2人目は助産院で産みたい。と思った話(後編)まさかの私の心臓と、NICUと。
前編はこちら。
家の近くの助産院で話を聞いて
こちらで産むことを希望しました。
ですが
中期くらいまで妊娠初期から通っていた
クリニックに主に受診していました。
1人目のときにお腹の張りが強くて
ウテメリンを処方されていたのもあり
助産院では内診ができないので。
子宮頸管のことなど不安だったからです。
また、
通っていたクリニックも好きで
完全に助産院で産む!!と
決意できたわけでもなく
少し迷っている。
という気持ちもありました。
助産院のスタッフの方にも
そのことは伝えていますし
(不安だろうから、それでいいよ。と。
後々嘱託医には受診は必要)
クリニックの方にも
助産院で産みたいと思っていることは
伝えていました。
そして、
このクリニックは全妊婦さん
心電図検査が必要でしたので
私もルーティーンの検査ということで受けました。
◯え?心電図検査で引っかかる。
何も深く考えずに受けた心電図検査で
「ちょっと異常がでてるから
ちゃんと循環器内科でみてもらってね」
え?私?
まあ。産婦人科にある心電図やし
古いんじゃない?
(医療従事者らしからぬ見解(笑)
コロナなのにこれ以上
病院行きたくないんやけどなあ。
くらいに考えてました。
そして、ちゃんと循環器内科で再受診。
そしたら
「完全にその波形です」
と言われました。
??
今まで職場の検診も引っかかったことないし
小中高けっこう高負荷な運動もしてきましたけど?
WPW症候群ってやつです。
そりゃ医療従事者やし知ってるけど。
私?
そのへんからちょっとショック受けて
順番が曖昧ですが
そうなると
助産院での出産なんて厳しくなる。
助産院にも伝えた上で
嘱託医の総合病院の
循環器内科も受診しました。
一度も自覚症状が出たことないので
循環器内科の先生の判断を仰いだ上で
嘱託の産婦人科医に
助産院での出産が可能か
判断してもらうためです。
総合病院での結果も同じ。
循環器内科の先生からは
WPW症候群について
「正常の心臓の電気信号回路の他に
寄り道回路みたいなのを持っていて
普段は正常の回路があるから大丈夫なんだけど
寄り道回路の方だけでぐるぐる回りだすと
動悸とか頻脈になる」
「生まれつき持っていて
でも、一度も症状が出ずに
生涯を終える人もいるんだよー。
僕の親戚がそうだわー。」
「出産ってかなり心臓に負担がかかるからね。
ちゃんと心臓の先生がいるところで
産んだほうがいいかな」
との判断。
助産院で産む夢がここで絶たれたわけです。
◯え?クリニックでも産めないの?
助産院で産めないことは
心電図で引っかかった時点である程度覚悟していた私。
ずっと受診していたクリニックに
心臓の検査の結果を伝えると
「うん。助産院で産んでもいいよとは
言ってあげられないな。
そして、ここでも産ませてあげられないんや。
なにかあったときに
心臓のことやとここでは対応できないんや。
ごめんね。
紹介状書くわ。どこがいいかな?
〇〇病院にする?」
!?
え?え?え?
すぐ近くに大きい病院たくさんあるし(京都)
なにかあったらその近くの提携の病院に搬送って
母親学級で言ってたし
一度も自覚症状出たことないのに?
1人目の時なんともなかったのに?
ここで産むこともできないの?
そのころには
クリニックなどでは「大人1人のみ立会可能」
などルールが少し緩まってきてました。
でも、総合病院では立ち会いはまだ禁止されてました。
心の整理もできないまま
大きな総合病院への転院が
33週で決定しました。
と同時に、
立ち会い出産できる可能性も
0%になりました。
◯え?紫色・・・NICUへ。
助産院で産めないどころか
クリニックでも産めない
(豪華なご飯は?産後のアロママッサージは?涙)
立ち会いはもうできない。
怨念もあるけれど
やはり、信頼してる人がいない状態で
あの痛みに耐えるのか…
と思うと不安でたまらない。
1週間は泣き暮らしましたが
もう34週くらい。
1人目36週4日で産まれているので(早産)
もう、そろそろ・・・って可能性もある
(実は自宅で食事、トイレ、お風呂以外安静を
言い渡され。ウテメリンを内服でいけるマックス
飲んで過ごしてました)
メソメソしている間もあまりありませんでした。
そして1人目と同じ36週4日。
高位破水から始まり
(病院に間に合わないことに
私がビビりすぎていたため
陣痛からじゃなくて
時間をかせいでくれたと思われる)
私はモニターと心電図とマスクをつけて
真ん中ちゃんは産まれました。
産んでみたら、
今もあの瞬間は忘れない。
え?紫色・・・
紫色でした。
泣きもしませんでした。
バックマスクで処置されました。
(しゅこーってするやつ)
小児科の先生がすぐとんできました。
私、理学療法士の資格ともう一つ
呼吸器系の資格を取ってたので
バックマスクの処置までで
ほぼほぼ大丈夫。
って知っていたので
赤ちゃんを冷静に見れてましたが
なかなかの取り乱し案件やと思います。
処置は秒単位で次どうするか決まってて
それを全部母親の前でしなくてはならないことも知っていたので
「なにかあったら、その処置が適切だったか
見ているのは母親である私しかいない」
と、産んですぐでしたが
じーっと見ていました。
コロナで立ち会いができなかったので
この子の身内は私だけですから。
(後々、担当の助産師さんには
「まずい。お母さんは大丈夫か!?
・・・あれ?思ったより冷静・・・」
って思われてたらしい(笑)
後々話して、そうだったんですねー!!と言われた。)
色々処置してもらって
色はピンク色に。
小さいけれど、
やっと泣いてくれました。
小児科の先生の判断で
NICUに入院することになりました。
お恥ずかしながら
「NICUがあって安心」
ってほとんど考えなかったんです。
意図せず、ほんとは嫌だけど
転院になった。
って思ってました。
私のために総合病院に転院したはずなのに
赤ちゃんのほうがNICUに入ったのです。
◯後日、私の方の心臓は?
出産後、数時間は心電図モニターつけてた私ですが。
循環器の先生の判断ですぐ取ることを許されました。
NICUに入院して
さらにコロナで面会時間が短くなっていたため
「私の赤ちゃんはどこいったん?」
って探し回る夢とかみてメンタル崩れましたが
無事に、4泊5日のNICU入院で退院することができました。
体重はお腹にいるときから大きめと言われていて
体重があればいいんじゃない?
なんて知識なしの私は思っていましたが
(産まれてみたら3024gでした)
予定日より早まれば早まるほど
体重があっても
外の世界についていけない。
身体の機能が未熟なんだそうです。
私の方は、出産後、数カ月後に
もう一度循環器内科でフォロー受診しました。
そしたら
「全くの正常波形。
もしなにか自覚症状がでたら
また受診して〜。
寄り道回路の方手術して焼き切るから」
先生、そんな人の心臓を簡単に
卵焼き焼くくらいに言わないでーと思いながら
「結局、正常なんですか?異常なんですか?
職場の検診とかに書かないといけなくなると
ややこしいんで・・・」
と聞いてみたら
「心電図は身体に電気を通して検査するから
どうしてもお腹に赤ちゃん、羊水があると
異常波形が出やすい。
寄り道回路を持っていることは間違いないけれど
「正常」でいいよ」
と言われました。
結局、「正常」だったんです。
◯この経験から思うこと
この話は、助産院で産むことが危険。という話では毛頭ないです。
助産院での出産はしっかりガイドラインがありますし
スタッフの方も、お母さんも
出産に向けて全力で準備しておられます。
それに36週4日で産まれているので
最低でもあと3日お腹にいないと
助産院では産めません。
自分を納得させるための
「たら」「れば」の話です。
この経験から思うこと。
この子は、出産時になにかあることを
知っていたんじゃないか?
だから助産院での出産も、
クリニックでの出産も
私の心臓を狂わせてでも
できないようにしたんじゃないか。
もし助産院で出産できて
赤ちゃんだけ搬送なんてことになったら
それこそ私はその先の人生
自分の判断に全部自信をなくしちゃう。
そうならないようにしてくれたんじゃないか。
そして、ありがたいことに赤ちゃんも問題なかった。
大きな総合病院で産まれてみたかったんじゃないか。
どんなに私が抵抗しても
大きな病院で産むことになったんですから。
産まれ方を、自分で決めているんじゃないか。
そう思ったんです。
妊娠・出産は
母親の私がコントロールできるものを超えた
人智を超えたものが働いているな。
そう思った経験でした。
ここまで、長い文章読んでいただいて
ありがとうございました。
