上司の一言が頭から離れないときの小さな心の整理の仕方
「前にも言ったよね?」
上司にそう言われたあと、その言葉が何度も頭の中で繰り返されることがあります。
でも、家に帰るころにはその一言だけではなく、さらにたくさんのことが頭に浮かんでしまう…。
「私は仕事ができないと思われている」
「もう期待されていないのかもしれない」
「いつも失敗する人だと思われた」
一つの失敗で、もうすべてがダメなように考えてしまう…このような相談を聞かせていただくことがあります。
こんなとき、ちょっと立ち止まって振り返って欲しいことがあります。
「実際に言われた言葉」と、そこから「自分の頭に浮かんできた考え」を、一度、並べて見てみるということです。
もちろん、上司の言い方がきつかったり、配慮を欠いていたりすることはあるでしょう。
ただ、「言われたこと」と「そこから自分の頭に浮かんでいること」が、いつのまにか一つに重なって、どちらも事実のように感じられてしまうことも少なくありません。
たとえば、言われた言葉は、
「前にも言ったよね。」
だったのに、あなたの頭の中では、
「私はダメな人だ。」
という言葉になっていた。
この二つは、似ているかもしれませんが、異なる言葉です。
その違いに気づけると、「全部自分が悪い」という一つの結論だけではなくなります。
もちろん、改善したほうがいい点が見つかることもあるでしょう。
でも、それは「私は価値のない人だ」という話とは別です。
だから、もし今日も上司の言葉が頭から離れないなら、一つだけ試してみてください。
「実際に言われた言葉は、何だっただろう。」
そのあとで、
「実際に確認できることは、何だろう。」
「そこから私は、どんな意味を受け取ったのだろう。」
言われたことと、頭の中に浮かんでくる考え。
この二つを分けて、少し見比べてみること。
それだけでも、頭の中で一つに固まっていたものが、少し整理しやすくなることがあります。
言葉と解釈を分けても、「やっぱり私が悪かったのかな」という思いが残るときは、こちらの記事も参考になるかもしれません。
