鹿児島県と宮崎県には帯状疱疹のおまじないが残っている
椎葉村に帰って親戚たちといろいろと話をしました。
特別養護老人ホームに勤務している親戚の話が大変面白かったので紹介させていただきます。
昔、特養の入所者から頼まれたそうです。
帯状疱疹にかかって痛くて眠れないので、帯状疱疹に効くおまじないをかけて欲しいとのこと。
「父親がおまじないに詳しかったので、息子のあんたも覚えておるはずだ」と、言われたそうです。
確かに覚えてはおりましたが、できないと断ったそうです。
しかしこの入所者は、痛い痛いと言って聞きません。
特養の職員からも、あれだけ頼んでいるのでなんとか願いを叶えて欲しいと説得されたそうです。
そこで、1回だけ、おまじないをかけたとのこと。
するとその夜は、入所者はおまじないが効いたようで、眠りについて一度も起きることはなかったそうです。
それまでは痛い痛いと夜中に起きて、ケアをするのが大変だったということでした。
特養の職員から感謝されたそうです。
そのおまじないは、さびた金属で先がとがったものを皮膚に当てて、呪文を唱えるものでした。
包丁や鋏でもいいそうです。
まさか、そのような話があるはずがないと、私は信じられませんでした。

「帯状疱疹、まじない」で検索してみたら、まさかのヒットでした。
三人の方が、帯状疱疹のおまじないのことをアップされていました。
錆びくれた包丁で、トントン叩きながら唱えます。
呪文は、次のような感じです。
たんたん谷間ん、たいかずら。
本を正せば、うら枯れる。
アビラウンケンソワカ、アビラウンケンソワカ、アビラウンケンソワカ。
椎葉村の親戚の言った言葉も、このような感じでした。
別の方のサイトにはこうありました。
この剣は神の剣
たいかずら。たいかずら。たいかずら
千里山奥のたいかずらも
根を切れば葉も枯れる
あぶらおんけんそわか。あぶらおんけんそわか。あぶらおんけんそわか。
さらに別の方のサイトにあったものです。
これはかなり文学的です。
ふか谷の谷底 たいかずら
一段二段三段の たいかずら
根を切って 葉を枯らす
葉を切って 根を枯らす
さんぼうの風なら かわさね 吹き戻せ
のう風なら のうせ吹き戻せ
山風なら 山さえ吹き戻せ
伊勢の神風 はよ吹き戻せ
あぶらもんげんそ
あぶらもんげんそ
あぶらもんげんそ
いずれも鹿児島の方です。
母や祖母から教えてもらったとありました。

宮崎県でも、西都市や串間市出身の方から、帯状疱疹のまじないがあることを聞きました。
鹿児島から伝わってきた風習でしょうか。
熊本県や大分県など九州の他の地域でもあるのかしら。
なぞがなぞを呼ぶ、帯状疱疹のおまじない。
高齢者の帯状疱疹ワクチン接種が始まりましたが、金属と呪文で直るのであればいいですね。
帯状疱疹の呪文について、ご存じでしたら、コメントお願いします。
noteで検索したら、ねこターボさんの記事がヒットしました。
鹿児島県の島のご出身かと推理しました。
