子どもとの時間を大切にしたいのに、うまくできなかった日々/人生の転機⑱
※このシリーズは、私の人生の転機を振り返りながら、「働き方」と「生き方」を見つめ直した記録です。
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▶ 人生の転機シリーズまとめ
忙しい毎日は続いていた。
仕事、家事、育児の繰り返し。
平日は夫も仕事と学校で家にいない。
夜勤明けで帰っても、
家事や買い出し、夜ご飯の準備をしていたら、
あっという間にお迎えの時間になる。
休みの日や夜勤明けの日は、
いつもより早めに迎えに行って、
子どもと一緒に過ごすようにしていた。
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でも、夜勤明けの日は、
眠気と疲れとの戦いだった。
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子どもに迷惑をかけないように。
仕事と学校で疲れている夫にも負担をかけないように。
私なりに、必死だった。
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それでも、
子どもと遊ぶことすら、
つらいと感じる日があった。
普段なら気にならないことにも、
イライラしてしまう。
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イライラして子どもに怒ると、
子どもはしゅんとする。
その姿を見るたびに、
胸が苦しくなった。
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子どもとの時間を大切にしたくて、
一緒に過ごす時間を増やしたのに。
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なのに私は、
疲れて、イライラして、怒ってしまう。
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「ちゃんと向き合いたい」
そう思っているのに、できていない自分がいた。
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家に帰って、子どもと遊んでいても、
気づけばうとうとしてしまうことがあった。
それでも子どもは、
私の心配をよそに、隣でひとり遊びをしていた。
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食事の時間。
「おいしいね」と言いながら、
子どもと一緒にご飯を食べる。
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一緒におもちゃで遊んだり、
子どもが好きなテレビ番組を見たり。
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本当なら、どこの家庭にもあるような、
当たり前の時間。
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でも、私にとっては――
その時間さえ、
ちゃんと向き合えていない気がしていた。
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目の前にいるのに、
心ここにあらずの自分。
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子どもは、ただ一緒にいたいだけなのに。
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なんとも言えない、
情けなさと、申し訳なさが込み上げてきた。
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ある日、
いつものように子どもと過ごしていた時だった。
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疲れが抜けず、余裕もなくて、
些細なことでイライラしてしまった。
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子どもに強い口調で言ってしまったあと、
その場の空気が一瞬で静かになった。
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ふと見ると、
子どもは何も言わずに、しゅんとしていた。
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その姿を見た瞬間、
胸がギュッと苦しくなった。
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「私は、何をしているんだろう」
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子どもとの時間を大切にしたくて、
一緒に過ごす時間を増やしたはずなのに。
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一番大切にしたい存在に、
一番余裕のない自分をぶつけてしまっている。
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その現実に、初めてちゃんと気づいた。
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今の働き方のままで、
本当にいいのかな。
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このままじゃダメだ。
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そう思ったのが、
私の中での大きな転機だった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この出来事をきっかけに、私は少しずつ「働き方」を見直していきます。
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