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大学受験体験記|受験生の不安は、表から見える?

「受験生の夏休み、つらくなかった?」

次女が長女や塾の大学生に聞いてみると、返ってきたのは「夏休みがつらかった」という言葉でした。

泣く人もいれば、表に出さない人もいる。
受験生の不安は、きっと外から見える姿だけではわかりません。


この記事は 「葉月家×大学受験プロジェクト|次女編」シリーズ第41話です。
▼前回は、こちら


「受験って、つらくなかった?」

前回の記事で、

「もう、夏休みなんだけど。私、受かるかな……」


と不安になって、泣いた次女のことを書いた。

その次女が、大学生の長女に聞いたらしい。
「受験生の夏休み、つらくなかった?」

長女は、こう答えた。

「夏休みと、受験直前期がつらかった。
夏休みって、塾しかないから、そこしか見えない。
だから、つらかった。」


長女の言葉を聞いて、次女は、ちょっと安心したらしい。

夏休みがつらいのは、私だけじゃなかったんだ。


塾のお姉さんも「8月がつらかった」

次女は、塾で大学生のお姉さんにも聞いたらしい。

その方も
「夏休みの8月がつらかった。」
と、教えてくれた。

私の体感としても。
そして、これまでの受験経験を振り返っても。
夏休みにつらくなる人は、多いような気がする。

きっと、夏休みって。

学校にいるときのように、友達とちょっとくだらない話をしたり。
何気ない会話で笑ったり。
そんな気晴らしが、ほとんどなくなる。

基本的には、塾と家を往復する毎日で。
それを約1カ月半繰り返す。

夏の暑さの疲労も出てくるだろう。
毎日休まず、塾に通う疲れも出てくるだろう。

そして、そろそろ過去問とも向き合う時期。

最初は過去問にも慣れていないから、思うような点数はなかなか出ない。

そうすると、
「ダメかも……」
と、不安が出てくる。

さらに、受験までのカウントダウンもなんとなく始まる。

「共通テストまで、あと半年しかない」
と、焦りも出てくる。

そんなことが重なりやすいのが、夏休みなのかもしれないね。


見た目では、わからない

長女も、夏休みがつらかったと聞いて。

ちょっと思った。
長女は、一見すると、つらそうには見えなかった。

もちろん、受験当時、
「大変だろうな。不安はあるだろうな。」
とは、思っていたけれど。

長女は、その不安を、表には出さないタイプだった。

だから私も、あえて、その不安に触れることはなかった。

そう考えると。

一見、淡々と勉強している人も。
一見、楽しそうに勉強している人も。
一見、ひょうひょうと勉強している人も。

本当は心の中で、「受かるかな……」と不安になったり、焦っていたり。
もしくは、漠然とした大きな不安に襲われたり。

きっと、多くの受験生が、そんな経験をするのではないだろうか。

泣かないから、不安じゃない。
そんな単純なものではなさそうだ。


長女のように、表からはわかりにくい子もいる。
次女のように、わかりやすく泣く子もいる。

受験生の数だけ、不安がある。
そして、不安との付き合い方も、受験生の数だけある。


親にも、全部はわからない

外から見える姿だけでは、その子が何を抱えているのかは、きっとわからない。

というか。
我が子たち3人を見ていても、感情の出し方は、本当に三者三様で。

親である私が、3人すべての感情を察知することなんて、正直、無理なんだと思う。

そう考えると。
泣いて不安を表現してくれる次女は、とてもわかりやすい。

でも。
その次女に対してさえ、どんな言葉をかければいいのかは難しい。

前回の記事のように、私が慎重に選んだ言葉よりも、長男のズバリとしたひと言のほうが、次女の心に響くこともあるしね。

受験生の夏。
子どもたちが、不安と向き合う夏。

そして、親にとっても、なかなか試練の夏。

それでも結局。
その瞬間、その瞬間。
目の前にいるその子に合わせて、親は、サポートするしかないのだろう。


この記事は 「葉月家×大学受験プロジェクト|次女編」シリーズ第41話でした。
▶次回、第42話は こちら
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