロワー側の無知・脳死」の危険性を指摘していると解釈しました。

圧政を引く人間に変わって組織のトップになったブタが、結果的に同じような利己的な振る舞いを重ねるのですが、それに対する他の動物たちの行動が非常に虚しく、悲しいものになっています。

現実でも、結果的に「独裁者の後押し」をしてしまっているヒトは沢山いて、結局彼らは悪気なく「社会悪」になっています。

「リーダー・マネージャーには興味ない」と言っている人に、特に読んでほしい一冊です。

10. NEXUS 情報の人類史 上下巻

サピエンス全史で有名なハラリさんですが、私は本書の方が刺さりました。

私は組織作りにおける最重要項目の一つが「情報設計」だと思っていますが、その感覚のあるリーダーは本当に少ない。

「私が間違っているのかな」と思っていたところにこの本が出版され、「やっぱりそうだよね!!」と情報設計の重要性を再確認出来ました。

情報設計の巧拙によって消えていった宗教や国家も登場します。

これは「リーダー・マネージャー」の動きをしている人には絶対に読んで欲しい一冊です。

11. 後世への最大遺物

ここまでの10冊でランキングを作っていたところに、最後滑り込みを決めてきたのが、ここからの2冊です笑

「金・事業・思想を遺せたらそれに越したことはない。しかし、人生の最大遺物は、その生き様である」

これがこの本の言いたいことですが、この意味・文脈はやはり本を読まないと分からないものがあります。

この本を読んで、「なぜ生きるのか」という壮大な問いに対しての一つの解を得られた気がしていて、私はとても晴れやかな気持ちになりました。

物凄く薄い本で、とても読みやすいので、気になる方はぜひ。

12. 「風の谷」という希望

最初は「1,000ページ」という分量に圧倒されましたが、すぐに「安宅さんの凄さ」に圧倒されます。

内容そのものもさることながら、「あ、考えるってこういうことか」を思い知らされます。

圧倒的リサーチに基づくファクトフルネスを起点に、そこに全く関係のない領域の知識にアナロジーを効かせて転用し、新しいアイデアを築く。

まさにこれが「掛け合わせのイノベーション」であり、それによる成果物を何十個も見せられると「俺は何やってんだろ」と思ってしまいます笑

普通に勉強になります。そして、読んでて楽しい。「1,000ページ読もう」とせず、辞典的な気持ちで購入すると良いと思います。

おわりに(と「次点」のご紹介)

完全に「結果論」なのかもしれませんが、「このタイミングでこの本を読んでいること自体が奇跡」と思える瞬間が何度もありました。

断食中の「モモ」、石見銀山での「風の谷」、セルソースが終わったタイミングでの「学習する組織」、、、

そういう時は「今、この本を読んでいる時点で、生きてて良かった」とまで思えます。

なので、僕に刺さった本が、皆さんに刺さるかは分かりません。ですが、皆さんにおける「偶然の出会い」を演出する一助になれたら、そんなに嬉しいことはありません。

今後も書籍を色んな媒体で紹介していければと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

最後に、「12選には入らなかったけど、普通におすすめ」の本を並べて終わります。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

細田 薫


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