馬場はるさんは富山の実業家で、富山県知事に100万円を寄付して高校を造るように言った大人物である
NHKの朝ドラ「ばけばけ」がスタートしました。
これは期待できると思いました。
なぜなら、ヒロインは宮崎市出身の高石あかりさんが演じます。
モデルは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻の小泉セツさん。
期待できることは間違いない!
なぜに自信たっぷりなのかと言えば、私は山田太一脚本で、小泉八雲を主人公にしたNHKドラマ「日本の面影」を見ておるとです。
このときの小泉セツさんは、檀ふみさん!
ハーンさんは、ドラマでは「ヘルンさん、ヘルン先生」と呼ばれていました。
檀ふみさんが話す怪談話を、ハーンさんはワクワクしながら聞きます。
毎日毎日、ハーンさんは檀ふみさんにお話をねだります。
聞きながら、怖がったり、顔をひそめたりする姿は、まるで、子どものようです。
早く話をして欲しいと言われて、檀ふみさんは、「あわてない、あわてない」とまるでアニメの一休さんのようにささやきます。
面白くないはずがないです!
はははは、ドラッカーのように「既にある未来」を予言しております。
但し、記憶はあいまいですが。

さて、熊本市に小泉八雲が住んだ家があります。
昨年、父がペースメーカーの交換の手術をするために熊本市内の病院に入院しました。
そのときに見学しました。
東京の新大久保に住んでいたときにも、近くに小泉八雲の住居跡がありました。
富山県にいたときには、富山大学の図書館にはヘルン文庫があると知りました。
ヘルン文庫とは、小泉八雲の蔵書です。
小泉八雲が亡くなったあとに、小泉家には膨大な蔵書が残されておりました。
しばらくは小泉家で管理しておりました。
ところが、関東大震災があり、貴重な文献が多数消失したことから、小泉家では、安全に保管できる大学に一括譲渡したいと考えました。
ちょうどそのときに、富山では旧制富山高校の設立が進められていました。
旧制富山高校は、富山大学の前身のひとつです。
高校設立の中心人物の弟は、小泉八雲の教え子でした。
弟を通して小泉家の意向を聞き、これは旧制富山高校の蔵書にふさわしいと判断します。

購入する資金がないので、馬場はるさんに相談します。
馬場はるさんは、富山の実業家で、富山県に高校がないことから、大正12年(1923)年に富山県知事に対して100万円を寄付した大人物です。
現在のお金では、100億円に相当するといわれています。
これにより旧制富山高校の設立が進められます。
さらに、ヘルン文庫の購入について相談された馬場はるさんは、一括購入して、馬場家から旧制富山高校に寄贈しました。
ヘルン文庫の蔵書は2435冊あるとのこと。
小泉八雲は、富山県とは縁もゆかりもありませんが、教え子の斡旋と馬場はるさんという女傑がいたおかげで、今も貴重な本や原稿が富山大学図書館に残されています。

「ばけばけ」では、こうしたエピソードも登場するかな?
富山県に4年住んでおりましたが、地元ではあまりこの話は知られておりませんでした。
ヘルン文庫を見学しておけばよかったと思いました。
ドラマがきっかけとなって、富山大学のヘルン文庫も脚光を浴びるかもしれません。
現に、熊本の小泉八雲住居は、1年前のことでしたが看板がありました。
今は凄い人気かもしれません。
皆様も熊本市に行ったときは、ぜひ足を伸ばしてください。
中心街で、鶴屋デパートのすぐ裏ですよ。
