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脳が「ぐんにゃり」した瞬間。母国語が理解できなくなった夏の日の話

1カ月で?
脳が覚醒した、人生で一番濃い「英語漬け」体験

夏休みを利用して、生まれて初めてアメリカの大学へ1カ月の短期留学をしたあの日。
私はとても不思議な体験をしました。

あれは、週末のフィールドトリップでのこと。
夢の国、ディズニーランドだったかユニバーサルスタジオだったか……
記憶が少し曖昧なほど夢中で駆け抜けた、忘れられない夏の話です。

園内を歩いていると、館内放送が流れ始めました。

不思議なことに、日本語のアナウンスが流れているのに、私の耳には、それが何語なのか全く入ってこなかったんです。

ただの、意味を持たない「外国語の響き」として流れていく。
そう、脳が完全に英語モードにチューニングされていたんだと思います。

すると、隣にいた日本人の友人たちが
「あ!日本語だ!」
と声を上げました。

その言葉だけは、なぜかすぐに頭に入ってきたんです。(それも、よく考えると不思議な話です)

「え、日本語!?」
そう思い、集中力を研ぎしました次の瞬間。

ぐんにゃり…!

脳みそが、自分の意思で大きく動いたような、不思議な感覚に襲われました。

その直後、先ほどまで理解不能だった日本語のアナウンスが、一瞬で霧が晴れるように「意味」を持って、私の脳へざっぱーーん!とクリアに流れ込んできたんです。

「うわっ、何コレ…!?」
あまりの衝撃に、うまく呼吸ができなくなりました。

そして、さっきまで日本語が全く分からなかった自分にも衝撃を受けました。

あの日の、あのぐんにゃりした感覚。
にゅるん。に少し近いような、ずるりんというか、やっぱり、ぐんにゃり…!かも
一生忘れることはないと思います。
これ、みんなにも起こることなんでしょうか?

なぜ、あの時だったのか。
実はその後、グアテマラに1年ほど滞在していたことがあります。その時は日本語をほぼ封印して、スペイン語にどっぷり浸かる生活を送っていました。
アメリカの10倍以上の時間です。

でも、不思議なことに、そんな感覚になったことは一度もなかったんです。
日本語も、スペイン語も、ずっと常にどちらも頭に入ってきました。

なぜ、たった1カ月の英語環境でこんなことが起きたのか。
おそらく、あれが「人生で初めて」の本格的な英語漬けだったから、ではないでしょうか。

知識としては知っていたけれど、本当に「good morning 」で一日が始まり、「good night 」で眠りにつく。
そんな、母国語以外の言語だけで一日を完結させるという初体験。

ホームステイ先の家族は皆、本当にあたたかくて、優しい人たちでした。
毎日交わした何気ない言葉の数々が、私の脳を柔らかく英語の音と共に解きほぐしてくれていたのかも知れません。

そこで生活する人たちの温度感、自分とは違う考えや文化を、丸ごと受け入れる。
矛盾やダメなところごと、まるっと脳に入れる。
そうして初めて、脳は新しい扉を開いてくれるのかも知れません。

あの日の「ぐんにゃり体験」は、私にとって新しい扉が開いた瞬間の、特別な、最初で最後の体験だったのかも。

みなさんは、(英語に限らず)「脳が動くほどアップデートされた」ような瞬間、経験したことはありますか?

あの不思議な感覚…
皆さんの「脳の扉が開いた瞬間」のエピソード、すごく気になります!

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のぞみんさんの企画『教えて!あなたの夏の思い出』に参加させてもらいました👇

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