現代の皮膚炎(アトピーやしつこい汗疱)の正体は、シュウ酸の「じわじわ漏れ」かもしれないという仮説
皆さん、こんにちは!モグです。
前回の記事では、オキサレート・ダンピング(シュウ酸排出反応)による皮膚症状と、通常のアレルギーとの「見極め方」についてお話ししました。↓
今回は、そのさらに一歩先。
私の体調の変化をじっくり観察していく中で行き着いた、「現代人の原因不明の皮膚炎(アトピー、慢性蕁麻疹、しつこい汗疱など)の正体って、実はこれなんじゃないか?」という考察を書いておこうと思います。
結論から言うと、それは「高シュウ酸血症による、体内からのシュウ酸の『じわじわ漏れ』」です。
私の肌が教えてくれた「決定的な違和感」
現在、私は完全肉食(植物毒ゼロ)の生活を続けていて、絶賛オキサレート・ダンピング(体に溜まったシュウ酸の大掃除)の真っ最中です。手の甲に汗疱(かんぽう)が出たり、前腕が痒くなったりしています。
でも、皮膚症状が出るたびに、いつも不思議に思うことがあったんです。
「なんか、今までの蕁麻疹や汗疱、ニキビとは『手応え』が明らかに違うな……?」と。
例えば「汗疱」。
これまでの食生活をしていた頃なら、痒くなって掻くと、すぐに潰れてジュクジュク、グチャグチャと湿潤して、後からカピカピになり、治っても治ってもまたしつこく同じ場所に出てきていました。
ところが、今のダンピングによる汗疱は、猛烈に痒いし見た目も完全に汗疱なのに、なぜかグチャっとならない。 気がつくと跡形もなくスッと消えているんです。
ニキビのようなデトックスおできも同じです。中に硬い核のようなものは感じるし、腫れて痛むのですが、これまた気がつくと勝手に消えています。
前腕の痒みがひどくて、うっかり掻き壊し気味になってしまった時もそうでした。普通なら蕁麻疹を掻き壊したら、その後の肌って色素沈着してシミになったり、黒っぽく残ったりしますよね?
外傷による単なる炎症ならまだしも、慢性的になぜあそこまで黒ずむのか。
でも、今の私の肌は、グチャっとならずに「あー、スッキリした!」と肌が言っているかのように、すぐに治って、むしろ前よりキメが細かくなっているんです。痕も全く残りません。
ここで私は思いました。
「一気に大掃除(デトックス)している今の肌がこうなら、じゃあ、昔のあのグチャグチャして治らなかった、そして黒ずんで残ったしつこい湿疹の正体は何だったんだろう?」と。
「集中大掃除(ダンピング)」と「じわじわ漏れ(高シュウ酸血症)」の決定的な違い
私が今経験している完全肉食によるダンピングは、植物性のシュウ酸の流入を完全に止めたからこそ起きている「集中大掃除(デトックスモード)」です。
体が「今だ!」と全力で組織の結晶を溶かし出し、急ピッチで古い皮膚を剥がして(お風呂で大量の垢が出るのもこれです)、新しい綺麗な肌に作り替えています。
一方で、日常的にシュウ酸(ほうれん草、ナッツ、チョコ、お茶など)を多く食べていて、血中のシュウ酸濃度が常に高い状態(高シュウ酸血症)の人はどうなるでしょうか?
治る暇がない(終わりのない細胞破壊):
体は処理しきれないシュウ酸を、皮膚や筋肉の組織に常に押し込み続けます。それが日常的に内側から「じわじわ」と皮膚の細胞を刺激し、傷つけ続ける。皮膚が新しく再生しようとする端から、また新しいシュウ酸結晶が組織を刺すため、修復が追いつかずにジュクジュク、ガサガサの慢性湿疹(アトピーなど)になってしまうんです。
さらに追い打ちをかける「鉄×シュウ酸」のトラップと「材料不足」
さらに、ここに現代人が陥りがちな「2つの罠」が加わることで、普通の皮膚炎は重症化し、治らなくなります。
罠①:慢性的なミネラル不足による「肌の黒ずみ」
シュウ酸は体内のあらゆるミネラルと結びつく性質(キレート作用)を持っています。現代人に多い慢性的なミネラル不足、特にマグネシウムやカルシウムが足りていない状態でシュウ酸がじわじわ漏れ出ると、シュウ酸は体内の「鉄」と結びついてしまいます(シュウ酸鉄)。
この鉄と結びついたシュウ酸結晶が皮膚組織に沈着することこそが、あの独特な「アトピー特有の肌の黒ずみ」や「湿疹のあとの色素沈着」の大きな原因だと考えられます。いわば、肌の奥で鉄の錆(さび)のようなものが固定化されてしまっている状態です。
今の私のダンピング症状で肌が黒ずまないのは、植物源のシュウ酸が入ってこなくなり、肉食によってミネラルバランスが整った状態で、更に雪塩レモン水やマグネシウム化粧水などでしっかりミネラルを補っているからこそ、純粋にシュウ酸だけを追い出せているからなんです。
罠②:植物食中心による「補修材料の圧倒的不足」
普通の食事(特にヘルシーとされる菜食系や糖質制限など)をしていると、皮膚を修復するための「圧倒的な補修材料不足」に陥ります。
皮膚のベースを作るのは、良質なタンパク質とコレステロール(脂質)です。毎日内側からシュウ酸のガラス破片で肌を傷つけられているのに、それを修復するためのまともな材料(お肉や動物性脂質)が足りていなければ、肌はボロボロのままで再生工事をストップするしかありません。
治らないから、病院に行って「アトピー」や「原因不明」と言われ、ステロイドでゴミ箱の蓋をギューッと閉める。薬をやめれば、材料不足でスカスカの肌の奥から、また鉄と結びついたシュウ酸がじわじわ漏れてきて、黒ずんで再発する。この最悪のループなのかもしれません。
いかがでしたか?
現代の皮膚病で悩む人の何割かは、アレルギーでも体質でもなく、単にこの「日常的なシュウ酸の摂取による終わりのないじわじわ漏れ」×「鉄との結合による黒ずみ」×「肉食不足による材料切れ」が三位一体になった結果なのではないでしょうか。
もし今、肉食や低シュウ酸ダイエットを始めて肌が一時的に荒れて、「肉が合わないのかな?」「アレルギーかな?」と悩んでいる方がいたら、自分の肌の「手応え」をよく観察してみてください。
それは体がグチャグチャに傷つけられているサインですか?
それとも、適切な材料(お肉)を使って、ガラスのゴミを外に押し出し、スッキリ生まれ変わろうとしているサインですか?
体が必死に行っている大掃除のメカニズムが分かれば、一時の痒みも「デトックスが上手くいっている証拠だ!」と嬉しく受け止められるようになります。
誰かの肌の悩みを解決するヒントになれば嬉しいです。
ところで、オキサレートって何?対策法あるの?という方は、ぜひ過去の対策法まとめ記事もあわせてご覧ください↓
では、また!
【科学的背景:なぜシュウ酸と鉄が肌を黒ずませるのか】
シュウ酸が皮膚や組織に及ぼす影響については、以下のメカニズムが指摘されています。
シュウ酸鉄の形成と沈着
シュウ酸は強力なキレート剤であり、体内の鉄イオンと強固に結合して「シュウ酸鉄(Iron Oxalate)」を形成します。これが組織に沈着すると、皮膚の変色や炎症、再生阻害を引き起こす要因となります。
Reference: Knight, J., et al. (2016). "The gut microbiome and kidney stone disease." Nature Reviews Nephrology. (※シュウ酸の金属キレート作用と生体内での影響に関する一般的知見として)
慢性的な炎症とシュウ酸結晶の刺激
組織内に蓄積されたシュウ酸カルシウム結晶は、炎症細胞を誘発し、組織の慢性的な損傷と修復のサイクルを中断させます。これが「治らない湿疹」の物理的要因となり得ます。
Reference: Mulay, S. R., et al. (2013). "Calcium oxalate crystals induce renal inflammation." Journal of the American Society of Nephrology.
タンパク質・脂質欠乏による修復能の低下
皮膚のバリア機能維持と修復には、十分な動物性タンパク質とコレステロール(脂質)が必須です。菜食を中心とした食事でこれらが不足すると、シュウ酸による微細な組織破壊を修復できず、結果として慢性的で黒ずんだ炎症が定着します。
Reference: Institute of Medicine (US) Committee on Dietary Reference Intakes. (2005). "Dietary Reference Intakes for Energy, Carbohydrate, Fiber, Fat, Fatty Acids, Cholesterol, Protein, and Amino Acids."
注釈: 「※論文の内容は腎臓や一般の生化学に焦点を当てたものですが、これを皮膚組織のデトックス理論に適用すると上記のようなロジックが成立します」
