複数人から婚約解消されたことがある私の話 【婚活10年武者修行!】
すみません、投稿タイトル間違えました。全然武者修行じゃないです。
あれは武者修行なんかではなく言うならば...と気の利いた比喩を書きたく思いましたが思いつかないので本題へGO。
あ、そうそう。そうです。
複数人から婚約解消されたのです私。すごいでしょ。えへん。いやすごくない。
くっついて離れてまた同じ人とくっついて離れて、じゃないのですよ。たまげたことに。
入れ替わり立ち替わり食らったのですよ。婚約解消。(やっぱりすごいかも!かなしい意味では。)
今でこそこうやってバカなノリで書けていますが、当時はもちろん深い闇に沈みましたよ。
婚約解消を食らうって、場合によっては愛する配偶者との別れと同様に鬱病の原因になるくらいのストレスらしくて。
私もしっかり落ち込みました。
話は変わって。
私のこのnote、妻子に向けてのエンディングノートの側面もあります。実務的なエンディングノートとは別のものとして。
万が一、私が交通事故などで不慮の死を遂げた時に、妻子に読んでもらおうと思っています。気持ちが落ち着いた頃にでも。
「大体わかってたけど、お父さんって確かにこういう人だったね」って、思い出して笑ってくれたらいいな、と。
でも、そうなると婚約解消の話なんか書くとわが子が複雑な心境になるのかな。
「お父さんって、お母さん以外にも婚約者いたんだ.....」と。
いやいやわが子よ。
初交際が初恋の人同士でそのまま結婚・死ぬまで添い遂げて...ってケースも無くはないだろうけど、みんな恋愛くらいは複数回してるものだからさ。
複雑な心境にはならないでね。
お母さんだってお父さんと付き合う前に彼氏いたのだぞ。
(「いやいや恋愛は複数回あって当然でしょうが、婚約解消が複数回は異常では?」という皆さんのツッコミは聞こえないふり。)
そうなのです。私結婚できたのです。
苦節10年。長かった。
そんな私の話です。(やっと本題へ。)
今回の投稿ではさらっと流しますが、私、自分が結婚できる結婚してよいとは思っていませんでした。10代の頃から。
でも、20代終盤になってようやく「今の俺なら結婚を考えても許されるのかな」「結婚したい」と思えるようになりまして。
その時にこの本を読んだのか、その本を読んだからそう思ったのか。
作家橋本治さんの「青空人生相談所」
所有はしていないのでうろ憶えですが
「真面目で『結婚に向いている』という人が世の中にはいます。二人で二人の生活を建設していこうという真面目さが合っている人がいるのです。
その真面目さを大事にすればいい。
恋愛のまねごとをしてうまくいかなくてやっぱり自分は駄目だと卑屈になるのではなく、そういう人はさっさと結婚しなさい。お見合いでも紹介でもなんでもいいんだから」
そんなことが書いてありました。
これだっ!!と思いましたね私。
私はこのタイプなのだと。
で、大手結婚相談サービスに入会しました。
大都会の雑居ビル(の1フロア)に支社があることをつきとめ、わざわざ出向いたのです。
エレベーターのボタン、私が何階を押すのか見られたら「くすくす」って思われるのかなとか正直言えばそういう気持ちもあったと思いますよ。
でもここは結婚一直線ですよ。恥ずかしがってる場合じゃないのですよ。
で、入会。会費結構高め。
(30年前までは行かなくても多分25年以上は前の話なので、実は細部はあまり憶えておりません。すみません。)
この結婚相談サービスでは結婚には至りませんでした。
月数回にわけて「あなたに合うと思います」という女性会員さんのプロフィール書類が郵送で送られてくるのですが、いかんせん数が少ない!
もっと紹介して!!
で、退会しました。
退会の理由をもう少しだけ。
プロフィール書類には会員本人が指定したちっさな白黒写真が載っているのですが、会ってみたら写真と全然違う!という「奇跡の一枚」を選択していた人が続いたこと。
他には、お会いした女性の方が当時の私なんかよりも社会人として断然立派で「私なんかが相手じゃ申し訳ない」と思ったケースも複数。(年収で引け目を感じたとかではなくて、ご自身の仕事に対しての使命感だったり責任感だったりとそういうものが私と違って素晴らしかったという話。)
しかしなんと言っても誰とも交際開始に至らなかった一番の理由は「きゅん」となる相手がいなかったこと。(もちろん『私の好みの問題として』ですが。)
いやいや結婚一直線じゃなかったんかい自分。
だってしょうがないじゃない。恋だってしたかったんだもん俺だってまだまだ。
あとは、サービス会社からの「圧」ですかね。
被害妄想かもしれませんが。
合いそうな会員のプロフィール書類が送られてくるシステムでしたが、どこの誰かもわからない人に自分の連絡先が書かれたものが渡されるのは当時だって誰も歓迎していなかったと思われ、多分、「この人にコンタクト希望を伝えてください」とサービス会社に仲介を依頼するやり方だったはず。
で、仲介の甲斐あってお相手も「連絡先伝えていただいてOKですよ」となった場合に、連絡を取り合って実際に会う約束を取り付けて。会って。
でも交際開始(=休会)になかなか至らずの私。
「何を選り好みしてるんですか?そんなご身分ですか?」という圧をサービス会社の担当者さんから感じ始め。
それで、「このへんが潮時かな」で退会。
ならばと次はネット上の「『結婚前提』の真面目な出会いサイト」に登録。
必須ではありませんでしたが、本人証明、独身証明、住所証明、年収証明。他にもあったかな。プロフィール欄に反映してくれるものは全部提出しました。
提出しまくりました。
今度こそ結婚一直線!
で、入会登録完了したら。
相談サービス会社は月に数名しか紹介してもらえなかったのに、サイトではプロフィール閲覧し放題!女性会員さんうじゃうじゃでそれ見放題!!
ヒャッホー!
はい、でも、これはこれで厳しかったです。
お互いが「カタログショッピング」「ネットショッピング」の感覚になってしまう。「ここがちょっと希望と違うんだよな。やめとこ」という感じで。
逆に、申し込みが殺到するような女性会員さんは特に「もっと良いひとがいるかもしれない症候群」になってしまう。「この人と交際開始してしまうと、もっといい人が現れた時に困る」という心理。
そんなこんなで連絡先交換にたどり着くのも大変な日々。本当に大変な日々。
「なぜここまで相手にされないのだ?(理由はたくさん思いつくけど)」とメンタルを削られる日々。
会えることになって、会ってみても。その上で断られるのも断るのもメンタルを削られました。
メンタルが弱い人は、期間を決めて取り組むか、半分以上あきらめの境地でのんびりやった方が良いと思います。
でも、「結婚したいけど出会いがない。縁がない。でも本当に結婚したい」という方は、やって損はない。絶対やった方がいいと思います。
だって、こんなに好都合な環境はないですよ。
合コンみたいにチームプレーの必要がないし。(合コン参加したことないけど。)
合コンみたいにその後の進展をメンバーから詮索されることもないし。(合コン参加したことないけど。)
職場や趣味のグループだと色々大変なことも多いでしょう。
「身の程知らずの告白しやがって」という冷ややかな目を向けられる恐れもあるでしょうし、断られた断ったの後の気まずさもあるでしょう。
そこいくと出会いのサイト(今ならマッチングアプリというのでしょうか)、ここなら全く後腐れなし。良くも悪くもその場限り。
私にとっては何も問題ない、とてもありがたい環境。
結婚の希望を持っている方なら使わない手はないと思います。
まあ、とてつもなく大変は大変ですけども。
なかなか光が見えないそんな日々でしたが、私は数年に一度のペースで「きゅん」と思えた相手からなんと交際のOKをもらえました。
で、数ヶ月の交際を経て婚約に至り。
めでたしめでたし。
とはならずに婚約解消を複数人から食らったのでした。
お相手のマリッジブルーがすごかったです。
私の職業が前途有望・人生安泰といったものではなく、また、「まあ仮に何があったとしても新しい仕事見っけて生活費くらいは稼いできてくれるだろう」と思ってもらえるほどのバイタリティというか根源的生命力というかそういうものが私という人間にはなく。
お相手を安心させてあげることができなかったのです。
(逆でいうと、私という人間が「あなたに何かあったとしても、あなた一人くらい私が食べさせていってあげるから」とお相手の女性にそう思ってもらえるほどの男ではなかった。そういう間柄にはなれていなかったということです。)
浮気とか暴力とか金遣いの荒さとか、そういう問題は一切なかったですよ。
お相手から婚約解消を希望された私はお相手にこう伝えていました。
「俺はあなたと結婚したい。
でも、あなたが俺と結婚したいのかを決めるのは俺じゃない。それを決められるのはあなただけ。
自分で決めていいよ。自分で決めてください」と。
で、返ってきたファイナルアンサーが「婚約を解消しましょう」だったのでした。複数ケース。
え~っ?!うっそーん?!そうくるかーっ! がびーん!!
一口情報的に「私との婚約を解消した女性陣にはある共通点がありました」というのを書こうかとも思ったのですが、やめます。
調査ではないですが母数が小さすぎて情報としての確かさがない。
その共通点にあてはまる女性でも、マリッジブルーにならずに幸せな結婚に進めた人もいるでしょうから。
私がここで一方的に書くのはおそらく卑怯になる。
そして、私の側の要因、私の人間力が不十分だったことも事実なのです。
ただ、複数回あった婚約解消のうちの一度は、お相手のお父さんが私に対してかなり失礼でした。その時はまだ婚約前でしたが、お宅に呼ばれての初めての顔合わせで相当な失礼を受けました。まあ私も「それは違うのではないですか。私はそうは思いません」と面と向かって言ってしまいましたけども。
.....と、「反論もしましたけどね」の謎アピールをかましてしまいましたが、実は私本人に対してのド直球の失礼発言には何も言い返せませんでした。
笑いながらの「いやいやいやいや」的な言及すらできませんでした。親を馬鹿にされたとかなら言い返せたと思うのですが、自分のこととなると何も言えず…..。(まあそういうもんですよね。)
ちなみにその時の彼女は父親のその非礼を全く認識できていませんでした。もしそれが妻だったら、「お父さん何言ってるの!!」と自身の父に激怒したでしょう。私は妻に対してその確信と信頼を持っています。(でも、そんな妻のご両親が私にそんな失礼をぶつけることは一切ないのです。)
このお父さんの件については、私がその不満を彼女に伝える際にかなり言葉がきつくなってしまいました。「あの言い方はなんだったんだ?!」と。
また、私は憶えていないのですが、お父さん本人がいないところで私がお父さんについてかなりひどいことを言ったらしく、もしその私の発言が事実なら彼女が私を許せないと思ったことも妥当だと思われました。婚約解消の判断も致し方ないと認めるところです。
婚約解消のファイナルアンサーをもらったうちの一回は、翌日が出勤日だったのに一睡もできませんでした。寝る気があるのに眠れなかったのは私の人生でその一回だけです。
こうして私は複数回の婚約解消を食らいました。
私への配慮で伝えられなかっただけで、他にも色々とどの婚約者に対しても自覚なき私の非はあったのでしょう。
婚約解消という彼女たちの選択は完全に尊重しつつも、言われていることは「あなたとの結婚では私はしあわせになれないと思う」という宣告でもあり、「俺には結婚は無理なのかもしれんな.….」と暗い気持ちで生きていくこととなりました。
独り暮らしの部屋で毎晩缶チューハイかっくらって泥酔して寝落ちしていました。録画してあった「深夜食堂」がその頃の私の友でした。
そんな頃に妻と出会いました。婚活サイトの新入会員でした。
私はプロフィールに一目ぼれ。
本人に確認したことはないように思いますが、妻がこの婚活サイトで連絡先を交換したのはおそらく私が最初で唯一。
なんという効率の良さ!
(俺は10年よ10年!!)
完全にあきらめていたら出会えていなかったです。
サイトを退会していたら出会えてなかったです。
「葬送のフリーレン」の師弟コンビ、アイゼンとシュタルクは言っていましたよ。
「戦いってのは最後まで立っていた奴が勝つんだぜ」と。
そんな意味のことを。
婚活は戦いではないですが。
私はへろへろになりながらもギリギリ立ち続けていたのです。キリッ
私は今しあわせです。
あの時にあなた方が婚約解消を決めてくれたおかげで、私は妻と出会えました。わが子と出会えました。人間万事塞翁が馬!
だから本当に嫌味やリベンジ心ではなく書きますが、私との婚約を解消した方々に感謝します。そういう感謝の仕方は変かもしれませんが、本当にありがとう。
しあわせの形は人それぞれですから、あなた方もご自身が「しあわせだな」と思える日々を今過ごされていることを心から祈っています。
そして妻にありがとう。
世の中には離婚の「✖(バツ)」が複数回付いている人がいると思うのですが、結婚したくてもできなかった私からすれば人様の離婚歴は勲章のようにも見えました。
一人ではできない結婚というものを他人との間で何度も成立させたわけですからね。
そういう意味では「人間力」「人間味」の証明でもある。
例え離婚が複数回あっても「安定よりも自由を取る人なのね」くらいの見られ方で済むことも多いのではないでしょうか世間的にも。
そこ行くと「婚約解消されたのが複数回」っていうのはちょっとね。社会的信用がダダ下がりだと思うのです。
「あいつ、プライベートがかなりおかしいんじゃないのか?」というような感じで。
結婚の予定を伝えていた職場などに「駄目になりました」と報告するのは嫌な時間でした。
もちろん、婚約解消直後の絶望感は婚約者との別れでした。結婚の約束までしたのに「もう二度と会うこともないんだろうな.....」という現実。孤独な夜。
結婚がご破算になったことを職場に報告するのはみじめ過ぎるから何とか引き止めたいとか、そんな気持ちはさらさらなかったです。
大事なことはそれぞれの気持ち。それぞれの人生。それが重ならず分岐していくのなら、それはそれで仕方ないこと。
あ、ちょっと真面目トーンの文章を続け過ぎましたね。おならぷ~ぅ。
(そして、さっきはかっこよく書き過ぎた気がします。
「あ~あ、職場の人たちにまた『結婚は駄目になりました』って言わなきゃならないのか俺。たまんねえな~ とほほ~」
そのくらいは普通に思っていたと思います。思ったさ自分の中では。)
お相手がことごとくマリッジブルーになったそんな私の過去を婚約前の妻に伝えたか伝えなかったかは忘れましたが、マリッジブルーにもならずに結婚してくれた妻よ。ありがとう。あなたはすごい!只者じゃねえな!!ただのお間抜けさんだったりして?!
(ダダ下がりだった私の社会的信用も浮上させてくれて、そういう意味では妻は恩人でもあります。恩人恩人!)
わが家、笑いが絶えません。
結婚相手が妻じゃなかったら、わが家はここまで笑いが多い家庭にはなっていなかったと思います。ああ相性の良さよ!妻最高!
そして、となりで「くか~」って寝ているあなたの寝顔を見ると私は今でも毎晩思うのです。「かわいいなあ」と。
そして「俺このひとと結婚できてよかったなあ」「こんな日がこれからもずっと続きますように」と思うのでした。
ここまで読んでくださった方に。ありがとうございました。
しあわせのおすそ分けにはならないかもしれませんが、楽しんでいただけたのであれば幸いです。
はるのこうきち
