ホラー漫画の伊藤潤二さんは、歯科技工士出身という異色の存在である
イオン宮崎店に何度か行きましたが、広すぎていつも迷子になります。
前回行った店を探しても、なかなか見つかりません。
そこで、ぐるぐると回ったりしております。
運動になっていいですね。
事実、高齢者で、イオンに運動に来る人がおります。
冷房が効いているので、外の炎天下で歩くよりもいいそうです。
2階でホラー系の店がありました。
店の名前は覚えておりませんが、ゾンビグッズなどが並んでおりました。
そこに、ホラー漫画家の伊藤潤二さんの本が展示されていたので、思わず笑ってしまいました。
夏になるとなぜか出てきて、テレビで怪談話をする稲川淳二さんではありません。
同じ「じゅんじ」さんではありますが、違います。
なお「しゅんじ」は宮崎県知事のお名前ですので、注意して下さい。
はじめ人間ギャートルズの園山駿二さんも「しゅんじ」です。
伊藤潤二さんを知っている人は、これはかなりの「通」です。
私は、娘から教えてもらいました。
「首吊り気球」を見て衝撃を受けました。

なぜに、伊藤潤二さんというホラー漫画家をハベレオ通信で紹介しなくてはいけないのか。
疑問を持っている方がいると思います。
ハベレオ通信は、公衆衛生や医学や医療についての情報があるというのが売りのはず。
ホラーは関係ないだとろうと、思っている方もおられると思います。
実は、伊藤潤二さんは、歯科技工士から漫画家になったという異色の存在です。
岐阜県の中津川市の出身で、高校を卒業して、名古屋の歯科技工士の専門学校に入学します。
専門学校では優秀な生徒だったそうです。
その後、名古屋の歯科技工士のラボに入って、歯を造っていました。
その合間に、漫画を書いて出版社に送ったら佳作となりデビューを果たします。
伝説の漫画「富江」です。

しばらくは二足のわらじで、歯科技工士と漫画家をやっていましたが、身体がもたなくなって漫画家に専念しました。
作画はひとりで行います。
骨格標本や解剖図などの専門書を見ながら、一筆、一筆じっくりと描きます。
一コマの絵に9時間かけることがあるそうです。
その緻密さ、執拗さが怖さを生みます。
皮膚を剥がすとその下にまた皮膚がある、にきびからドロドロと脂が出る、身体に無数の穴があいて隙間風が入る……。
伊藤潤二さんの漫画を解説する中村千晶さんというライターの文章もまた恐ろしい。
医政局の審議官だったときに、歯科技工士のラボを視察したことがあります。
最新鋭のCAD/CAMを備えて、CT画像データをもとに3Dプリンターで自動で歯をつくり、最後に歯科技工士が調整するという工程を見て、感心しました。
20人ちかくの歯科技工士が勤務しており、勤務時間は8時間で残業なしの近代的なラボでした。
全国の歯科診療所からオーダーを受けていました。
伊藤潤二さんが働いていた時代とは全く違います。
こうした歯科技工士の働き方の変化と、伊藤潤二さんのホラーには注目です。
ねこの漫画は、一見怖いのですが、笑えるのでこれは万人におすすめできます。

