【全力応援#創作大賞感想】食べ物と人生に寄り添え!
本日2本目は猿荻レオンさんの「おしゃべりな定食、悟る卵」の感想文を書かせていただきます。
コッシー宣伝部長が熱く推している作品のひとつです。コッシー宣伝部長の推し方は本当に熱くて。去年のヱリさんの「大阪城は五センチ」も感想文を書こうと思ったのですが、彼の熱に押されてタイミングを逃してしまいました。押されて躊躇するのではなく、コッシー宣伝部長の熱に推されて書けばよかったと今でも反省しております。(コッシー宣伝部長はすごい!)
去年のような後悔はしたくない
そう反省した私は今年、自分の挑戦が終わってから積極的に感想文を毎日投稿します。
小学生の頃、植物と話ができる児童小説を読み、信じ込んだ経験があります。その物語は、植物は宇宙から来た生命体となっており、会話ができるという内容でした。会話の方法は葉を千切ってそれを体の(確か足?)につける、というものだったと記憶しています。
物語を読み終えた私は期待を抱えたまま、外へと飛び出しました。家と道路の間に生えている雑草の葉を1枚千切り、足につけたのですが。
会話は成立しませんでした。
その時のがっかりした気持ちは今でも忘れられません。今では懐かしい記憶として残っていますが、ホント、残念だったなぁ。
このように人は違う生き物と会話が出来たらなという願いを常に抱き続ける生き物ではないか、と私はよく考えます。
猿荻レオンさんの作品はまさにこの願いを描く作品でした。料理をしていて一番気になるのは火加減。
きちんと火は通っているか
食材を生かした火の通り方か
美味いと感じる火加減か
私は唐揚げの火加減がわからず、最近はオーブンレンジで「唐揚げ」を作っています。番号を「唐揚げ」に合わせ鉄板に味付けした鶏肉を乗せてセットすれば、機器が適切な火加減で焼き上げてくれるのです。
油処理の必要もなくヘルシーだからと、この方法で唐揚げを作っていますが、本当の理由は油であげるのが怖いからです。だって、表面が美味しそうでも中身が生ってことよくあるじゃないですか。揚げ物をするのは本当に勇気が必要なんですよ。
なにかしらの料理をすること自体、すごいと心を荒ぶらせながら調理をしている私。食材と会話ができれば毎日の料理も楽しくなるのではないかと思ってしまう時は多いです。この作品の主人公のようにしゃべれれば、火加減への迷いは簡単に消えてしまうでしょう。
食材との意思疎通ができる主人公ですが、「人生に・恋に・過去への思いに」悩む姿は普通の人と同じです。もし、これが無敵で町の解決屋さんの立ち位置だったら、ここまで多くのnoterの心を掴まなかったと思います。
優しい人達や妖、食材に囲まれる主人公から力をもらい、今日の夕食はちょっと張り切った内容を作ってみようかしら。そう思える勇気をもらえる小説です。
