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​過剰な筋肉志向主義は、男性版境界性パーソナリティー障害?


皆さん、こんにちは!モグです。

​現代は空前のフィットネスブームで「筋トレはすべてを解決する」というとってもクールでポジティブなイメージで、ジムに通うことは自己管理ができる有能な人間の証のように扱われています。

​でも、私はちょっと違和感をずーっと感じていて、ある日、Xを眺めていて気付いた事があるので考察していこうと思います。


​人間にとって、本当に自然でタフな肉体とは何なのだろうか。そして、なぜ現代の男性たちは、まるで自らを傷つけるような過剰な筋肉志向へと駆り立てられるのでしょうか?


​ハーランド選手とマサイ族が体現する「野生の機能美」

​対照的なふたつの例。

ひとつ目は、サッカー界の怪物、アーリング・ハーランド。過去記事にも紹介しました↓

彼は、195cm近い巨体を持ちながら、地元の新鮮な牛肉やレバー、心臓などの内臓肉、そしてこだわりの牛乳を大量に消費する「アニマルベース(肉食)」の食事法で知られています。そのフィジカルは圧倒的でありながら、不思議なんですが、どこかまだ「少年っぽさ」やあどけなさを残しているんです。

ハーランド選手の少年時代の監督は、彼は14歳から急に成長し始めた「レイトブルーマー(遅咲き・晩熟型)だった。」とも証言しています。一般的な現代の早熟型は、11〜12歳で急成長し、16歳前後で骨端線が閉じて成長が止まるのを考えると、22歳のクラブチーム加入時でも背が伸びてた証言もあったので、少なくとも14~22歳の8年間も成長期!

この高身長で驚きの速さと身のこなしで、全く怪我しないで後ろから蹴って来た相手が怪我してる謎ショートあったので置いておきますねw↓


​もうひとつは、東アフリカの狩猟民族、マサイ族の戦士たち。彼らもまた、伝統的に主食として牛乳、肉、そして牛の血液という完全なアニマルベースの食生活を送っていますが、彼らの体つきは、ボディビルダーのようなムキ出しの威圧感は一切なく、極めて細身でしなやか。しかし、野生動物と対峙できる圧倒的なバネと、信じられないほどの跳躍力を持っている事で知られます。(注★ 残念ながら現代のマサイは糖質が多く伝統的マサイとは異なります)

​実は植物もゆっくり成長する、または出来る環境にあった個体は、年輪が細かく幾重にも強靭な層が重なり合い密度の高い高級素材の長寿で強い大きな木になります。それと同じ事が肉食だと骨の層で起きているのでは?と感じます。

​古武術の極意:「部分の筋肉」ではなく「関節の連動性」

​この野生の機能美は、日本の伝統的な古武術の世界にも深く通じています。

古武術において、ある程度の筋力鍛錬は当然推奨されるのですが、一番の要は「関節の連動性」です。

​達人たちの身体は、細身な方が多いです。しかし、いざ動くとなれば、すべての関節が完璧に調和して連動する。部分的な「点の筋力」ではなく、全身を一本の巨大なバネにする「線の連携」によって、爆発的な威力を生み出すのが本質なので力に頼ってばかりいると他の稽古をやるように言われるし、そのままやっても上手くならないよ…と私の先生はよく言います。あと身体を壊すよとも。比較的女性陣は元々筋肉に頼らない(頼れない)傾向あるので主に大柄な初心者の男性などはよく言われてます。

​ハーランドのしなやかな加速や、マサイの圧倒的なジャンプ力の秘密は、まさにこの「関節の連動性」が極限まで高まっている状態で、彼らは無意識のうちに、古武術が理想とする最高の身体運用を体現しているために外側の筋肉(ブレーキになる)はあまり発達しないで内側の筋肉(加速用)が発達した結果、一見細身なのです。


​自己愛は「外」を傷つけ、ボーダーは「内」を傷つける

​では、なぜ現代の過剰な筋肉志向の男たちは、この「連動」と「調和」から遠ざかり、自らを痛めつけるような肉体改造に走るのか。ここに、精神医学的な深い歪みが隠されているのではと推測します。

​人間の心理的トラブルにおいて、私はひとつの構造があると考えていて…

「自己愛が強いタイプは、外(他者)に救いを求めて他者を傷つける(ストーカーやモラハラ)。一方で、境界性(ボーダー)のタイプは、刃を内に向けて自分を傷つける」もちろん、混合タイプみたいな難しいケースもあるし、例外もあるはずですが、私はただのど素人なので、一つの仮説としてお読みください。

​ボディビル的な過剰な肉体改造に執着する男性の心理は、まさに後者の「男性版境界性パーソナリティ障害(BPD)」の構造が強いと感じます。

​彼らの根底にあるのは、強烈な自己否定と「そのままの自分では決して認められない」という恐怖、そして圧倒的な虚無感。仕事や人間関係など、自分の思い通りにならない外の世界で強い無力感を抱えたとき、彼らは自分の「肉体」という閉じた世界へ集中します。筋肉は、食事のグラム数、トレーニングの重量、鏡に映る容姿という形で、「努力が100%数値化・視覚化されて裏切らない世界」を提供してくれるからです。

​女性のボーダーがリストカットや過食嘔吐、過剰な整形という形で出すSOSが、現代の男性においては、フィットネスという社会的に「正しい」とされる行為に偽装された「肉体の過激な破壊と変形(自傷行為)」に化けているとしたら?どれだけ巨大になっても脳内の自己イメージは「ダメな自分」のまま。関節や内臓が悲鳴を上げていても、肉体を極限まで追い詰めたときに分泌される脳内麻薬(エンドルフィン)の快感に依存し、自分を痛めつけることを止められないのかもしれません。

​逃げ場のない「35歳の壁」


​一般的に女性の境界性パーソナリティ障害は、脳の成熟やライフステージの変化などによって、35歳前後から寛解(落ち着く)する傾向があると言われています。現代社会では、まだまだ女性は「若さ」「容姿の良さ」が最上の価値とされる傾向が強く、若いとそのプレッシャーは凄まじいのですが、35歳辺りになるとそこから解放されるチャンスがあるからです。

​しかし、男性は少し違います。35歳を過ぎると、社会からは「自立した強さや経済力」という男性への価値へのプレッシャーがさらに強くのしかかるという女性とは真逆。年齢が上がるほどに社会的地位を求められるという現象が発生するからです。


​おわりに

​過剰な筋肉志向主義は、決して単なるストイックさの証明でも、健康の追求でもなく自傷行為なのかもしれません。


いかがでしたか?

Xでたまに筋肉ムキムキで凄い身体してるのに、呟きがとてもネガティブな方とかチラホラいて、なんでだろう?って不思議だったんですよ。筋肉は鬱を治すとか嘘つかない、裏切らないはずでは?ってなってこの考察を書きました。

彼らに共通するのは、十分成果が出ていて、成功しているのに幸せになれていないんですよ。常に自分の「苦しさ」が無いと安心しない。他者を踏み台にして自分を満たす自己愛タイプとは違い、自分を傷つけることで完結させてるタイプが非常に多い気がするんです。

要するに、きちんと努力を継続出来て真面目で実力がある人が陥りやすいんです。だからもし、少しでもこの記事読んで自分かも…って思うなら自分の凄さを自覚して欲しいです。

あなたは努力も継続出来る、成果も出してる、実力もある。決してダメなんかじゃない。なので、トレーニングはそのままで低シュウ酸ダイエットしつつ、サプリやプロテインをお肉や脂、内臓肉に替えたら凄く満たされると思います!もし、良かったら試してみてくださいね♥️↓

では、また!



参考文献および情報源

​本記事で紹介したエピソードや身体データに関する主な情報源は以下の通りです。

​アーリング・ハーランド選手の身長・メディカルチェックについて

マンチェスター・シティFC(Manchester City FC)公式メディアより。2022年6月の移籍加入時に行われた精密身体測定(公式メディカルチェック)において、21歳(22歳直前)時点で身長がさらに約1cm伸びて195.2cmに達していた事実が本人の驚きの声とともに公式ドキュメンタリー映像にて記録・配信されています。

​ハーランド選手の少年時代の成長記録(晩熟型)について

ノルウェー・ブリンFKのユース時代に彼を指導した恩師アルフ・イングヴェ・ベルントセン(Alf Ingve Berntsen)監督のメディアインタビューより。「アーリングは14歳になるまで急激な身体的成長が始まらないレイトブルーマー(晩熟型)だった」という育成時代の詳細な事実に基づいています。

​伝統的マサイ族の食生活と身体能力について

ヴァンダービルト大学医学部のジョージ・V・マン(George V. Mann)博士らによる、伝統的な生活を営むマサイ族の広範な疫学・人類学調査研究("Atherosclerosis in the Maasai" 等)より。彼らが牛乳、肉、牛の血液を中心とした純粋なアニマルベース(肉食)の食事で極めて強靭な骨格と身体能力を維持していた歴史的事実に基づいています。

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