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路地裏出版『なんのはなしですか コニシ木の子&えむのマイトン編 第「ん」号』

 はじめましての人も、前から知ってる方も、ごきげんよう。
 岡埜おかの 由木古ゆきこです。

 レザーソムリエあお氏のブックカバーも購入して装着。

2026年3月5日
丙午睦月十七日
(文字数:約5000文字)



せっかくなので仙人修行

 路地裏の更に隅っこでこんな事になってた。

 すでにZINEフェス横浜に行く事は決めていたからね。ちょうどその前の週の月曜日が通信日だったから、ならいっちょ間に合わせたろかいと思って。

 しかし後ほど読もうとメモしておいた記事を読むために、改めて跳んで眺めてみると、俺これマジで4日で読み切ったんだな、と冷や汗が出た。
アホやなぁ(関西ニュアンスで)
(;・∀・)

 間に合ったので心置きなく横浜へ。日帰り旅全体の模様はこちら↓


ZINEフェス当日の様子

サインお二人分もらったよ。
蒼さんキーホルダーは路地裏賞として頂きました。
他グッズは購入。

 🍄「うわ。本当に来たんですか」
 🧦「本当に達成したんですね……。今朝の記事見て震えました」
 🍄「13時間ですか……」

 あれ? もしかして私、このお二人すらやや引かせてます?
まさかな(;・∀・)はっはっ

 mikaさんとYotaさんにも遭遇。リアルYotaにおばちゃんはついテンションが上がってしまったが、Yotaからしたら知らんおばさんだったなすまんな。

 あわい雪さんしおりセットと、蒼さんブックカバーは賈うつもりで来たから残っていて嬉しい。ちょうどブースにいなかった蒼さんを、わざわざ呼んでもらって挨拶したのに、会場をひと巡りしている間に何度もすれ違ってしまってちょい気まずい。

 一巡後なんはなパーティーでは売り切れてしまった、カルタキーホルダーも購入。
(;・×・)お金なくなっちゃうよ
      ↑
 中学生美術教科書点字翻訳代金、即ち俺自身の労働対価


伏線回収の機会が

 ところで私は2025年7月のなんはなパーティーにて、えむのマイトン氏のティッシュ字を断った女として知られているのだが、

 あれは泣きの再抽選に繋げた方が盛り上がるであろうと、あの場でとっさにやってしまった事であって、マイトンさんに対する個人的な悪感情などは一切無く、
 例えばこの度の路地裏賞として、額装されたティッシュ字が用意されていたなら、私は大喜びで受け取って、見事伏線が回収されたのだが、
 が、

 そもそもパーティーでの行動が関西の吉本系お笑い過ぎる上に、私自身が九州出身者の中でも極めてボケをやっている事が分かりにくいキャラクターなので、致し方ないな。

うん“(・∀・)

 私は関西でも時々場を凍らせてしまう、AKY(あえて・空気・読まない)だからな。


帰りの新幹線にてミッションインポッシブル

 これは私が自らに課したミッションだったのだが、

 帰りの新幹線において、
『なんのはなしですか 第「ん」号』を、
 どんな文章・展開が現れようとも涼しい顔で読み続ける!

 結果? コンプリートならずだよ。
 つい一ヶ所だけ口元をニヤつかせてしまった。しかし一ヶ所で済ませ切れた事を、どなたかに評価して頂きたい。

 ちなみにこのZINEにはしおりセットを買うともらえたバレンタインしおりを使った。

 せっかくなのでZINE中の全作品感想、やってみちゃおかな。マイトンさんはともかく課長はやられる機会少ないでしょう。

 とは言え買えていない方や手元に届いていない方には生殺しだし、これから読む方も、マイトンさんと課長の配分や順番までを読み進めながら味わいたかろうと思われますので、各章+αごとのなんはな通信形式でいくよ。

はじめに

ちゃうやん。照れるなよ。俺はそうとは認めないよ。

第一章 日常の秘密

のっけから安定の元祖なんのはなしですか。素振りをしているおじさん、という認識が繰り返す度にちょっとずつずれていく。宿老という単語は初めて見たので調べた。間違っていないというか間違い方が正しい。なぜか後味はほっこり。先に展開する余韻まで持たせての二本目、変態道-0.0。王道が大きく道を外れる瞬間を垣間見た。しかし裏にも道はあるんだ。そうだとも。三本目、この少年に出会えた事自体がさすが持ってヽヽヽいらっしゃる。更に声を掛けるという勇気。私は掛け切れる自信が無い。怪しいおばさんとの秘密はより後ろ暗さが残される気がする。センシュアルも初めて見たので調べた。四本目、遮断桿しゃだんかんだそうです(調べた)。桿。他で見る事無い。桿体細胞くらい。桿桿桿桿。ごめん。並べたくなっただけ。てかこのはなし地味にホラーちゃう? ひだまり、の中でもひだまり感強し。滲み出るあたたかみ。

第二章 恋の捜索

冒頭から上段を読み終わるまで、わりとしっかりいきなりのカミングアウトと誤読してしまった。この世界の仕組みは分からないが、分からないなりにまるごと受け入れると微笑ましい。言えよ(←すまねぇ。俺の感性女子じゃねぇから)。二本目、一文一文が何かとおかしいんだが、なんのはなしですかとして正しい。左様。結果はどうあれ男女問わず、格好は付けるべきものなのです。水曜どうでしょう鈴井さんみたくミスターなんのはなしですかの略としてミスターと呼びたい。呼んでもいいですか。三本目、最高に上手くいったAI。投入データの質量と選別が的確だったのだろう。愛の為せる業。四本目、完成度が極めて高いなんのはなしですか。冒頭から最後の一行に至るまでなんのはなしですか。おやおや。から溢れる涙までの追体験度合いが半端ない。五本目、ピンクスモックヒトミの語感の虜。しかし確かに私も知り得ない。そこは自負していい。ひだまり、の中では唯一私が知らない方。実はストイックでしょう。

第三章 味覚変動

これが掲載されている事を知っていたから帰りの新幹線に乗る前に崎陽軒のポケットシウマイを買ったんだ。絶対に食べたくなるに違いないから。そしてひょうちゃんに出会うべきだったと後悔した。二本目、冒頭から三段落目のパワーフレーズ。本文はこのワンフレーズを成り立たせるために存在している。野暮な事を訊くが始まったのはどこだ。実は書かれていない(推察は出来るから野暮なんだが)。三本目、言うてなさい。ごめん。突き放すのはナシやんな。せやけどミキちゃんしたたかやで。悪い女や思うてない。女がいつなぜしたたかになるか言うたらやな貴様。四本目、間違っていますけどいいですよ。今読んでいる春先の肌寒さに、おでんのダシが沁み渡ります。そして5センチ。読者の意表をついて心には残った5センチ。ひだまり、の中ではクレバーな香りが漂う方。慎ましい。

第四章 変態道

俺近所のスーパーでレジを打っているツーブロックの姉さんが好きなんだよね。おっちゃんおばちゃんしか来ない歴然たるスーパーで、ツーブロックってのが粋だねぇと思ってさぁ。変態って、他人のそれに触れちまうと自らも語り出したくなるよね。違いますか。二本目、そうだよ。俺の帰りの新幹線ミッションコンプリートを阻んだのはコイツだよ。62pの2〜4行目で限界だったよ。ところで表紙・裏表紙の「#なんのはなしですか」文字列を本文ページの中から探し出すのも楽しくてね。二つ目の「な」のデザインと置かれた場所が秀逸だから皆さんもぜひ見つけてね。冷静にツッコんでおくけど通報一歩手前だよ♪ 三本目、私も同じコンテストに応募したので読んでいた。内容はほぼ変わらないようだが、より臨場感が増した気がする。ニキ、というスラングを初めて見たので調べる。北欧系の人名としか思っていなかった。ひだまり、の中でも素直に楽しげ。🍄🧦のコメントまで楽しげ。

第五章 それでも、生きる

てにをはがあちこちで激しく間違っているのだが、このパッションを書き表すにはもうこれで良いと保証する。十枚で九十分は凄い。私もそれは出来た事がないけれども過去最高の作品は存在する。二本目、良い気味だ、とまで言う必要は本当は無いのだが、堂々と書き記されると讃えられているような字面に感じないか。ってかおのれモテ男やないかい。生物的に女性で夫帯者だがメンタルの半分は男なので、ただただ羨ましい。三本目、カメ。カメが好きだ。リクガメ好きだ。大福ちゃん可愛い。それは置いとくとしてこれは良いなんのはなしですか。複数人の間のなんのはなしですかの繋がりと広がり。パス回しが既になんのはなしですか。四本目、太陽はきっと自分が太陽だなんて思ってもいないんだ。自分を月だと思っている者も、地上から見れば月そのものの力であるように輝いているからな。

あとがき

言わせてもらうぞ。なにやってんだよ笑 って自分に返ってくるよな笑


おまけ:見つけた誤字脱字等

12p上段12行目:安堵出来た→安堵できた(複合動詞の「出来る」はひらがな表記が推奨される。)
27p上段11行目:話し→話(動詞か名詞かに注意)
27p下段左から3行目:?の後は空白要。
35p上段左から10行目:ことにしか→ことしか
42p下段:崎陽軒シウマイ五つの理由の②:食べられて嬉しい。→食べられる。嬉しい。(最後を「嬉しい。」の一語で揃えた方が可愛い、という私の個人的な好み。)
44p上段冒頭:差し差し掛かった→差し掛かった(わざとかとも思ったが、ここで引っ掛からせなくても全体が成り立つ。)
44p下段10行目:女性二人が→女性が(テーブルには女性二人と男性一人の三人が座っているように読めてしまう。)
48p下段2段落目:ルビは段落全体に影響するのか。困ったものだな。
58p下段6行目:ビールを煽って→呷って、か、あおって
58p下段9行目:文字通り→まさしく、など。(文字通りだと「ような」は通用しない。実際に雷に打たれてしまう。)
61p上段左から5行目〜下段6行目:ルビの影響範囲が広い。問題無いページもあるのになぜだろう?
62p上段左から9行目:見極めねばら→見極めねば
67p上段冒頭から6行目:説明出来ない→説明できない。(進学出来る、進級出来ない、も同様。)
74p上段2行目:行頭一字下げ。
75p下段左から3行目:確認出来た→確認できた
77p上段11行目:?の後は空白要。
78p上段5行目:話し→話
80p上段左から2行目〜下段5行目:ルビの影響範囲。

 どうだ。指摘が微細すぎてイチャモンをつけられているようにしか感じないだろう。はっはっは。

 この程度のものしか見当たらないということは、ほぼ完璧であり、むしろ上出来だ。
 しかしなおも一つだけ苦言を呈したい。

 仮印刷の時点で全体的に朱を入れる(修正を掛ける)んだよ?

 その目的は主に二つ、
1、句読点に引っ張られて改行してしまう箇所
 数文字削って前の行に収めるか、数文字増やして行末の空白を埋めるか。

2、作中人物等の固有名詞
 
なるべく一行中に収めて、複数行または複数ページに分かれないようにする。ピンクスモックヒトミくらい長ければ構わないが、ヒトミやハナは作者しか具体的な図像を思い描けていないので困る。

 これは本田すの夫さんの責任ではない。執筆者全員がやる事だ。
 文章の微調整は、執筆者本人にしか行えないからだ。

 そんな細かいところまで気にするな、と思われるかもしれないが、もちろん私は気にしていない。
 初見の人が手に取って、パラパラめくってみた時に、感じ取ってもらえる品質がグレードアップすると申し上げている。

 プロの文章家の方々ですら、
「面倒なただの作業に思えてやりたくない」とか、
「大事な作品なのだから一字一句たりとも変えたくない」とか言って、
 出版社さん編集者さんに丸投げして困らせる例もあると聞く。

 それもあって編集者さん側から文章家は気難しいと思われがちだが、どれほどのグレードアップになるかを実感できていないだけだ。
 ZINEでありながらそこまでを整え切れたなら、それはプロの製本と遜色ない。

 繰り返すが、「ん」号までは上出来だ。
 電子書籍と「な」号は執筆者が多すぎて編集者ほぼお一人に掛かる負担が大きかった。
 「の」号から「か」号へと続くようであれば、ぜひとも朱を入れる時間を設けてほしい。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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岡埜 由木古(偏光) 何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!