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兄を亡くしてから50年近く、私はまだ兄を想いながら生きています

大切な人を亡くした悲しみは、
時間が経てば消えるのでしょうか。

東日本大震災から15年。
あの日、大切な人を失った悲しみとともに、今も生きている方が多くいらっしゃると思います。

喪失の痛みは、時間だけでは簡単に消えるものではありません。

私も幼い頃、兄を水難事故で亡くしました。
当時、私は2歳でした。

兄との記憶は、決して多くはありません。

それでも、今でも覚えている場面があります。

自転車の後ろに乗せてほしいと、
小さな私がわがままを言ったことがありました。

兄は少し困った顔をしながらも、
結局、後ろに乗せてくれました。

ほんの短い時間だったと思います。
それでも、そのときの風の感覚や
兄の背中の温もりのようなものが、
今もどこかに残っています。
兄の誕生月である3月になると、
兄が好きだったファーストフードをお供えします。

ほんのささやかなことですが、
そうしていると、兄が少し近くにいるような気がするのです。

姿は見えなくても、
思い出の中では、今も変わらずそこにいる。

そんな感覚に、そっと支えられることがあります。
兄が亡くなってから、
もう50年近くが経ちます。

それでも、
兄が亡くなった年頃の小学生を見ると
ふと記憶がよみがえり、涙が出ることがあります。

長い間、私は

「自分が楽しんではいけないのではないか」

そんな気持ちをどこかで抱えていました。
けれど最近になって、
少しずつ心境が変わってきました。

ふとした瞬間に
心から「楽しい」と感じる時間があったのです。

そのとき初めて、

楽しんでもいいのかもしれない

そう思えるようになりました。
大切な人を亡くした悲しみは、
簡単に消えるものではありません。

けれど、
悲しみを抱えながらでも
人は少しずつ生きていくことができるのかもしれません。
悲しみは消えません。
それでも私は、兄を想いながら今日を生きています。

もし良かったら、あなたの大切な人の思い出も教えてください。

悲しみの形は人それぞれです。
誰かの記憶の中で生き続けている人がいれば、
少しだけ心があたたかくなります。

兄を想い続けてきた時間と、あの日に何があったのか。記憶だけでなく資料も調べ、一つの記録として残しました。

🪷こちらです🪷


大切なお時間を使って、ここまで読んでくださり、
本当にありがとうございました。

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