水彩詩集 私の本棚は誰かの孤独と…◆イラン攻撃の停戦合意が進まない
私の本棚は、誰かの孤独と繋がっている。
その書物は、誰かに読まれることを待っているのか?
青年は悩んでいました。それはアメリカのイラン攻撃後、停戦協議が開始されましたが、未だ双方の攻撃が行われ、
アメリカもイランも戦争を止めたいと思っていながら出来ません。イランはホルムズ海峡封鎖を人質に強気でいます。
トランプ氏は困っていながら強気の姿勢を崩さず、イスラエルのネタニヤフ氏は政権を追われる事を阻むために、戦闘を続ける姿勢です。
青年はに哲人の解決策を期待します。
【※この絵と詩は『嫌われる勇気』に登場する、哲人と青年の対話からインスパイアして、その世界観を形のしたものです】
泥沼の円舞曲(ワルツ)~哲人と青年の対話詩
【青年】
先生、見てごらんなさい、あの世界の裂け目を。
アメリカとイラン、凍りついた停戦のテーブルで、
互いの指は引き金にかけられたままだ。
ホルムズの海を人質に、吠える大国、 言葉の裏で困惑し、
それでも道化の鎧(よろい)を脱げぬトランプ。
そして、己の椅子(権力)を守るためだけに、
硝煙を絶やさぬネタニヤフ。
これが、あなたの言う「対人関係の悩み」なのですか?
世界を焼き尽くすこの憎悪の炎が、
ただの「人と人のもつれ」だと言うのですか?
教えてください、この地獄に効く、あなたの処方箋を!
【哲人】
青年よ、目を凝らしなさい。あの巨大な嵐の正体を。
国家という名の怪物が、戦っているのではない。
そこにいるのは、ただ怯えている「個人」だ。
勝たねば舐められるという、歪んだ承認の飢え。
引けば終わると言う、劣等感の底なし沼。
彼らは今、歴史の舞台ではなく、
「権力争い」という名の、あまりに小っぽけな檻の中にいる。
ネタニヤフの保身もまた、哀しい対人恐怖。
「持たざる自分」になることを恐れ、
他者の命を盾にして、己の存在を証明しようとする。
すべては、他者の視線に縛られた、哀れな泥沼のダンスなのだ。
【青年】
ならば、どうやってそのダンスを止めるというのです!
銃弾が飛び交う戦場で、
「信じなさい」と、綺麗事を歌うのですか?
先に手を下ろした者が、踏みにじられるこの世界で!
【哲人】
青年よ、必要なのは「課題の分離」と言う名の刃(やいば)だ。
「相手がどう出るか」は、あなたの課題ではない。
「自分がどう生きるか」だけが、あなたの領分だ。
銃を置くことは、敗北ではない。
「勝ち負け」という名の、呪われた土俵から降りることだ。
相手を「敵」と見なす歪んだ眼鏡を外し、
世界を「仲間」として捉え直す、険しい旅路。
問われているのは、銃の数ではない。
嫌われることを恐れず、復讐の連鎖を断ち切る、
ただ、一歩を踏み出す「勇気」なのだ。
世界を変えるのは、いつも、その静かな「勇気」なのだよ。
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